増毛町果樹協会は6月5日午後3時より、秋香園で開きました。
普及センチーからこれまでの気象と生育について説明があり、さくらんぼは14日、りんごも10日ほど遅れているようです。リンゴの花が一斉に咲いた感がしましたが、暑寒沢でばらつきがあって、ミツバチの撤収は7日に判断するとなりました。
その後、花時期恒例の懇親会となり、ジンギスカンを囲っての交流を行いました。
昨夕、ミツバチ達は一旦遠いところへ退避させました。
さくらんぼ交配は一週間園地に入りましたが、好天に恵まれ気温も高く推移したため、暑寒沢・黒岩尻共に満開を過ぎ、順調に交配されたと思います。リンゴの花前の散布、さくらんぼ花直後の散布時期ですので、役員会で5月31日・6月1日の両日で、全ての園地で殺菌剤を散布することとしていまして、SSの音があちこちで聞かれます。
私も31日午後から散布いたしました。
【りんご】 3タンク
殺菌剤:アンビルフロアブル 1000倍
【なし】 1タンク
殺菌剤:アグレプト水和剤 2000倍
【さくらんぼ・桃・プルーン・梅】 5タンク
殺菌剤:スミレックス水和剤 1330倍
26日日曜日は気温が20℃を越え、27日は午後からうす曇になるも15℃以上を確保。今日も朝から18℃となっていて、サクランボは佐藤錦や水門が満開となっています。去年、全然出てこなかったミツバチは今年は勢い良く活動しております。樹幹下にいくと羽音がいっぱい聞こえてきますし、さくらんぼの花の香りも漂っています。
なお、一番上の写真は、HBCテレビ北海道NES1で18:43頃の近藤肇さんのお天気コーナーで紹介されました。
23日にさくらんぼ交配ミツバチを入れることが日曜日に正式に決まり、明日22日まで薬剤は散布終えることにしています。本当は昨日かけたかったのですが、SSが開いていなくて、本日になりました。早朝、雷が鳴ってどうなるかと思いましたが、雨は降りませんでした。
しかし風がひっきり無く吹いて、15時頃は15メートル、通常でも風が強くて散布日和ではありませんでした。途中、何度か見合わせながら、何とか散布終了。終わった18時過ぎには皮肉にも風はぴたりと静まりましたネ。
【りんご】2.5タンク
殺菌剤:ベフラン液剤 1000倍
殺虫剤:サムコルフロアブル 5000倍
【梨】 0.5タンク
殺虫剤:サムコルフロアブル 5000倍
【さくらんぼ】 4.5タンク
殺菌剤:サンリット水和剤 2000倍
殺虫剤:サムコルフロアブル 5000倍
【ぶどう】1タンク
殺虫剤:スミチオン水和剤 1000倍
以前から役員会等で何度も打ち合わせしていた全国さくらんぼ大会北海道大会(全国農業協同組合連合会主催)ですが、13日、14日開かれ、全国のさくらんぼ生産者など270名が参加しました。今回は増毛町からも生産者9名と役場JAとで参加してきました。
一日目は、13日午後より札幌市のホテルモントレーエーデルホフで開かれました。
今回は次世代に引き継ぐ産地づくりをメインテーマに、「災害に強いさくらんぼ作り」について、北海道の状況や山形県、山梨県の事例や試験状況などの発表がありました。
また、北海道の事例として不肖私が「増毛町におけるさくらんぼ作り」と題して、大量のミツバチを導入して結実確保している増毛の状況を発表しました。
ここ5年間の開花期の低温傾向や、課題などを披露させていただいています。
2日目の14日は、余市・仁木町に移動し実際の園地視察をしました。まずは余市町土井園では、山形県から10年来剪定講師をして頂いている軽部さんの選定技術を忠実に実践している園地を視察。日光が下枝までしっかり入り込む剪定に、山形県から来られた軽部さんの自称第一弟子さんも、その忠実ぶりにビックリされておりました。
次に、仁木町の関井果樹園では、さくらんぼ結実に圧倒的に大量のマメコバチを導入している園地を視察しました。
写真のようなマメコバチコロニーを何箇所も設置しています。伺うとマメコバチに掛けた経費は今年は多くを更新したため約90万円かけたそうで、通常でも50万円ほどの経費をマメコバチにかけているそうです。
最後は、おそらく日本最大のさくらんぼ園であろう「さくらんぼ山」の山野井さんです。
ここはもう自他共に認める広大や観光さくらんぼ園。経営には従業員の確保など苦労されているようですが、3世代前に入植された物語を話されていましたが、まだまだ開拓スピリットを強く抱いていると感じました。