来年のサミットが洞爺に決定だそうですが、近隣の果樹園、フジモリ果樹園のブログにサクランボの芽が載っていましたので、私も増毛の状態をアップしておきます。増毛でも平年か若干遅い程度ではないかと思います。
写真撮影はコンパクトカメラで、マクロにズームを効かせて周辺をぼかし、逆光防止のためにストロボ照射で撮りました。ポケットカメラのありったけ性能を駆使して撮りましたぁ。
尚、芽は2、3芽かきをしています。
去年は5月3日でしたけど、今年はSS整備が早かったし畑の剪定枝など片づいているため、本日、今年第一回目の薬剤散布
をしました。
今日は朝から天気が良くて風もほとんどない状態でしたので、勇気とやる気を奮い起こして石灰硫黄合剤を散布しました。仁木の勝浦果樹園では18日に散布したようです。増毛では多分他のSSが動いていないようなので、私が今年の増毛での散布第一号だと思います。
午後から笹の葉が揺れるほど風が強まりました。背中から襲ってくる硫黄の霧は地獄絵さながらですけど、去年も使ったこのサンバイザー型ゴーグルに取り付けたストッキング繊維が、目への進入を防いでくれたので、さほどでもありませんでした。
午後3時頃より無風に近くなりました。寒くもなかったので第一回目の散布はほぼ快適のまま終了しました。最後の一タンクは、マシン油を散布して、SSに潤滑を与えましたぁ。
数日前に突然の電話がありまして、新しく開発した反射シートの説明をしたいとの事で、名古屋のメーカーがわざわざ来町来園するとのことでした。
果樹園ではりんごやサクランボなど着色を良くするため、収穫間際、太陽光を反射する「反射シート」を木の下に敷く場合があります。従来の物はプラスチックフィルムにアルミをフィルム蒸着した素材のもので、全国的に使われています。こちら参照
今回わざわざ名古屋から増毛までいらっしゃったメーカーさんはフタムラ化学株式会社さんです。私一人で聞くのはもったいないので、増毛の果樹園数名に声をかけて、今夕、当直売所二階に集まってもらいました。
これまでの反射シートはピカピカ光っていても、実は20%程度した反射していなくてしかも熱反射であったようで、今回開発したシート「セルオンパール」は表面は白色ながら、可視光線を60%反射する性能で、従来の3倍の反射効率だそうです。事実、段ボール箱の内を黒く塗った中に懐中電灯を照射して従来のシルバーシートや不織布などと比較すると、新製品は一見して明るく反射する様子がわかりました。
新製品は熱の反射ではなくて可視光線の反射であることから、果実を温めることなく、葉っぱの裏面にも反射光を送れるため、光合成が活発になるので、果実の着色に留まらず枝の糖熟にも寄与するらしい。耐久性もあることから買い換え需要が減るので、メーカーとしてはそれがちょっと心配っておっしゃちぁっていました。本来は果樹よりもイチゴや野菜に効果が上がっているとの事でした。
光を白色で反射すると、害虫も寄りにくいと言う良いことづくめだそうです。
説明は理解できましたので、実際の所はどうなのかシーズンになったら是非試したいと思います。
メーカーさんは、明日、余市仁木、壮瞥に寄られて帰るそうで、ずいぶんなハードスケジュールながらも地道なセールスに感心した次第です。
昨夜(27日)、日頃お世話になっている農業改良普及センターのF普及員がこの春に異動となることから、果樹協会が主催する送別会が開かれました。
F普及員は南留萌に赴任して7年になります。生まれは新潟県、大学は青森県、北海道の普及員となってからは、主に南空知の畑作を担当後、南留萌に異動となっておりました。「北へ北へと渡って」とは本人の弁です。
彼は元々タマネギが専門でしたが果樹の分野も担当する事になり、専門外の分野に大変な労力を要した事でしょうが、我々果樹業には細やかで熱心な指導アドバイスを頂きました。本当にありがとうございました。そしてご苦労さまでした。
F普及員は石狩を管轄する異動となり恵庭へ赴任になるとの事で、果樹との関係はこれからも続く事になります。
F普及員の挨拶で、「北へ北へとやって来ましたが、留萌増毛は一番[光]を感じる所でした。海の光、山の光、樹の下の影。出来ればもう一度赴任してきたい」と、極上のお褒めを頂きました。
F普及員には今後とも活躍されることを期待致します。
今日は昼前より雪が降り、一時やんだものの午後から暖かい雪が降ってきました。結晶がいくつも絡み合って綿の固まりのようなボタ雪が一時激しく降りました。服に付くとすぐに融けちゃいまして衣服が濡れましたので、待避。
天候が悪いと言うことで、ジャー今年の農薬防除歴を作ろうと、午後3時前より第一防除組合の農薬会議を急遽やりました。
ポジティブリストの関係で、やむなくドリフトして他の樹種にかかっても問題ないような薬剤の選別とか、値段とか薬効とかもう、複雑すぎで私の頭ではついて行けません。「イエスクリーン」では大まかな防除歴が示されていますので、概ね準じたものとなりました。
午前中、高校野球の開会式の様子をラジオを聴きながら剪定していました。実に堂々と司会や選手宣誓など進められていました。国歌の独唱もすばらしかったですね。
ただですよ、私だけかも知れませんけどね、国歌独唱の方を司会が紹介し、場内が拍手で包まれたその瞬間、ほんの一瞬ですがNHKラジオの音声が無音となったんですよ。
放送には全く影響なく国歌は無事に歌われましたが、この瞬間の無音は、私は人為的に行われたと思っています。NHKはこんな事もありましたので、おそらくなぁと勘ぐってしまいますよ。
増毛の果樹グループの一つに「おうとう研究会」があります。前年までは「おうとう栽培研究会」と称していましたが、会の活動内容が「販売」など多岐に渡るだろうと言うことで、名称から「栽培」を取ってしまいました。
今日、定期総会が暑寒沢会館で開かれました。
会員数は、暑寒沢や他の部落からも合わせ33名で、今日の参加は21名でした。
総会終了後、帯広市場から講師を招いて増毛産サクランボの市場動向などを伺いました。
増毛のサクランボは、それなりに市場評価は受けていますが、なにせ日持ちの悪い果物だけに苦労も多いと言うのが、市のみならず生産者共通の悩みであります。新品種移行や、パッケージの工夫などが課題として挙げられました。
嘘つきは泥棒の始まりと言われますが、今年の増毛の果樹園はウソによる泥棒の被害を受けています。
ウソといっても、鳥の「ウソ」。参照こちら1、こちら2
ウソは冬に渡来して1月から2月頃、梅や桃の芽を好んで食べるのです。ウソにやられた後は、樹幹下の雪の上に芽の食べ殻がおびただしく落ちています。
芽は、花芽が丸くて大きいので、花芽が先にやられますが、今年は飛来数が多かったのかどうか判りませんが、被害が拡大しています。通常は梅の芽が狙われますが、今年は桃もかなりやられているようです。
芽が食べられちゃいますので当然春には芽が出ませんし花も咲くことが出来ません。特に花芽は、葉芽よりも少ないため、今年の梅や桃の花咲く量は少ないと思われます。花が咲かなければ当然実になりませんから、今年の増毛の梅・桃の結実量が少ない事が懸念されます。
ウソの被害は泥棒に遭ったようなもので、正に「ウソは泥棒のはじまり」です。
お空の話題ばかりで申し訳ありませんが、本日も晴天でして、増毛上空を行き交うジェット機は6機を目撃しました。ついでにこの前にも紹介したオオワシも同時に飛来。なんとか偶然にもファインダーに両方収めたのですが、やはり画角が小さいと見えませねぇ。そこで、縮小しない画素の映像(別写真)を追加しておきました。
空ばかり見ていて仕事していないようにお思いのお方もおりましょうが、ちゃんと枝切りしています!
先日、新聞記事で「小平町にオオワシが10羽ほど飛来している」とありました。(この記事を確認のため、新聞を遡りましたが見つけられませんでしたぁ)
増毛でもオオワシやオジロワシの目撃者は何人もいますが、なかなか写真に収められませんでしたが、「ハイカラ味来人」はオジロワシの写真撮影に成功しました。
本日午前、上を見ながら剪定していたところ、すぐ上空を肩の翼と尾が白い大型の鳥が迫って来ました。すかさずカメラをポケットから出して電源をオン。しかし、オオワシはトンビのように同じ所を旋回する事はなく、ドンドンと離れていきます。ズームしてピントを無限大に合わせてファインダーを覗いた時には、ずいぶんと距離が離れてしまいましたぁ。
それでも何とか撮った写真がこれです。ぐんぐんと上昇してやがて黒岩の方向へと飛び去ったのでした。
選挙が終わって、取りかかった我が家の昨年の会計ですが、やっと入力を終えて確定申告書に清書するまでに進捗しました。
ソリマチの「農業簿記7.0」にて入力作業をやって、元帳画面で一応の確認をして「ももいいやっ」と、確定申告に必要な書類をプリント。
このソフトは、申告書を様式に沿って印刷できるため、プリントをそのまま判を押して提出することも出来るし、税務署から送られてくる申告書に数字だけを印刷する事も出来ます。
しかし、私は手書きで清書するようにしています。提出にはプリンターの方が見やすいし務署でもOCRするためパソコンによる書類の方が良いとは思いますが、私は数字の桁など実感できるので、手書きで清書するようにしています。
清書してからさっき気がついたのですが、去年11月に出した車検代の未払いが出てきましたぁ。うーむ・・・
本日午後3時より会館で農業改良普及センターによる農薬使用説明会がありました。
去年はりんごには炭疽病が多く見られましたし、サクランボには収穫後半にショウジョバエの多発がありました。去年の防除薬剤の見直しや新薬剤の紹介がありました。
増毛町の果樹園では、当然ながら地域を挙げて減農薬に取り組んでおり、また、これまた当然ながらポジティブリスト遵守のために薬剤の選定や使用法を練っております。
農薬の品目は殺菌剤・殺虫剤など分かれますが、それぞれに数え切れないほどの薬剤があるのですが、しかし使用には、病害虫ごとに効く効かない又、りんごやサクランボなど樹種ごとに分けられていて複雑になっています。
また、今年から使用不能になった薬剤もあります。どこの産地でもそうですが、りんごや梨がバラバラに混植されている例が多数あります。また、隣接園には違う作物が植えられている場合、農薬使用は慎重に成らざるを得ません。ポジティブリストでは、その作物に使用してはいけない農薬が検出されてはならないからです。当たり前。しかし、直接使用していなくても飛散してかかる場合があり、これもダメなのです。当たり前。
となると、隣接園や混植しても大丈夫なような、どちらにも使用できる農薬をかければ良い事になります。しかし、実際に万能薬は非常に少ないのです。
使用制限が「バラ科」と成っていれば良いのですが、そうなっていないのは登録制度が細分化しているのと、登録までの費用がかかる事が影響しているようです。
消費者には安心安全を届けるのは当然なのですが、その為には、この複雑な農薬使用の組合せを熟考する必要があります。あ、それとコストもね。
現在急ピッチ?で確定申告に備えての農業簿記入力をしています。
ソフトはソリマチ農業簿記バージョン7です。去年までV6でしたが、バーションアップしたとのことでしたので、私も新しくしてみました。V6は、2年の命でしたか。
V6では次々と細かな更新をしていて、ソリマチのHPを度々チェックしていました。
V7は、そんな事はしなくても、メニュー内に更新などのニュースがリンクされていますし、アップデートも簡単にできるようになりました。初期画面が一新されて新鮮に見えますが、帳簿画面などはほとんどと言うか全く変化なく、バージョンアップした実感が沸きません。ただし、プルダウンやカーソル移動とか表示する際の再計算みたいなのは、格段に早くなった気がします。
それにしても毎回思うんですが、この時期に集中して入力しようとするのが間違っていて、簿記の入力なんて普段からコツコツとやっておけばこんなに苦労する事もないのになぁと、何時も反省しながら、作業しています。で、すぐに疲れてネットをすぐに憂国系ブログを巡回して、細かい字を読むのでまた疲れるって繰り返しの毎日を送っています。