今日の午後から、かねてより購入済みでありますサクランボハウスに設置する、農薬飛散防止フィルムの使い方について、説明会が開かれました。
増毛町果樹協会では、近年始まった残留農薬基準、いわゆるポジティブリストの関係から、サクランボと他(りんご・梨)間の農薬が飛散(ドリフト)して、他の使用してはならない品目への農薬飛散を防ぐために、サクランボの雨よけハウスに取り付けるポリ巻き上げ器具の正しい取り付けや使用法についての説明会を開きました。10名を越える参加者の中、巻き上げ器メーカーによる説明がなされました。
風がふくとフィルムなびいたり、途中のクランプや足場の出っ張ったパイプにフィルムが引っかかるなど、色々細かな問題があるようです。
まぁ、しかし、増毛に限らず全国の果樹園には、梨やりんごの他にも桃とかプラムとか他のマイナー果樹が混植されていたりして、この方法だけでは根本的な解決にならない気がします。当面の方策としては有効かも知れませんが、農薬散布時にいちいちフィルムを上げ下げするのは、自分だけの畑だけならまだしも、隣接する他の園との連携も取らなければならず、暑いの夏のカッパ着た時にする作業を考えると、しんどいものがあります。
そもそも、農薬が例えばりんごにはOKなのにサクランボがダメなどの使用基準は、農薬メーカーが申請した農薬登録によるものであり、商業主義優先したもくろみも絡んでいることから、必ずしも使用制限が食品に対する安全性を第一に登録されていないなどの問題があります。つまり、売れる農薬は登録するが売れないマイナー作物への登録は控える傾向があり、安全性確認よりも登録コストを考慮した登録申請の仕組みも問題かとも思います。
とは言え、ポジティブリストは制度が始まっており、登録上使用してはならない(登録されていない)農薬が作物に残留してはならない事になりましたので、生産者は細心の農薬使用が義務付けられています。
本日午後よりサクランボへ薬剤散布をしました。午後2時頃開始したとたん、枝を揺らす風が吹く。風を追い返すようにがんばって撒きました。
増毛町でも10日ほど降雨が無く、昨日あたりからあちこちで灌水が始まっています。当果樹園でも、一カ所サクランボに昨夕から始めました。スプリンクラーを回しながらスプレヤーで薬剤散布しようと思いましたが、灌水ホースを踏みつけながらの防除はなんだかデリカシーが無いかんじがして、灌水エンジンを一時ストップして、SSを終わらせました。
対象:【さくらんぼ】 6タンク
アグロスリン水和剤 1000倍
ベルクート水和剤 1000倍
(ふじわら畑2タンクにバイカルティー1000倍加用)
りんごの交配の為に果樹園に入れておりましたミツバチ達は、りんごの中心花がほぼ終了したのに伴い今夕、果樹園から運び出されました。
各軽トラに分乗して信砂の奥へ運び出しましたが、我々(私とカブケン)は下ろす場所の聞き違いから、トンデモ無い場所へ下ろしてしまいました。
仲間が誰も来なくて、しかし携帯は両者とも圏外で連絡のしようがない。あまり待っても誰も来ないので、再び積み込みましたら、心配した蜂屋さんが来てくれ、なんとか所定の場所へ下ろす事が出来ました。
しかしねぇ、FORMAですよ。CMに乗せられてハイエンド機にしたものの、肝心の時に圏外なのですから、使えね?っ。信砂の奥は以前持っていたMOVAは通信範囲内だったのに。MOVAでカバーする場所は全てFORMAが使えるようにしてから、あれこれおもしろおかしくCM流せばいいいいべやっ!信砂の奥では全く役立たずのFORMAでした。DOCOMOに不信感を持ちつつ、八つ当たりで閉める!
追記:まぁね、5月29日の花見の帰り酔っぱらって帰宅したら靴がこんな状態だった私なので、オッチョコチョイは今に始まった訳ではない。関係者にはご心配かけたようで申し訳なかったです。
ただ今りんごの花が咲いております。「満開」という言葉がありますが、桜やサクランボはほぼ一斉に咲いて散るので、ほとんどの花が咲いていれば満開とはっきりしています。しかし、りんごの花は一花そうに5から6個の花を持ちます。必ず一つが真ん中で、その花を囲むように4ないし5個の花が取り巻きます。
真ん中の花を中心花といい、周りの花は「側花」といいます。中心花は、一番大きくて一番早く咲きます。残った側花は順々に時間差を開けて咲きます。これはおそらく、霜などの被害を受けた場合のスペアとして側花があるのだと思います。
写真は「2001年ふじ」の今日の様子です。中心花は開花して時間が経っているせいで雄しべがフケていますし、側花は順繰りと咲いてきているのが判ります。
さて、連日の霜注意報が入りました今年の増毛町ですが、ここまで霜らしい霜は降っていません。このままですと、中心花はおろか側花まで全てが着果してしまいそうなので、果樹園では現在摘花の作業中です。中心花の実は、側花の実よりも数段大きく果型も良いので、側花は落としたいところです。
あれっ、今晩も霜注意報が入っていますぅ?。
増毛町果樹協会では毎年「花見」と称して交流会を催しておりますが、今年もりんご開花中の今日、秋香園にて開催されました。
今日はまず学科として、これから行われる国の振興事業の一つで新しい果樹対策として「果樹経営支援・自給安定対策」事業の説明が支庁よりありました。国は、果樹産地の構造改革を早急に進め、担い手の経営安定、競争力のある果樹産地の構築を図ることにより、高品質な国産果実の安定供給を目指すそうです。
私は率直に言って、「机上の対策」との思いを大にしましたが、まっ、しかしこれまでにない、例えば面積あたり定額補助などあって、政策誘導型補助金制度が始まるんだなっ、と思いました。申請や決定までの時間経過とか組織経路が面倒で、小面積でも対象となっていますが補助を当てにせずさっさと自力でやった方が早いのではないかとも思いました。
その説明後、今度はNOSAIによる果樹共済についての説明がありました。増毛町では、果樹共済に加入している人はいないので、勧誘の説明がなされました。
また、普及センターからは、開花からこれまでの気象とりんご・サクランボなど果樹の生育状態についての解説がありました(写真)。
5月に入って天気は多いものの低温の日が多く、また連日の霜注意報などに裏付けされているとおり、5月は平年よりもやや低温で推移しているため、りんごの開花は平年よりも数日の遅れとなっていました。
学科修了後は、例年どおりジンギスカンパーティーとなり、皆々様一ランク高いボリュームで賑やかに語り合いましたとさ。
今朝、増毛の果樹園がNHK総合テレビで全国に生中継され、暑寒別岳を背景にリンゴの花取り作業などが紹介されました。放送は朝7時30分頃にまず北海道向けに放送され、増毛町果樹協会長である山口利幸さんの果樹園内で、親子3代総出で花取り作業中であることなどが約5分間くらい紹介されました。
8時過ぎには全国向け放送となり、数分でしたがりんごの花のアップなど放送されました。
今日は快晴で暑寒別岳がくっきり見えていたし、りんご開花もちょうど良くかなり以前から予定していた放送日にもかかわらずベストタイミングでした。
NHK映像は、スタッフ約10人位と高所車や衛星中継車など用意され、ものものしい装備で放送されましたが、晴天も手伝って大変良い映像を送り出せたのではないかと思います。
本日は増毛町エビまつりが開かれました。昨日は寒さと時折のジリ雨でしたが、今日は朝から晴れましたので、会場は大いに賑わったようです。いつもは私は会場でなにやらやっているのですが、今回は当直売場に付き着っきりでした。
と、いうのもエビまつりに合わせてJR北海道が深川?増毛間にノロッコ号を運行し、さらに今日はJRヘルシーウォーキングを増毛で催したのでした。「えびまつり参加と歴史的建造物 北限果樹園の香り・増毛ウォーク」で、当果樹園直売場前をツアー参加者達が通る事になりました。
増毛町果樹協会では、7月のイベントや果樹園のPRを兼ねて、参加者にコップ一杯のジュースを振る舞う事に決定し、当果樹園直売場で配布しました。
ウォーク全コース約12キロで、当果樹園前はちょうど半分の約6キロ地点。約200名弱の参加者達はちょっとした疲れでのオアシスと思ったのか、ジュースをゴクゴクお飲みになり一応に「おいしい」と言っていただきました。直売場では、同時に貯蔵りんごも販売させていただきましたところ、荷物になるのにも拘わらず、たくさんのりんごを買ってくださるお客様もおりました。
また、留萌地区農協米対策協議会からは南留萌産ななつぼしを使った「おにぎり」も配られることになり、キャンペーンガールもお越しになって、PRいたしました。
この模様は、テレビでも放送される予定とか。31日UHB「エキ☆すた」で紹介されるようです。
そう言えば明日朝、NHKニュースのどこかの場面で増毛の果樹園が生中継されるようで、こちらも乞うご期待です。
今日の増毛は日中どんどん天気が良くなって、夕方には快晴となりました。暑寒別岳が一層くっきりコントラスト良く見えていました。イベント中は、寒くもなく暑くもなく本当にウォーキング日和でした。札幌では朝のうち雨だったらしく、ツアーのキャンセルが数十件あったようですが、キャンセルされた方は全く残念でした。