10月 222007
 

  今日は農林水産副大臣が来町との事で、なんだか大名行列を彷彿させるくらい、町は大歓迎していたようですが、こちらは反対に招かざる来客がありました。まつやま養蜂園が信砂奥に置いていたミツバチの巣箱が数個、熊による食害を受けたのでした。2007-10-22.jpg
 今年は熊の出没が留萌周辺で相次いでいます。初山別村では、日本最北(だふん)の果樹園に熊が出没してりんごがやられた。7日にはハンターでしとめられ(10月10日留萌新聞)、23日にも初山別村で熊が捕獲されました(23日留萌新聞)。
 留萌市でも高規格道路で自動車が熊に衝突した事故もありました。
 一方、増毛町でも18日市街で熊の目撃情報が警察に寄せられました(10月20日留萌新聞)。しかし、こちらは以後の目撃情報が無く、本当なのか疑いだしている方が多いと思います。
 しかし、このミツバチの箱の被害はれっきとした物的証拠があります。場所は信砂奥のゴミ処理場付近です。道道から20?30メートルのほんとに道路のすぐ脇です。
 熊はまず箱を叩き壊して、中にあるユニット状の巣を引っ張り出して中身を食べちゃうんですね。ミツバチ達は一斉に文字通り蜂起するのでしょうけど、熊はへっちゃらのようです。
 巣箱は無惨な状態となり、生き残っていた蜂達はもはや元気は無く、散らかった巣箱の残骸に身を寄せているだけとなっていました。
 どうやら今年は、夏場の干ばつが影響して山の餌が不足しているようで(※後日訂正:山の餌は豊富にある)、熊の出没が相次いでいるようです。熊の絶対数も増えているのかも知れません。農林水産省のみなさん、もう帰ったかも知れませんけど、この様な実態も把握しておいて下さいね。
2007-10-24(1).jpg
24日追記:24日付け北海道新聞留萌宗谷版に記事が載りました。「増毛町青山」ってのは増毛ゴミ処理場あたりの事です。
 また、農林水産省増毛視察ですけど、HP載っていますので、参考までに・・・・
 農林水産省HP10月22日?みずほの国・防人(さきもり)応援隊?
 もう一つ、農林水産副大臣、今村雅弘ブログ「今村雅弘活動日記:様々な暮らしと文化と歴史が」

後日(26日)エントリ

10月 212007
 

 低気圧の通過に伴って強風が吹きました。午前は強風波浪警報が留萌管内に出たようです。2007-10-21(1).jpg 全道的に強風かと思いきや、アメダス画像を見ると、強風が吹いているのは離島も強いのですけど、14時には増毛が一番強くで17メートルとなっていました。2007-10-21(2).jpg で、増毛アメダスデータをみると、朝から風速は10メートルを超え、日中はコンスタントに15?17メートルの強風が吹いていました。
 増毛のアメダス観測点は高台にあるので、鵜呑みには出来ませんけが、海は相当時化ており11時頃国道を通りましたらハンドルは取られるわ、波の花もときおり吹き飛んで来ました。
 果樹園も風は強くて、反射シートは所々剥がされていたり、りんごが落果しているのも見られます。この強風の中でもカラスは旺盛に活動していて、集団で果樹園のりんごを襲っておりました。2007-10-21(3).jpg風は西よりの風でしたけど、お隣さんの圃場では、こんなにスターキングが落果しておりました。落果にはカラスの突いた跡もありましたので、強風とカラスによる落果ではないかと思います。当果樹園での落果は、「世界一」など落果しましたが、全体的には数パーセントかと思います。傷果は増えるかと思いますけど、深刻度はさほどでもないかと。
 この時期は毎年強風が吹きますが、やっぱり風が吹くと心配になります。

10月 202007
 

 10時頃になって雨がしとしと降り出しましたけど、その時、虹がかかりましたぁ。
2007-10-20.jpg当果樹園から日本海方向を見たところに道道を覆うように奇麗な虹が架かったのですよ。このような低い位置に見える虹も珍しいのではないでしょうかぁ。

10月 182007
 

 本日は比較的暖かかったし天気も良かったのですが、午後、直売場横で雪虫を見ました。2007-10-18.jpg 
 コンパクトカメラじゃーこんな小さくてふぁふぁした虫にピントを当てることは困難でして、はっきり写っていないのですけど、一応アップしてみました。
 雪虫を見ると、♪もういくつ寝ると?初雪っ?ッ・・・字足らず

10月 122007
 

 今日は午後から急速に気温が下がりました。増毛アメダスデータでは16時で8.4度となっていました。小雨もかさなり、鼻水がたらりと出るくらいの低気温となってたんですよ。2007-10-12.jpg
 雨は降ったものの、夕方5時頃には雲が取れたんですね。そしたら、暑寒別岳が冠雪しているではありませんかぁ。留萌測候所のみなさん、観測しましたかぁ?写真は17:01に撮りましたよー。
 ちなみに去年の初冠雪は10月13日
2006年は10月25日
2004年は10月23日、いずれも私が観測した結果ですけど、今年はここ数年では一番早くなっています。

10月 102007
 

 東京オリンピック以来、10月10日は「晴れ」が多い特異日だそうですが、増毛では残念ながら雨でした。2007-10-10.jpg
 しかし、昼から雨は上がって午後2時半頃には暑寒別岳がはっきりくっきり見えていました。写真は永寿川と国道の交差するあたりから撮影しました。
 だんだん寒くなってきましたので、冠雪するのも時間の問題です。

10月 082007
 

 本日10月8日午後4時、増毛町元陣屋にて、増毛町漁組藻場づくり10年周年を記念して講演会が開かれ、内外から約百名が集いました。2007-10-08(1).jpg増毛町の前浜は日本海沿岸各所と同様、磯焼けが進んでおりました。なんとか昔の豊かな前浜を取り戻す施策をと増毛漁組では10年前から海へ合法的に醗酵漁粕の投入を試みていたのでした。2007-10-08(2).jpg
 今日のイベント内容は、まずこれまでの漁組の取り組み報告の後、某鉄鋼会社の藻繁殖に関する研究実績発表。その後、北海道大学の本村泰三氏による「藻類」のお話を伺いました。
 「藻類」は生育段階で配偶体の時、卵子と精子による受精により昆布などの藻類が出来る事などは、私は初めて知りました。地上植物は「高等」と良く言われますが、海洋植物が決して下等ではなく、多様化しているそうです。しかしながら、それらの研究は立ち後れていることから、もっと海洋植物の基礎的研究が進まなければならないと、本村先生は訴えておりました。それらの研究は今後の地球温暖化解決などにも直結するらしです。

2007-10-08(3).jpg さて、今回のイベントでメインは畠山重篤氏の講演です。「森は海の恋人 (文春文庫)」の著者です。彼は気仙沼で牡蠣を養殖する漁師さんです。牡蠣の生育悪化の原因が山にあるのではないかと着目し、20年ほど前から山に植林する活動を始めました。
 北大の松永勝彦さんと出会い山と海の関係が密接であることを確信したわけです。
 山の落ち葉が堆積して腐葉土となりその課程で、土の鉄分がフルボ酸鉄となって雨によって海に流され、その鉄分が海草の生育に欠かせないのです。山や川の開発が進んで、山に広葉樹がなくなり川はダムが造られ海岸は護岸された現代、山からのフルボ酸鉄の供給が途絶えたために磯焼けが進んだらしい事がわかってきました。
 畠山氏は講演で、漁師であっても「化学」を知らなければいけないと訴えていたことが印象的でした。
 私が何故この件に詳しいかと申しますと、施肥事業のパンフ作成に私が携わっていたからです。なにを隠そう、今回のポスターの図案の「蘇る」を思いついたのは私なのでした。山に草や野木が帰って来ると魚が帰ってくる、すなわち浜が「蘇」るのキャッチを考えたのが私なのでした。
 磯焼け解決には「鉄」が切り札となることから、鉄の専門会社もこの研究を進めています。2007-10-08(4).jpg
 今回のイベントはイギリス系のテレビメディア「Green.TV」のスタッフも同行取材しており、もしかしたらネット配信されるかも知れません。
 講演終了後は留萌のホテルに場所を移して、晩餐会と言うか打ち上げが行われ、鉄鋼関係者や漁組関係者を交えて増毛食材でのパーティーが開かれ、それぞれ交流を深められました。

10月 012007
 

 6月8日に紹介しています「藤原の碑」の栃の木の花ですけど、今はその実があちこちに落ちています。2007-10-01(1).jpg
 クルミに似ている厚い皮の中には栗にそっ’くり’な色合いの太った実が姿を見せます。東北方面では、栃餅が名物となっている’土地’もあるそうですが、栃の実はアクが強くて餅にするまでには相当の手間がかかるらしいです。

9月 172007
 

 東京大学名誉教授月尾嘉男氏を塾長とする全国18自然塾が相互の意見交換や親睦を深めるべく、15日16日に全国大会が萌州(留萌管内)にて開かれました。
 私も萌州沿岸塾のメンバーでして、一部ではありますがこのイベントに参加しました。
 15日午後、早入りしたメンバーは当果樹園に来園昼食後、私の果樹談議に付き合わされることになりました。14時過ぎには塾長月尾氏の来園。ブドウやプルーンなど果樹園をご案内しました。2007-09-17(3).jpg
 15日夜には前夜祭「ようこそ留萌へ」を礼受牧場にて開催し、全国から来られた塾生達を歓迎したのでした。
 月尾先生は、テレビラジオで活躍中ですが、今回は雑誌BigTomorrowの記者とカメラマンが同行し、今回の様子を逐一シャッターに収めておりました。BigTomorrowには月尾先生の記事が連載されており、今回のは数ヶ月後の記事になるとの事でした。
 16日はメインイベントである全国大会が小平鰊番屋にて開かれましたが、私は梨の選果で忙しくてでられませんでした。しかし、その後夜に行われた懇親会は出席し、留萌管内の自慢の味を堪能しながら各地の塾生との交流を深めて参りました。

9月 172007
 

2007-09-17(1).jpg 増毛観光局でも紹介されておりますチョロQ「ましけ消防1号」は、当果樹園でも売っています。
 チョロQは、製造で金型を使うんですが、例えばバスなどは流用が利くそうで、その分安く出来るそうです。しかしこのましけ消防1号は、全くのオリジナル金型。つまり、他に二つとない形のチョロQなのです。
 ましけ消防1号のモデルとなっている実物は、昭和初期のもの。現在は資料として増毛消防本部に保存しており、9月30日増毛秋味まつりには会場に展示される予定です。

9月 102007
 

2007-09-10.jpg 本日午前、増毛町農業委員会は増毛町内の農地が適正に使われているのかなどをチェックする「農地パトロール」を行いました。
 3班に分かれて地区を見回り、私は信砂地区の担当となりました。
 土地登録上の農地は農耕して使わなければならず、住宅とか他への転用をする場合は許可が必要となります。
 巡回では数カ所tが雑品置き場となっていたり、なにやら怪しげな構造物が仮設してあるところもありました。
 農地は厳正に農耕に使うことを法律で定められているものの、はやり離農や高齢化による耕作放棄地が目立ちましたし、奇麗に整地されていた田んぼが、ソバや麦畑になっていたりと農地を取り巻く環境が悪化しているのが肌で感じられました。

9月 052007
 

2007-09-05.jpg

 農地・水・保全の事業として主に開水路沿いの草刈を部落総出で行いました。暑寒沢に於いて「開水路」は、ウルグアイラウンド道路(旧吉宮公園?暑寒沢東公園)にあります。この沿道は自動車による往来は少ないのですが、健康を気遣うペデストリアン(徒歩者)には人気のコースです。
 しかし、道路が完成してからこれまで本格的な草刈など行われておらず、雑草やドングイが約2メートルの水路を覆い隠すほどになっていました。そこで環境を良くしようと、農地・水?の事業を重ねてた訳です。
 約1.3キロ?ほどの道は、いざ取りかかると想像以上に長く、過酷な作業となりました。ブラシカッターによる草刈はそれはそれで大変なのですけれど、水路に落ちた草木を上げ出す作業はもう、大変でした。途中から水量が増してきたり、倒れかけて水路をまたがっている樹木はチェンソーで切ったりしました。
 昼までかかった作業でしたが、終わった後に見てみますと、大変すっきりした道路となりました。これで散歩も一層さわやかに歩むことが出来るでしょう。
関連記事:6月5日5月30日、5月15日

9月 032007
 

2007-09-03(1).jpg

 昨日9月2日昼前から、暑寒沢のお祭りが行われました。
 11時から会館横にある暑寒沢稲荷神社において祈祷、その後会館内で宴が開かれました。ここ毎年、オードブルなどの料理の他、青年部が一品を振る舞うのですが、今年は「室蘭焼き鳥」でした。こちらは中々好評でした。
 当の私の方は、昼真っからのビールをかなり飲み、翌日まで高体温となる現象がありました。

8月 262007
 

2007-08-26.jpg 雨不足です。今日になって2件、灌水のエンジンがうなり出しました。我が家も明日、スプリンクラーの段取りしようと思っています。
 さて、今日は夕陽が一段と奇麗でした。車中からの映像(運転中で無い)をアップしておきます。

8月 252007
 

2007-08-25.jpg 本日25日の北海道新聞留萌版にプルーン収穫の記事が載りましたので、覚え書きとしてアップしておきます。
 記事内では「スタンレー」収穫となっていますが、当果樹園ではまだまだ色ついていません。チェーアンはボチボチ収穫し直売で無人販売となっています。
 池田果樹園では、入り口にプルーンののぼりがあがっていましたので、早生のプルーンが本格化しているものと思いますが、当果樹園での本格的収穫は9月に入ってからとなりそうです。

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