11月 072005
 

  このブログを読むことの出来る方は、1900年代中後半に生まれていると思います。20世紀でした。子供の頃は、手塚治虫の未来マンガに夢中になったり、映画では、「2001年宇宙の旅」に代表されるように、SF映画に胸を膨らませていた方も多いでしょう。私なんぞは、スタートレックTV版は宇宙大作戦)を楽しみにしていました。日本は高度成長時代で、未来、とりわけ21世紀に明るい希望を抱き、科学技術の発展を疑いませんでした。
 しかし、果樹業界にいたって現実は厳しく、30?20年前から将来の明るさは、その照度を落としています。そんな中でも、りんごの品種改良はなされていきます。おそらく将来に対して熱い希望を抱いて世に送り込まれたこの品種「2001年」と「新世界」。当果樹園では今日、収穫しました。
 「2001年」は、ふじの着色系品種です。当果樹園は有袋・台木はわい性にしています。北海道、とりわけ増毛でのふじ栽培は、どうしても収穫を早めなければならず、他産地より完熟度では不利になります。しかし、その分、貯蔵性があります。
 「新世界」は、ふじとあかぎの交配品種だそうで、こちらは、真っ赤っかになります。丸かじりして、皮の部分を良く味わうと「うっすら苦み」が若干感じます。ビールは苦いのに、やめられない。うーむ、この品種も食べたらやめられないとなるのか!?・・・
 さて、これらの品種名の由来は私には判りませんが、おそらく開発者達の将来へのワクワクするような思いがこの命名となったのだと思います。すでに2001年は過ぎてしまいました。21世紀になって「新しい世界」が訪れたのでしょうか。夢のようだった多くの科学技術は、現実の物となりましたが、相変わらず世界では戦争が起こっていますし、社会不安も広がっている様にも思います。
 「2001年」「新世界」を収穫しながら、そんなことを思っていました。

  4 コメント

  1. 2001年宇宙の旅、良い映画でしたね。続編はアレでしたが…アポロが月に到達した後の1970年代はほんとに2001年には宇宙へ旅行できると思っていたんですものね。
    道新では余市町でリンゴの作付け面積が減っているとのこと。何か良い方法はないのでしょうか。

  2. アポロ月面着陸したのが1969年って、あれ、やっぱりウソかもねぇ。

  3. ちょっと待ってくださいよ。仙北さんまでそんなオカルトを言い出すんですか?NASAが月に設置したレーザー反射装置は世界各国で使われてます。誰が置いて来たんですか?少なくともあの時のアメリカには、時間はないけど湯水のように使える予算があった。今は採算性・将来性がなくてお金がかけられない。そういう時代の違いです。冷戦構造もありましたし。SDI計画はぜんぜんだめだったんですけどね…

  4. そうっかぁ。レーザー反射装置がありましたね。
    私、アポロ13号の本を読んでいまして、あれは事実と信じていますよ。

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