27日夜、増毛町果樹協会では、果樹園へのミツバチ移入搬出を手伝った方々の慰労会を開催しました。集まったのは青年部を中心とする20名で、町内居酒屋忠でおこなわれ、和気あいあいの中、今年も無事に蜂移動した労をねぎらいました。
私、これほど若い人達に注目されたのは初めてです。保健師さんを育てる北海道立衛生学院地域看護学科は、地域保健活動の実際を学習する事などを目的に宿泊交流セミナーを実施。今回、学生達は増毛町の保健衛生の取り組みや増毛町民の生活事情など見聞を広げるためにやって来ました。
で、私は何故かその中で「農家の生活」と言うことで講演を依頼されたのでした。
午後2時半過ぎ、増毛町健康一番館には、学生や関係者約30名が揃っていました。副町長が増毛の紹介をされた後、私の出番となったわけです。
「農家の生活」と言うテーマを無視して、私が話させていただいた内容は、北海道の果樹の概要(産地、歴史、栽培樹種)、増毛の果樹栽培の歴史や特徴、食料が経済活動と連動しているささやかな疑問、果物とお菓子、自然の恵みである農産物を慈しめ、果物は幸せの食べ物、もっと道産農産品を食べようなどで、私にとってあっという間の30分でした。
当然、マシンガンのように語ったのですけれど、聴取していた学生達にどう伝わったかどうか不明でありますが、皆、熱心に耳を傾けていただき有難かったです。
増毛町果樹協会では恒例の「花見」を19日、秋香園で開きました。(去年は5/29)約40名が参加し、まず普及センターによる今年のこれまでの特筆すべき生育状態の説明などがありました。
ココまでの果樹の生育は、4月の高温で平年で11日ほど進んでいいたのが、5月に入っての低温で持ち替えし、りんごは平年より7日早くなっているとの事でした。
その後、恒例のジンギスカン&ビールとなりました。今年は何と云っても5月10日の低温襲来。作柄がまだはっきりしていませんが、花へのダメージが大きかったので、参加した果樹園主たちは皆さえない表情でした。
今日、かねてから目撃証言があった岩尾地区で熊がハンターに射止められました。
去年秋は信砂御料地区で捕獲されました(こちら参照)が、今回は冬眠開けの熊が、岩尾の民家のすぐ近くを歩いているのを目撃されていました。
今日捕らえられた熊は、体重6ー80kg程度のメスで、牙や歯の状態から高齢の熊であるらしいです。年齢の割に体格が小さく、体に故障を持っているのかも知れません。しかし爪はさすがに鋭い
また、牙は少し欠けていました。歯の状態はこちら(グロ注意)
4月11日は初山別でも熊が捕獲され(留萌新聞記事こちら)ており、また道内のあちこちから熊出没のニュースが聞かれる事から、熊の頭数が自然のバランスを崩すくらい増えているのかも知れません。
山桜も咲いていますし、写真は加納さん横の木でございます。去年は5月5日に同程度の開花でした。またまた、絵手紙も頂きましたので添えておきます。
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今年も霜に備えて籾殻を集めてきました。今年は異常に花が早いため、霜の被害がすごく心配されます。米農家から譲ってもらった籾殻は200袋。青年部の労力を借りて運び入れました。
参照:去年は4/29でした
昨日4月21日(月)15時より札幌にて北海道果樹協会総会が開かれました。会議は札幌のおびただしいビルが一望できる北農ビル19階の会議室。
道果樹協会は増毛など各産地にある果樹協会を支部とし、その支部から代議員をもって総会を開催しています。私は増毛の代議員として参加しました。
前年事業報告、収支決算の後、本年度は、全道生産者研修会の開催など良品質生産に向けた指針等「災害に強い園地づくり推進」や、コープ札幌や西友など介して消費者交流、さくらんぼ品評会等販売流通情宣等「産地サポート体制の構築」、青年部への活動協力等「担い手育成活動への支援」、継続的協会存続にむけた「組織体制の見直し」他が今年の事業計画に盛り込まれ、可決しました。
また、役員改選が行われました。道果樹協会の役員は各支部の支部長の互選となっており、これまで8年間の長きを務めた余市町の森氏が降板することになりました。
新役員は、会長:岩見沢の東井氏、副会長は、仁木町の新藤氏(再任)と余市町坂本氏、監事は七飯町の成田氏、増毛町の山口氏、残りの各支部長はそれぞれ理事として選ばれました。
また、青年部長もこのたび替わり、旭川市の山中氏が就任しています。
総会後は地下に居酒屋で懇親会が開かれ、各地の果樹の生育や販売状況など情報交換がなされました。
いつもどこよりも早く咲く、藤原筆吉翁記念地のサクラが咲いていました。まだ一枝だけですけど、やっぱり今年は異常に早いです。
ここ数日暖かく、今日の作業中はモモヒキ脱ぎましたぜ。増毛アメダスデータでは今日の日中の気温は12度から18度となっていて暑かったなぁ。今日の全国のアメダス統計で、例えば12時のランキングに、高温と低温の両方に北海道の地名が載っていましたよ。(写真クリックで拡大)あんまり生育が進むと、サクランボ花時期の霜被害が心配されます。もうちょっとなんとか遅くなりませんかねぇ。
ちなみに、私の観測ですが去年のサクラの開花は、5月3日(お隣さんのそばの樹なので藤原の樹はもっと早い)、一昨年は5月9日(藤原の樹)でした。
ついでに白いエゾエンゴサクと果樹園横に自生していたカタクリの写真をアップしておきます。
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今日の午後から暑寒沢会館に於いて、増毛町果樹協会の研修会が開かれました。まず、普及センターより今年これまでの果樹の生育状況などの説明を受けました。
今年は融雪が平年より8日早い4/13で、3月の気温が高く、さらなこれまで小雨で推移しました。これにより、発芽はサクランボて平年より6日早く、りんごも5-6日早くなりました。この調子でいくと開花はさらに早まりそうです。去年のサクランボ開花始めは平年と同じ5/11ですから、今年は5月に入ってすぐに咲くかも知れません。
サクランボにしてもりんごにしても、花時期になればなるほど、低温に弱くなります。その花時期が早まれば、5月上旬ですと気象的に霜の度合いも増すので、一層心配がつのります。果樹園としては、極度に時期が早まるのはあまり歓迎しません。