いったいいつ収穫したらよいのか、という訳で今年の覚書として。「ひめんこう」は日面紅、もしかしたら「日緬紅」、つまりはフレミッシュビューティーを今日収穫しました。
9月26日、NHKの取材があり、夕方のニュース全道版に私が出てしまいました。
当初問い合わせがあった時点では、津軽の収穫が始まっているだろうと予想していましたが、なかなか本格化せずまた、他の果樹園でも取材も面倒だろうと思い、私が受けることにしました。
ちょうど松田系つがるが見栄え良かったんでそこでの撮影としました。NHKのMさんも紅いりんごに興奮気味でビデオカメラを回していましたな。
私としてはたくさんなっているりんごをメインに放送してほしかったのですが、編集したNHKでは人物におもむきをおいているようで、りんごの映像はカットされ、放送は約1分ほどで終了でしたな。拙者の顔がアップされまして、恥ずかしい限りでございますが、記録としてブログにもアップしておきます。
さて肝心の収穫ですが、津軽は果肉としては進んでいるものの着色が追いついていない状況で、色づき具合を見ながらの収穫となりそうです。また、今年の津軽は、比較的大きいのがおおく、収穫後の日持ちは例年より短いと思っております。
リンゴの「津軽」などに自然落果するのを遅らせる植物調整剤と、雨続きで明日も雨と言うことでプルーンにも殺菌剤必要かと思い、こちらは殺菌剤を散布しています。
【りんご(つがる、みちのくなど)】 1タンク
落果防止剤:ストッポール液剤 1000倍
【プルーン・桃】 1タンク
殺菌剤:アンビルフロアブル 1000倍
前回から日にちが開きましたが、本日リンゴ梨プルーンに薬剤散布をしました。くしくもシンクイムシ発生注意が普及センターの情報Faxが入って、タイミングは良いみたい。降雨もしばらく無かったんで、前回散布から20日弱開いても病気は大丈夫と思いますが、ダニの発生は注意したいところ。
今日は早朝にサクランボ雨よけハウスのポリ下ろしをしましたので、SS出動したのが8時過ぎ。風が強くなり出し、めげそうになりましたが、強行しました。
対象【りんご・梨】 4.5タンク
殺菌剤:オーソサイド水和剤 800倍
殺虫剤:ダーズバンDF 3000倍
ダニ剤:コロマイト乳剤 1000倍
りんごのみca肥料 スイカル 1000倍
対象【プルーン】 1タンク
殺菌剤:オンリーワン水和剤 2000倍
殺虫剤:ダーズバンDF 3000倍
ダニ剤:マイトコーネフロアブル 1000倍
長く長く続いた雨がようやく上がりました。ずいぶん湿度の高い日が突きました。しこで、雨よけハウス内のサクランボへ防除しました。
【さくらんぼ】3.5タンク
殺菌剤:ロブラール500アクア 1500倍
殺虫剤:ダントツ水和剤 2000倍
枝の切り口や、りんごのフラン病の削り痕に樹の癒合促進のためトップジンMペーストを塗布します。
(フジモリ果樹園参照2/4、4/9エントリ)
この薬剤は木工用ボンドと同じ様なものなのです。大瓶1kg入れを買うと、ハケが付いてきます。ところがこのハケは毛足が長くて粘度の高いペーストでは、たくさん薬剤を付けないと塗れないし、伸びも悪いのです。メーカーとしてはたくさん塗って貰った方が良いのでしょうけど。
そこで、使い古しの歯ブラシを使う人が多いのです。しかし、歯ブラシは今度は毛が硬くて薬が伸び過ぎ、効能が疑わしい場合もあります。
数年前から我が家で使っているのは、絵筆でございます。太めの絵筆は、さすが粘度のある絵の具用に作ってあって、毛の硬さもちょうど良く塗布の際、適度な厚さで塗ることができます。
また、普段写真の様に「筆刺し」またはコーヒーの空き缶でも良いのですけど、これに刺していれば毛先の乾燥も防ぎ、次の日に使っても毛先が硬くならずにすぐに使えます。
このネタはずーと前から暖めていたため、写真ではバックの雪がたくさんありますが、今は大部分の圃場で融雪がすすんでいます。