5月 312005
 

 フィリピンに旧日本兵が生存しているらしいニュースが入っています。20年前には中国残留孤児の話題が席巻しておりました。
 さて、おとといミツバチを一旦果樹園から搬出しました。夕方6時過ぎでしたが、その時はまだ明るく、蜂は活発に動いておりました。しかし、すべて帰ってくるまで待っているわけにもいかず、さっさと蓋を閉めて巣箱を持ち出したのです。そう、まだ帰ってこないたくさんの蜂をやむなく置き去りにしたのです。残留孤児ならぬ残留孤蜂。
 そもそも帰りの遅い蜂たちは、働き蜂の中でも働き者に違いありません。彼らが帰ってきたときには、すでに帰るべき巣箱はもうそこにありません。蜂達は途惑うばかり。途方に暮れるとは正にこんな事か。昨日になって、こうして残された蜂たちは寄り添うように行動するのでした。近くの木の枝に団子状に寄り添っています。日中は飛び回ったり固まったりと激しく動き回ります。
 こんな状態の時に近づくと危険です。蜂たちはかなり気が立っていて刺しに来ます。家を失った蜂たちは自暴自棄になっているのでしょうか。気の毒ですが、近寄らないでそっとしておくのが常套です。しかし、草刈り等で知らずに近づいて刺された方がおります。写真のKabuken氏は、2カ所刺されたとの事です。
 今日の夕方、第2弾目に到着していた巣箱を再び果樹園内に配置しました。りんごや梨の受粉のためです。さて、この残された蜂たちですが、明日になればどれかの巣箱に入っていくそうです。本来ならば自分の生まれた箱が一番良いのでしょうが、その箱はもう近くにないので、仕方なく他人の巣箱へ入るようです。
 果たして他人の巣箱内で、差別されずにうまくやっていかれるのかは私には分かりません。社会性の高い昆虫ですから、たぶん元気にやっていってくれるでしょう。
 ※写真は今日の日没頃。この時間帯になると蜂たちはかなりおとなしくなっており、こんなに近づいての写真が撮れました。

  2 コメント

  1. 暑寒の山奥に残された旧日本兵の画像かと思いました。
    (^◇^)

  2. 旧日本兵がこのような体格だったら負けなかったろうに。

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