薬かけも連係プレイを生かして、無事順次終わって予定通り1日夕方、ミツバチを再度果樹園に搬入しました。
一時保管場所はまだ雪があって、蜜蜂は大人しくしているだろうとおもったら、日射があって非常に活発に出入りしており、結局作業できたのは6時半頃となりました。
トラックや軽トラに積込、夕陽をあびての搬入作業となりました。
昨夕、ミツバチ達は一旦遠いところへ退避させました。
さくらんぼ交配は一週間園地に入りましたが、好天に恵まれ気温も高く推移したため、暑寒沢・黒岩尻共に満開を過ぎ、順調に交配されたと思います。リンゴの花前の散布、さくらんぼ花直後の散布時期ですので、役員会で5月31日・6月1日の両日で、全ての園地で殺菌剤を散布することとしていまして、SSの音があちこちで聞かれます。
私も31日午後から散布いたしました。
【りんご】 3タンク
殺菌剤:アンビルフロアブル 1000倍
【なし】 1タンク
殺菌剤:アグレプト水和剤 2000倍
【さくらんぼ・桃・プルーン・梅】 5タンク
殺菌剤:スミレックス水和剤 1330倍
最近のりんごはどれも「甘さ」を追求して品種改良されています。17-18年前、増毛でも増毛のりんごジュースを造りたいと始めた11件の果樹園グループ「増毛町農産加工組合」では、品種別ジュースではなく多品種のミックスジュースを当時創業した「北王よいち」に依頼。そこから増毛ジュースの歴史が歩み始めました。しかし、品種改良されていくりんご品種界では酸味系がどんどんと少なくなっていきます。そこで何か酸味の利いた品種は無い物かと北王よいちに相談したところ、「E1」があると紹介され、ジュースグループは各10-20本のE1を植えたのです。
しかしほどなくしてジュースの販売量が減少していき、E1の樹が結実を増やす頃には生産過剰となっていきました。「こんなどうにもならないりんごを作っていられない」とジュースメンバーはE1を伐採していきました。私はその代表でしたから、伐採せず(5本はかれましたが)我慢して栽培を続けていました。
E1がブラムリーズシードリングであると知ったのはつい数年前の事です。E1は200年の歴史がある事やその物語があって、ブラムリーファンが多く、また増加中である事もしりました。そして、今年はさらにブレイクして多くの方からお問い合わせを受けるようになりました。
そんなブラムリー、本日収穫いたしました。
幼果期の摘果がきつかったせいか今年は特に大玉となりました。巨大なものは直径15センチくらいのものもあります。
個人向け発送ですと問題ない収穫量ですので、ご注文された方には発送できるかと思います。ただ大きいですけど。
他にも収穫は、りんごではノースクィーン、旭を収穫。先日は津軽も収穫完了しました。
また、プルーンもサンプルーンを収穫しながらもベイラー(写真右)とくらしまプルーン(写真左)も収穫しました。
さくらんぼに、殺菌剤を散布しました。
【さくらんぼ】 5タンク
殺菌剤:インダーフロアブル 5000倍
本日、私の属している第一防除組合のスピードスプレヤーの整備が行われました。
オイルやエレメント交換、グリスアップなどして薬剤散布に備えるのですが、2台ある内の一台(アップル号)の水揚げポンプが故障。内部のゴムの水車(名前知らない)がボロボロ状態で吸水しない状態となっていました。おそらく、昨シーズンの終わりに空回転していたものと思われます。
部品は注文しましたが、いつ到着するかは不明で、それまではチェリー号の一台で回す予定です。ただ、これまで薬剤散布一回目の石灰硫黄合剤は、機械を傷めるとのことでアップル号のみでやっていましたから、ちょっともったいない感じ。
それと、タンクの残量ゲージ(透明のチューブ)が内部の白濁で見えなくなっていましたから、これを交換。残量すっきりです。
参照:昨年の整備は4月13日にしています。
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