今日、農協へサクランボを初出荷しました。農協では数日前から受け付けていますが、3日前の集荷は僅かに50枚(主に500g6パック入れ)、一昨日は約100、今日にいたっては数百枚のサクランボが農協に集まりました。
農協では、今のところ帯広、北見、旭川などの市場に入れております。農協集荷場のサクランボの山を見ると、いよいよサクランボが本格化した実感が沸いてきます。
今日午後から毎月のように行っている増毛町果樹協会の現地研修会が会館で開かれました。
普及員Kサンからこれまでの果実経緯の説明を受けました。5月は平年を下回る気温が続いたため果樹の生育は遅れ気味でしたが、6月は高温に推移しりんごの果実肥大は平年値まで戻したようです。害虫も高温に誘われて早めに出現し始めたようで注意が必要となりました。
研修会では「増毛町桜桃研究会」合同のさくらんぼ「目慣らし」会も開かれました。山形産サクランボを札幌市場からサンプルを取り寄せ、着色具合などを見ました。
山形産サクランボは、着色先行した出荷のようで、何個か試食しましたが酸味がやや強く、味は増毛産が良いように思いました。
それから、当果樹園では今日、サクランボの初もぎをしました。佐藤錦や名前不明の黒いサクランボを直売しています。
雨よけハウスの被覆は、佐藤錦のある列から優先的にかけています。今日は午後から風がやや強くて、3棟しかかけられませんでした。明日は雨模様なので、ちょと心配です。雨が降るとパイプは滑るので大変危険です。
今年はハウスの作業はヘルメット被って仕事しています。滝川の新店舗Pronoで買ったきました(店舗には2種類ありまして、ネットとは若干違う)。
作業用ヘルメットは、落下物に対処したヤツと、自身が落下した時の衝撃吸収にも対処するタイプがあります。中に発砲スチロールが入っているだけの違いです。当然、保護材入ったヤツを買ってきたわけです。値段は千円ちょっとでした。
ハウスに上がると、アーチのすその出っ張りやパイプに頭をぶつける場合があり、これまでは痛い思いも何度かしました。それが僅か千円程度であの痛みから解消されるのでGOODです。ちょと重いですが、慣れると大丈夫。また、万が一の落下時にも頭を守ってくれるので、「転ばぬ先の杖」ならぬ「落ちない先のヘルメット」ですよ。
6/14エントリしたカラスですけど、親カラスは益々興奮しております。
雨よけハウスの段取りでハウスに上がっていると、カラスが異常に興奮した鳴き声をあげて威嚇してきました。あまりしつこいので、よく見ると子ガラスがハウスのアーチに留まっているではないですか。子ガラスはまだまだ飛ぶのが苦手のようで、4メートルくらいに近づいてもなかなか逃げません。その分、親ガラスが私めがけて襲撃してきます。私の頭上数メートルを擦るように飛び回るんですよね。
デジカメのムービーモードでその映像を撮ってみました。足場が悪いために画像がずいぶん揺れておりますけど、ハウスパイプから飛び立つのが子ガラスです。親ガラスは執拗に威嚇してきます。数日前に害虫駆除で、ハンター達がカラスを撃っていましたが、このカラス達はご無事だったようです。
そう言えば札幌かどこかでカラスの襲撃のために道路が一時通行止めになったニュースがありましたなぁ。このカラスのけんまくジャー太刀打ち出来ませーん。
4月5日に説明を受けたフタムラ化学株式会社
の新型反射シート「セルオンパール」をサクランボ佐藤錦に敷いてみました。
幅180センチを注文したはずでしたが、敷いてみて気がつきましたら幅は150センチでした。この幅でしたら、2列敷いたとしても、まだずいぶんと地面に隙間ができてしまいます。
また、ここの園は枝が混み合っていて、反射シート敷く前にもっと枝を整理すべきなのですが、まっ、とりあえず敷いてみて、効果がどんなものか見ていきたいと思います。
2004年導入の乗用型草刈り機「草刈り機まさお」君は、最近作業中の「シャーッ」という金属がこすれる音が目立っていました。そこで、今日怪しい所をはずしてみました。実際は写真の上下反対に付いています。
走行用HSTに動力を伝えるVベルトのテンション張りです。手で回してみると、やはりスムーズに回っていなくて、どことなくぎこちない。カバーをはずして見ると水がたまっていました。(こちら写真)
この部品はエンジンの下にあるため、雨などが直にかかることはないのものの、洗車などで少しずつ水が進入したと思われます。ベアリング下部はカバーがあるために水滴が抜けずにたまってベアリングを腐食させていたことが判明しました。
ベアリングのリング状カバーをはずしてグリースをたっぷり付けてみましたが、回復しなかったので二つあるベアリングの片方を交換する事に。幸い北鐘興産に同規格のベアリングがありましたので、早速買ってきて交換しました。再び水の進入に備えて今度はゴムのキャップははずしたまま組んでみました。
もう「シャーッ」という音はしなくなりましたぁ。同様の部品はもう一カ所、回転刃を回すベルトテンションにもやや大きなベアリングが使われており、こちらもゴムキャップがしてありまして、この部品も同じ運命になるのかが心配です。
雨が降らないです。
増毛アメダスデータによると今年の5月の月間降水量は僅かに45ミリ。6月はグラフに載っていませんがこれまで9ミリです。5月6月の小雨は、近年当たり前のようになってきました。
果樹園は、増毛の場合石が多くあるため水はけが良い反面、乾燥しやすい土壌です。その上の小雨ですから果樹園内はカラカラの状態です。放置されているサクランボは、干ばつの為に葉っぱがしおれ気味になってきました。
そこで、あちこちの果樹園では、灌水作業をしています。我が家ではスプリンクラーを出して、灌水作業をしていますが、かれこれ一週間連続の灌水作業で、サクランボ園は二巡目の灌水をしています。
「どうせサクランボ時期にたくさん雨が降るんだべゃ」と思いつつもポンプのエンジンを響かせています。
覚書として。増毛町果樹協会青年部は今夕、暑寒沢の会館及び果樹協会の別苅と朱文別にある看板の下草刈りをしました。
詳しくは、多分アップされるだろうこちら「増毛町果樹協会青年部ブログ」をどうぞ。
ちなみに、このブログの右サイドバーのリンク欄にも青年部ブログをリンクしました。
核果類は一つの花に雌しべが2本出る場合があって、結実すると「双子果」になるらしい。原因は前年の花芽分化時に高温乾燥があると現れやすいそうです。
こちら参照 サクランボ生理障害
日が良く当たる枝に発生しやすく、遮光してあげれば防げるんだって。
こちら参照「オウトウの双子花の発生要因と遮光による発生防止法」
梅など核果類にはたまぁーに双子果が見られるのですけど、そう深刻なものでなく、直売していればむしろ「かわいい」プレゼントとか飾りに使えそうですけどね。