昨日の小泉泉首相「靖国はもう外交カードにならない」発言を受けて、今日の北海道新聞は期待を裏切ることなく過敏な反応で、突っ込みまくってしまいました。まず社説で、「首相は靖国参拝という個人的こだわりによって外交を閉塞(へいそく)させ、国益を損ねている。その責任は重大だ。」って、どの程度国益を損ねているのか伺いたいです。日本と会談せずに損をするのはむしろ中韓と方だと思いますが、どうなんでしょうか。
総合3ページ目「アジア外交孤立深まる」って、まず、アジアって約50ほど国があるのでしょ。「東アジアサミット」もインドネシア 、シンガポール 、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどのASEAN諸国と、他に日本、中国、韓国、プラス国のインド、オーストラリア、ニュージーランドなのでしょ。日本が孤立しているって、中韓だけに嫌われていて「孤立」というのでしょうか?
その横の記事、共同通信「女性天皇、容認75%」で女系天皇容認も71.9%と記していますが、これ、みんな本当に「女性天皇」「女系天皇」を理解してのアンケートなのかとても疑問です。ランダムで電話をかけての約1000人の結果だそうですが、女系天皇が日本歴史に無かった事などは説明していないと思われるのですけどねぇ。
また、ページが違いますが読者の声で、87歳の方が憲法9条護憲論を繰り広げています。
国を守るには憲法9条で十分と信じています。軍隊はいりません。戦争をしないことを今あらためて誓うべきです。私は余生を平和に過ごしたいと願っています。
って、本当にそれでいいんですか。戦争はしなくても、国防はしっかりしてもらいたいと私は願うのですけど。
また、読者の声の横欄「私の新聞評」でも「社説で勇気ある論評を」とありまして、道新に激励を送っていました。こんなに左寄りの記事の数々は、十分「勇気ある」記事ばかりだと思いますよー。
その他にも、30面「発信2005」では
揺れる歴史教育 05教科書採択から見えたもの 戦争観 「愛国」になびく若者
の[上]で、ナショナリズム的な本が売れている分析していまして、明日以降の[下]が楽しみです。
また、「イラク派遣訴訟人申請 高遠さんら採用せず 札幌地裁」自衛隊イラク派遣の違憲訴訟やっていたんですねぇ。ほぉ。
あとあちこちに見出しでは「子供」と漢字表記して記事内では「子ども」としているのは、作為的なものを感じます。
私は新聞を隅々まで読むなんて事は無いのですが、今日の道新は、そんな私を引き付ける記事満載でした。私、釣られてますぅ?