5月 192007
 

 第2班のミツバチが到着し、朝日が差し込む早朝、荷下ろしをしました。この蜂群は、りんごの開花に合わせて果樹園に入れられる予定ですので、それまでは一時ここでお休みしていただくことになります。
 たくさんある蜂箱の内、2?3箱が、九州から北海道までの長い長い道のりに耐えられず、かなりのダメージを受けていたようで、巣箱内に多くの蜂の死骸が詰まっていました。他の蜂箱は、そりゃー過酷な旅でしたので、被害は大小ありますが、巣箱の入り口を開けた途端に飛び出す蜂がいたりて、比較的元気なようです。
 一方、プルーン(プレジデント)の花が咲きましたよ。 

5月 182007
 

 今日は朝から雨。小雨。日中一時上がるも午後から又も雨でした。こんな日は晴耕雨読と言いたいところですが、読書は一時間ほどで、後はボチボチなにやらやっていました。
 昨日、NHK留萌通信員さんが桃の花の映像を撮って行きました。昨日夕方のニュースになると思っていましたら、ボツにされたようです。しかし、今夕に旭川版での放送になった見たいです。残念ながら私は見逃してしまいましたので、どのように放送されたかは全く不明です。
 桃の花は濃いピンク色で、ほんとに鮮やかでとっても奇麗です。
 さて、増毛でも「桃」は獲れます。増毛町は集団的に果樹園があって、経済活動をしている「果樹産地」として北限と私は認識しています。ですから増毛の桃は、産地として北限の桃であるはずですが、残念ながら「北限の桃」ではありません。
 これまで何度も訴えていますが、しつこく申し上げます。「北限の桃」は、秋田県にあります。登録商標まで取っているようなので、「北限の桃」と簡単に使うことは出来ません。
 北限でも無いのに「北限」を名乗る秋田県の産地。消費者を欺くようなネーミングは許されるべきではありません。
 参照:2004/9/30エントリ「みんな北限が好き」

5月 172007
 

 本日の北海道新聞第一社会面に、養蜂への農薬被害についての記事がデカデカと載りました。14日にには、蜂蜜への甘味料混入のニュース載っていました。その時は養蜂側が加害者の様相でしたが、今回は逆で道新は今回の記事でバランスを取ったのでしょうか。記事の内容からして、この時期と、この大きな紙面を割いてまでのニュースバリューでもないのになぁと私は思いました。
 ミツバチを大量に果樹園内に放園して、花粉の交配を行っている我々増毛果樹園にとっては、見過ごすわけに行きませんので、増毛の状況についてお知らせします。
 増毛町の果樹園にミツバチを導入したのは、約20年くらい前だったと思います。サクランボの開花に合わせてミツバチの巣箱を果樹園に置き、花粉の交配をさせました。それ以降、サクランボはほとんど不作が無く、安定的に収量を確保され、雨よけハウスの設置拡大に伴って、サクランボの作付けも増えてきました。
 しかし、当初は開花前や落花直後の薬剤散布は個人個人がバラバラに行っており、「夕方であればよい」「蜂箱に直接かからなければ良い」などと生産者が勝ってに判断して、サクランボへの殺虫剤散布が行われました。その頃は、ずいぶんと蜂が死ぬに被害が出ました。
 現在では、開花前後の薬剤散布は統一され、殺虫剤は蜂導入2?3日前に終わるようにするとか、蜂放園中は薬剤散布や除草剤散布はしない、サクランボ落花直後(りんご開花直前)は、一旦蜂箱を15キロほど離れた場所に移動してから農薬を殺菌剤に限って散布するなどしております。この意志統一されてからは、目立った蜂への被害はなくなりました。
 増毛町に於いては、養蜂園との関係はまず良好にいっておりますので、道新の記事にあるようなご心配は無用です。

5月 162007
 

 今日は午前中晴天に恵まれました。増毛アメダスデータでは11゜C前後と気温は上がりませんでしたが、日照により体感温度は暖かく、ミツバチは一斉に出動していました。たくさん咲いているサクランボの花は、概ね7?8割開花か満開直前といった感じ。
 5/13エントリに雌しべ霜害?の記事を書きましたが、どうやら例外的に早く咲いた花に見られる現象で、今、盛りに咲いている花は全く問題ありません。霜害もここ数日何度か霜注意報が出されましたが、気温がマイナスになった日はなくて、ここまでは順調に推移しています。
 そんな中、仕事しているとブヨが気になり出しました。ブヨが出て来るくらいでないと花粉交配は望めませんから、ブヨはやっかいでも、サクランボが結実してくれればブヨの煩わしさも我慢できようというものです。
 さて、サクランボの花に目をやりますと、マルハナバチまでもが訪花しておりました。それも数匹が飛んでいましたよ。クマンバチとかダンゴバチとか言っておりましたが、今調べますと「エゾオオマルハナバチ」だとおもいます。
 マルハナバチは、ハウスでの作物用に輸入されたセイヨウマルハナバチが野生化したせいで、在来種の遺伝子が危ぶまれているらしい。今日見たハチは、おそらく昔から居たマルハナバチだと思いますけど、詳細は不明です。
 図体が大きいマルハナバチですが、動きは大変素早くて、シャッター切るタイミングは難しいです。

5月 152007
 

 本日午前、道道暑寒別公園線の通称「りんご回廊」沿いの防風林などの補植をしました。今日は「農地・水・環境保全向上対策」の事業の一環として、松の木を、去年植えて枯れた場所への植え付けしました。今年は新たに道(土木)からの桜苗木の植え付け作業も行い松と桜同時進行で、役員、青年部とで約1.5キロほど距離を植栽しました。
 元々約30?35年くらい前までは、暑寒沢のメイン道路は、こじんまりした桜並木でしたが、相次ぐ道路拡幅などの工事により、桜は伐採されておりました。しかし、再び桜を蘇したいと、約30本の桜を今回は植えました。

5月 132007
 

 本日夕方、ミツバチを果樹園に搬入しました。
 すでにサクランボの花は5分咲きの木もありますから明日あたりから高温に恵まれればミツバチ達は一斉に出動し、サクランボの花粉交配をしてくれるでしょう。
 しかし一方で先ほど荷下ろししながら伺ったのですけど、サクランボの「雌しべ」が欠損している花が目立つらしい。現在咲いている花を数個観察してみますと、ほんとうに雌しべが無くて、解体すると中心部に萎縮しておりました。雄しべはちゃんとしているのですけど。おそらく早い段階で霜など低温にやられたのではないかと思います。被害の程度は、はっきりしていません。これから開花してくる花はどうなのか心配です。雌しべがなければサクランボは当然なりませんからね。
 今回の蜂移動では、刺された被害はありませんでした。今夜は比較的涼しいかったですから。
参照:過去の蜂移動はこちら
 2006年5月16日2005年5月16日

5月 112007
 

 昨日から暑寒沢では薬剤散布が行われ、私は今日、早朝よりやりました。SSが空いたのが6時でした。2タンクは快適に出来たのですが、朝食後の散布は、時折の風に悩まされながらでした。
 風が強めの時は、ちょっと休んでみたりしまして、夕方には風はやむだろうなどの打算は、見事に打ち砕かれ、結局終わりまで、時折の枝を揺らす程の風が吹きました。終わったのは夕方6時でした。
 12時間もブラブラとSSに乗っていると、飽きちゃいます。

【りんご・梨】 4タンク
デランフロアブル 1000倍
トクチオン水和剤 800倍

【サクランボ】 4.5タンク
サンリット水和剤  2000倍
ダイアジノン水和剤 1000倍

【プルーン】 1タンク
ダイアジノン水和剤 1000倍

5月 092007
 

今年もミツバチの第一陣が昨夜増毛に到着し、今朝早く某所にへ荷下ろしをしました。(昨年は5月13日でした)
 荷下ろしをして巣箱の入り口を開けるのですが、燻煙器が間に合わずに煙無しで開口したところ、今朝は比較的暖かかったせいでミツバチは大はしゃぎ。勢いよく巣箱から飛び出し、数名が刺されましたぁ。
 ミツバチ達は一旦長旅の疲れを癒してもらい?、サクランボ防除と開花に合わせて、果樹園に運び入れます。予定は13日夕方です。

5月 082007
 

 サクランボも場所によって咲き始めました。
 写真は、藤原筆吉翁の碑の横のサクランボです。背景には何時も増毛でも早く咲くサクラが写っています。どうやら茂みによる防風のせいなのか、このサクランボも早く咲き出しました。他のサクランボはまだまだです。
 ミツバチは明日13日より放園予定となっています。

5月 082007
 

 数日前より果樹園に堆肥を散布しております。5/55/3エントリの桜はまだ咲いておりまして、右の写真はその奇麗な桜と奇麗でない堆肥との対比でございます。

 次の暑寒別岳映像は、今日の13:41頃シャッターを切ったのでございます。
 暑寒別岳が帽子を被ったような、はたまた天使の帽子のような印象を受けましたので、撮影してみましたが、増毛観光情報局ハイカラ味来人にも、同様の写真が載っていましたぁ。仕事が早いなぁ。と、私とあちらとセンスがダブって同じ感性かとおもうと、この対比はなんだかイヤな感じ。

9日追記:同様の記事が増毛町ボランティアセンターblogにもありましたぁ。

4月 302007
 

 りんごやサクランボの苗木植えをしていますが、なにせ暑寒沢は「石」の多い土壌。当果樹園も例外ではありません。
 まぁ、場所によっては石の無い場所もありますし、粘土地もあります。今回苗木を植えるために掘った穴の中でも、この写真の穴は酷かったです。巨石は無かったのですが、30センチほどの石がゴロゴロ出てきました。うちにはミニパワーショベルがあるので、苦もなく穴は掘れますけど、これだけ石が出ると、埋め戻しの土が不足しますので、どこからか土をもってくる必要がありますし、出て来た石もかたづけなくてはならないので手間。おそらく昔々はこの場所に暑寒川が流れていたのだろうと想像します。
 増毛の果樹園はこのように比較的石が多いため、乾燥に弱いのです。しかし、「水はけ」が良いとの裏返しから、収穫前の排水により「果実の味」が良くなる長所もあります。

4月 272007
 

 本日午後より、暑寒沢会館で今期初の生産者研修会が開かれました。町内の果樹協会員約40名が参加し、今の果樹の具合や今後の予定などが知らされました。
 果樹の生育状況などを説明していただいた農協改良普及員Kさんは、新しく赴任してこられて初の会合説明会となり、少々緊張気味でございました。
 果樹の芽の状況は、小雪でありながら4月の低温が要因してほぼ平年並みの発芽を迎えたようです。まぁ、発芽のタイミングは今後の生育にはそれほど重要ではなく、これからの気温により花時期が前後します。サクランボは5月11日頃から開花する見込みです。
 増毛町果樹協会では、今年も「サクランボまつり」を予定しており、今年も来園入場者にプレゼントを実施する事になりました。

4月 252007
 

 果樹園内に草の緑が少しずつ増えてきて、早春を象徴すべき草花「エゾエンゴサク」が咲き始めました。お隣に黄色い小さなお花も咲いておりました。調べてみますと「キバナノアマナ」と言うらしい。
 今朝の増毛は、生暖かかったしこれからも続々と草花が咲いて来ますなぁ。
 さて、エントリと関係ありませんが、「依存症の独り言」さんの「世界の珍種・日本的リベラルと左翼」を是非読んでおこう!憲法記念日が近づいていますからねっ。道新記者さんも読むべし!

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