10月 192006
外仕事でなければあまり気づくことない空の様子。春と秋には、増毛上空にも白鳥らしき編隊が通過していきます。
今日見たのはこの一個連帯。南西方向へ飛んでいきました。飛行形態はV字型。私のうすら知識ではこのV字編隊を「雁行」と言ったと記憶しております。「雁」でないけど雁行でよいのかどうか分かりません。
このV字編隊は、力学的に後方の鳥にとって楽な形らしい。しかし先頭は一番しんどくて、疲れた頃合で交代するようです。飛行高度は分かりませんが、南方へまっしぐらだと暑寒別岳が控えており、約1500メートル浮き上がる必要があります。今回の編隊は暑寒別のやや西のコースで、岳をかわすように飛んで行きましたので、さほどの高度はとっていないようです。
夜になってもたまに泣き声が聞こえてくる時があり、少々暗くなっても飛び続けていると思われます。どこで休むのか知りませんが、渡り鳥の本能というのは、人間には計り知れないものを感じます。