私と親戚にあたる仙北要さんは、道果樹協会青年部長でもあります。
【5月17日追記】
留萌新聞にもサクランボの記事が載りました。
北海道果樹協会は、2月3日9時半より札幌南区で全道桜桃剪定講習会をひらきました。
地元札幌を始め仁木町などまた普及センター等関係機関も含め約85名が来集しました。増毛町からは私を含め4名が参加しました。
講師はいもつお世話になっている山形の軽部氏。実施したサクランボの樹は去年も講習に使った佐藤錦。
去年も軽部さんが手をかけてあるだけあって、今年の落とす枝は少ないです。
この日の気温は、さほどではありませんでしたが、とにかく風が冷たく、ジーと見ている人には体感温度がドンドン冷えてきました。
定山渓ビューホテルへ移動して昼食後、講義です。「桜桃の結実確保について」など去年のデーターを見ながら、考察しました。
また、中央農試からはりんごやぶどう洋梨の品種特性や新品種の紹介などがありました。
増毛町市街に光ブロードバンドが2年前に整備され、さらに今年は増毛町が整備をすすめ電話54局のエリアにも光通信が可能になります。せっかくの光ブロードバントをもっと町づくりに活かせないかと、増毛町観光協会主催となり本日28日18時より文化センターで、「WiFi利用サービス勉強会」が開かれました。NTT東日本旭川支店長も駆けつけ、せっかくの光通信インフラをより有用に活用してほしいとの挨拶の後、日本コムシス株式会社北海道支店からの係りの方が、WIFIの利用事例などを説明しました。
会場には商工関係者など40名を越える参加者があり、WIFIを設置してイベント等に活用している実例など勉強しました。
私自身は、無線LANはたぶん会場の誰よりも早く導入しているハズなのですが、格安SIMも各社から販売されている中、WIFIは若干の時代遅れの感がしましたね。確かに外国人やWIFIタブレット持ちの人なら、各所にあるスポットは便利でしょう。ですから、飲食店などにWIFIを設置することは観光客へのサービスにつながります。しかし、イベントの時に通り(たとえば400メートルの道路)に同一SSIDでつながる機械を設置するとなると、数百万円がかかるでしょうし、コンテンツ開発は携帯アプリの開発など必要になってくるはずですね。
しかも、必ずしもWIFIである必要性もないなど、やっぱりインフラよりもソフト面のコンテンツが重要になってきています。いかにその地域にあったコンテンツを思いついて開発できるのか、はやり時代はソフト開発が重要となっています。
引き続いて我々が向かったのは、小布施の隣の中野市。ここに長野県のりんご作りのエースと呼ばれる荻原安治氏を訪ねました。山形で修行したメンバーの渋谷さんの先輩に当たる方で、熱心なりんご農家。
昔、長野県のフジは東京の大消費地をめぐって青森県産と競合。そのため長野県では青森産がでるより先に少々早取りをして出荷。当初は有利な価格をとっていた長野県でしたが、食味では劣るイメージがついたそうです。
そこで、荻原さんは「冠雪りんご」のグループをつくり、山が冠雪するまで収穫しないように徹底。つまり完熟してから収穫出荷するように厳格化しました。食味で他の長野県産フジと完全に差別化して、現在では九州の生協ともタイアップして、価格面でも有利に販売できるまでに認知度を上げた方です。
荻原氏は、地域のリーダー格で、これまで「りんごの世界」と題するイベントを企画したりと、りんごに対する情熱は並々ならぬ方でした。なにせ切手にまでなっちゃう方なのです。
今回の訪問では未だに、りんごに対する情熱はさらに高まっているようで、新聞はもとより色々りんご情報を収集し研究されておりました。
ただ、数年前に病気を患い、動くのが多少の不自由さが残っていました。いつまでもリンゴに対する情熱を我々に見せて欲しいなとおもいました。
11月20日、小布施近郊の果樹生産者を訪ねました。まずは酸果桜桃を先進的に栽培している高澤園。高澤さんは、5月札幌で開催された全国サクランボ大会にもお越しくださった方です。しかし今回は、身内の不幸がありお会いできなく、奥様が迎えてくれました。また説明は、酸果桜桃に詳しい長野果樹研究会、「やまさ農園」の関氏がわざわざ長野市から駆けつけてくれて、酸果桜桃についてお話くださりました。
酸果桜桃(サワーチェリー)つまり酸っぱいさくらんぼ。日本では甘いさくらんぼ、甘果桜桃がほとんどであますが、欧米ではジャムなどの加工用サクランボも多く栽培されている。
関さんはいち早く酸果桜桃に注目し、すでに実践生産されている方です。増毛では数年前から数戸に酸果桜桃苗木が僅かながら植えられていて、今後の管理など関さんに伺いました。
甘果桜桃は収穫して一ヶ月で終了してしまいますが、加工に向く酸果桜桃であれば一次加工を施せば通年して、しかも付加価値をつけて販売できるわけであり、果物生産のバラエティーが増える事は今後の一つの方向であると思いました。
また、関さんも高澤さんも日本ピンクレディー協会の役員。日本ではまだまだ知られていない、りんごの新品種「ピンクレディー」。訪問時は収穫を間近に控えておりました。ココでは鳥害が深刻で、樹には網がかけられていました。ピンクレディーはオーストラリアで品種改良されてできた品種。平成9年にNZ(ニュージーランド)を訪れたときには有力品種として注目されていた記憶があります。日本でも関さん方の活動で現在少しずつ増えつつある品種ですね。
関さんと私はお互い初対面なのですが、Twitter上で見かけてはおりました。今回、長野視察でTwitterでつぶやきながら行ったところ、関さんにも見ていただいており、長野市での夕食場所など教えて頂きました。ネット上では何度も交流していながら、対面するのは初めてで、なんだか複雑な出会いとなりました。
ほんと、ネットは距離に関係ないので、時代の進化が実感しますね。