5月 212005
 

 今日は増毛アメダスで最高気温18度を超えました。果樹園に設置しているミツバチの巣箱では、気温上昇と共に、蜂たちの動きも活発になります。
 ミツバチの巣箱内には、数万匹の働き蜂がいますが、卵を産む女王蜂はたったの一匹というのはご存じの事と思います。しかし、巣箱内では、次世代女王蜂候補が育てられています。詳しい生態はこちら参照・・・蜂の雄はなんと涙ぐましい事か・・・・
 それはさておき、女王候補が育つと、巣箱内に複数の女王が存在する事になりますが、気温が高くなると、次世代女王は家を出ます。まぁ、独立するのですが、その際、約半数の働き蜂を引き連れて行きます。これを分蜂(ぶんぽう)と言います。今日、我が果樹園内の設置していた巣箱から分蜂したのを見つけました。
 分蜂した女王蜂は一度近くの木に留まりす。その周りをたくさんの働き蜂が団子状態になって興奮状態となります。このまま放っておくとやがて何処かへ飛んでいってしまいます。そうすると元の巣箱には働き蜂が半減し、採密能力が半減することになります。
 そこで、方法?・・・団子状態の中から女王蜂を見つけて潰す。次期女王を失った働き蜂達はやがて元の巣箱へ戻っていきます。
方法?・・・別の巣箱を用意して、団子状態のまま新しい巣箱へ入れてしまう。そうすると、巣箱が増えることになります。おのおのの巣箱内の働き蜂達は半分ずつとなりますが、総数は変わらないので、採密量も減りません。時間経過すれば、働き蜂達が増え出し、結果蜂の数が増えていきます。このようにして、養蜂家は巣箱を増やしています。
 どちらの方法も、この分蜂直後の団子状態を見逃さないために、暖かい日には見回りが欠かせません。写真は、G氏です。この作業ではいつも3から5カ所ほど刺されるそうです。

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