5月 082012
 

ミツバチ導入が13日予定となり、増毛町果樹協会は3日の役員会で、リンゴ・サクランボなどの薬剤散布は12日まで(有機リン剤加用は10日まで)終らせるようにと決め、翌日各果樹園に農協を通してFAXしました。
しかしサクランボの花は進み、リンゴも散布時期ステージとなっています。私は明日か明後日に散布しようかと思っておりましたが、明日は部落挙げての下水掃除と、午後からと明日は葬儀のお手伝い、また、その後も天気悪そう。で、今日は天気よく風も大変穏やか。SSは一台あいている。
と、言うわけでサクランボだけでもかけておけば、後々気がらくになりゃんす。で午後3時半より散布開始。
殺虫剤のサムコル散布基準はサクランボでは2500倍でリンゴは5000倍。まっ、サクランボでも5000倍でOKであろうとの希望的観測も加味しました。

対象【さくらんぼ】 4タンク
殺菌剤:サンリット水和剤 2000倍
殺虫剤:サムコルフロアブル 5000倍

■■■10日追記■■■
対象【りんご】 2タンク
殺菌剤:ベフラン液剤 1000倍
殺虫剤:サムコルフロアブル 5000倍

対象【なし】 1タンク
殺虫剤:サムコルフロアブル 5000倍

■■■11日追記■■■
対象:プルーン・桃 0.5タンク
殺菌剤:オンリーワンフロアブル 2000倍
殺虫剤:サムコルフロアブル  5000倍

5月 042012
 

4月26日の研修会では雪解けは去年よりも一週間ほど遅く、生育はいつもの平年より6日ぼと遅れの状況でした。ところが5月1日には増毛アメダスで最高気温が27.1℃の夏日を記録。近所の藤原の碑にある山桜が開花しはじめました。5月2日も暖かくなり桜は一気に満開となりました。
昨日5月3日は生ぬるい風で、サクランボや梨の芽も急速に進みました。
本日5月4日は朝から雨です。そして藤原の碑の桜は散り始めました。

先日夕方、果樹協会臨時役員会を招集し、生育について確認すると現在は3日以上早くなっているようです。つまり、数日で生育遅れを取り戻したどころかさらに進んでいる状況で、私自身こんな異常な進捗は始めての経験です。
今年も導入予定のミツバチは、13日に到着予定となっていて、サクランボの開花には間に合いそうもありません。サクランボの結実の心配とあわせ、いつが防除のタイミングなのかなど経験していない年度初めとなりました。

4月 302012
 

本日午後から石灰硫黄合剤を散布しました。
一発目に強めの風が吹き、たなびいた液剤が容赦なくカッパを濡らし、座席に流れていきました。古いゴアテックスなので浸透してきました。まいりました。その後は、風も弱まりましたが、やっぱり合財の散布はしんどい作業でした。
運転中、常に頭の中で、「正真正銘のワイルド~だろう?」とつぶやいていました。

【りんご、プルーン、桃、一部のサクランボ(コルト)】 4タンク
殺菌剤:石灰硫黄合剤 約10倍

4月 282012
 

私も属しております第一防除組合は、本日午後、SS(スピードスプレヤー)の整備をしました。
 春の整備はエンジンオイルの交換や各所のグリースアップ、散布ノズルのチェックなど行いました。
 第一防除組合は2台の川南式SSを所有しております。アップルⅡ号とチェリーⅡ号です。Ⅰ世のチェリー号はずいぶん前に下取りしておりますが、あの機械は長沼の(有)仲野農園にてまだ現役で活躍している模様です。。

4月 052012
 

鹿は鹿害の加害者!仕方ないのか。生か死か。今度鹿をみたらシカトしてやる!3月28日のエントリ
にも書きましたが、普通鹿は枝を途中から切り取るように加害しますが、写真のように皮を食害する場合もあります。お隣のK果樹園も同様に、リンゴの木の皮が大きく食害されていました。フラン病という樹皮が冒される病気はありますが、こちらは健全な樹皮がやられました。まったくひどいものですネ。これ以上鹿は増えて欲しくありませんね。

4月 022012
 

まっ、ずーと剪定しているので特筆することもないのですけど、とりあえず今後話題沸騰?するかもしれないりんご品種「ブラムリーズシードリング」の剪定を始めました。今年は積雪が固くて融雪がなかなか進まず、この圃場は約1メートルの積雪があります。また降雪も多かったので、下枝は雪に埋まり、埋まった枝は雪によってドンドン地面に引き込まれています。この際この下枝は草刈や薬剤散布のときに邪魔なので、切り落とすことにします。

それにしてもこのリンゴ、200年前の偶発実生の品種とあって勢力旺盛です。徒長枝が太いし多いです。徒長気味の3年枝を切るのにチェンソーが必要になるくらい。

ブラムリーは、芽も他の現代品種と比べて大きいし、。なんだか生命力の強さを感じます。

ヤワな現代品種よりも原始に近い野性味あふれる昔昔の品種のブラムリーは、たくましさ、生きる強ささえ感じられ、剪定しているこっちまで元気付けられるような気がしました。

3月 282012
 

3月28日は久しぶりの快晴。カメラを持って剪定に出かけました。
まずは暑寒別岳でございます。上の雪がテカッてきました。頂上あたりの外輪部はセッピになっているのか、影が見えますな。

果樹園では、鹿による枝の食害が目立っています。ここの畑の付近で年末に約20頭ほどの鹿が目撃されていまして、そのご数頭が捕獲されそれ以来鹿は居なくなりましたが、枝や幹の皮を食べられてしまいました。特にリンゴばかりやられています。また、ウチの場合、せっかく収穫が多くなってきたシナノスィートが特に被害が多いのが、ショックです。

飛行機は相変わらず飛んでいます。特に午後から多いのですが、今日は北進する飛行機を数機見かけました。14:25頃通過した飛行機を撮影したところ・・・

垂直尾翼のペイントがはっきり見えておりますし、ずんぐりした機体の特徴から、ルフトハンザ航空の2階建て超大型旅客機A380ではないですか。へぇー、増毛上空をこんな飛行機が飛んでいくなんてね。フランクフルトにでも行くのかな?なんだかソーセージ食べたくなりましたなぁ。

飛行機ばかりでなくトンビもよく目撃するようになりました。山際の畑だったんで普段果樹園では見かけない、ノスリも目撃。ノスリはトンビと違っていつまでも同じ場所で旋回しなくて、すぐに移動し動きも速い。とっさにオートでシャッター切りましたので、写真がブレてますが、一応ご紹介します。

1月 102012
 

留萌にも赴任していた小坂さんの記事が今日の農業新聞に載っていましたので、覚書としてアップしておきます。
北海道の果樹、今年こそ天候に恵まれたいものです。

12月 032011
 

神奈川のSさんから、2日のブラムリーファンクラブのオフ会で出されるドイツ菓子が送られてきました。あのE1がこんなにおしゃれになって帰ってきました。
 お作りになったのは、ドイツで修行して藤沢にお店を構えるaus Liebe(アウスリーベ)。同梱のパンフレットには美味しそうなドイツ菓子がたくさん載っていました。
 サクサクのビスケット地に囲まれアーモンドが敷き詰められた内部にはブラムリーがふんだんに入っていました。コレは手間がかかっている!と直感しましたネ。食べてみますと、アーモンドの香りの後、ブラムリーの強い酸味が口内を刺激しますが、砂糖やバターが食味を引き立たせ、濃厚な味わいにしてサッパリとした後口。
 ちょっとづつ食べたつもりが、一人で1/4ほど食っちゃいました。
 オフ会にはいろいろなお菓子が出されていたようで、コチラとかコチラ、出席されたからのブログ記事コチラ。盛り上がっていた様子が伝わってきます。このよな形で集い、語られているなんて生産する我々もそうですが、果物にとっても幸せなことでありますなぁ。
 わざわざ贈ってくださったSさん、ありがとうございました。 

11月 182011
 

積雪が多くなりましたので、電牧柵の電線を回収しました。この電牧は延長約2キロで、暑寒沢の奥の果樹園までつながっています。電牧の機械は16日に外しているので、等果樹園の該当する部分の電線を撤去したしだいです。

11月 162011
 

 春の開花時にお世話になったミツバチ達が本日トラックに積み込まれ、鹿児島県南九州市に向けて出発しました。
 今年も開花期はあまり条件は良く無かったですけれど、結果的に受粉交配はまずまずの成り具合だったのは、やはりミツバチの活躍のお陰であります。そのミツバチ達は増毛での今年のお役を終了し、薩摩の花を求めて旅たちました。
 今朝は、昨日の初雪からさらに雪が積もり、巣箱を置いていた場所では15センチほどの雪で、除雪作業から行いました。ミツバチの旅たちで、こんなに雪があるのは初めてです。
 巣箱はバイトに行っていない青年部員にお手伝いいただき、大型トラックに積み込みされています。気温が低いためミツバチ達はおとなしく、巣箱から羽音はしていませんでしたが、網の部分にはたくさんのミツバチが見えておりました。来年の春にまた再会できる日まで蜂屋さん共々しばしのお別れでございます。

さて、積み込み終わって帰ってみると、ウチの前の永寿川にはカモの姿がありました。いつもはすぐに逃げてしまうんですけれど、写真撮り終わるまで近くに居てくれたので、パチリしてみました。

11月 062011
 

 フランスで修行経験のあるホテル務めで小樽在住の同級生のシェフがいるのですが、先日何年かぶりにTELがあって、「ブラムリーって言う酸味の強烈なりんごがあるぞー!お菓子に最高なんだよ」と見本を送ったところ、パイになって返ってきました。

 ブラムリー入りのパイは、酸味が効いて大人の味~でした。また、ブラムリーで作った砂糖控えめのコンフィチュールの瓶詰めの方も、さっぱりした味でやみつきになりそうでございます。パンやお菓子のトッピングによろしいのではないでしょうかね。
 黒いビンはフランスから輸入されたイチゴとチェリーのコンフィチュールだそうで、後ほど味見してみましょうっと。
 ところで、コンフィチュールとジャムとどこが違うのか、ジャポネーゼの私には理解出来ないのでございます。

11月 032011
 

2006年にも書きましたが、品種に関してあれから新しい情報もありませんけど、今年もマルメロが良い香りを漂わせています。
大きい方はカラスに突かれてキズが多く、そのキズから腐れる事もしばしばです。

小さい方のマルメロは産毛がしっかりしていて、でもやや脂上がりしているようで、触るとつるっとします。

マイナー作物を大々的にHPに載せるのもなんなんですが、ご来園の折には是非香りを嗅いでみてください。

さてりんごは、赤いハックナイン、ジョナゴールド、北斗など収穫中です。

10月 292011
 

収穫の秋は食べ頃品種が揃う秋。直売場には数多くの種類が並んでいますが、これから収穫される品種もあります。
当果樹園で発見して増殖したハックナインの枝変わり。ベタだけど鮮やかに赤くなるハックナインです。
11月に入ったらハックナイン・北斗・ジョンゴールド・きたろう・ふじなど収穫して行きます。

10月 062011
 

 
一昨日は美鈴つがるをようやく本格収穫し、昨日はウチの通称「紅つがる」である松田系づかるを収穫しました。つがるは減少傾向のため、収量は4はレットほど。選果する余裕がないのでとりあえず冷蔵庫に保管しています。
 2日に初冠雪となった暑寒別岳は今朝、コントラストよく奇麗に見えていました。初冠雪で山の大部分が一気に白くなるのは珍しいのではないかと思います。
 さて、洋梨の最終ランナーは新しい品種「バラード」。去年はカラスにほとんどを食われてしまっていましたが、今年はカラス害も少なく6コンテナほど収穫できました。果皮が弱いためかサビだらけにゴツゴツした果形。「みったくなし」の代表かも知れませんが、追熟すると大変おいしい梨です。洋梨は言うまでもなく「追熟」する必要がありますが、これから寒くなりますので、常温保管では追熟出来ない可能性もあります。なんとか工夫して追熟させたいとっています。

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