今年度もミツバチのお役目を終了し、今夕、果樹園から運び出しました。今年はダラダラと花が長引き、リンゴの花はまだ咲いていますが、サクランボの防除が間近になり、協議の結果本日となりました。
総じて今年の開花期は気温が低く、サクランボもりんごも花びらがなかなか散らない年となりました。しかし、低温被害を乗り越えて、場所によって数少ない結実したサクランボが粒状になってきて、病気やミバエにやられてはもったいないので、りんごの花が散らずともミツバチを終了したわけです。
さて、ここ何年もミツバチに刺されなかった私ですが、今回、ほほのあたりを刺されました。新品の網を被っていたのですが、超粗悪品。被った直後に破れ、その隙間からミツバチが入ってきたらしく、チクリと右のほっぺたを刺したのでした。
昨日から消石灰を果樹園にまいています。昨年、新品で買ったライムソーワ、初デビューです。消石灰はアルカリが強いため、花時期の今は不適かとも思いますが、気持ちの勢いがついちゃっていますので、まいちゃいます。ブロードカスターと違って、ライムソーワはそれほど拡散しないので、花まで飛ばないだろうとの楽観的憶測もありますけど。
普及員のKさんから10アールあたり50kgを目安にとのアドバイスでしたが、穴の開け具合とトラクターのスピード(どの段のミッションを使うか)などいろいろやってみないと散布量分からない。結局これまで10回分やってもまだ定まらないで、試行錯誤中です。
ライムソーワはスター農機製。確か「MLS1580」の機種。トラクターより片側10?15センチ幅広でして、すでに数回、サクランボの樹やブドウの支柱などに擦るようにぶつけてしまいました。
スター農機株式会社は4月1日より社名を変更して株式会社IHIスターと社名変更したようです。IHIグループだったんですなぁ。石川播磨重工とかシバウラの関連かぁ。IHIは宇宙産業にも手を伸ばしているので、このメーカーも宇宙にあやかって「スター」と名付けたのかなぁなどと、白い粉まみれになりながら考えてました。
9日から10日にかけて霜被害は、結果はまだはっきりしていませんが、深刻な予感です。燻煙しましたけど、どれほどの効果があるのか疑問を感じながらも出来る限りの労力で深夜の奔走。しかし、微風もありましたから霜と言うより「低温」でありましたし、低温は約5時間の長時間で人間の無力さを実感しました。
暑寒沢よりも高い場所にある見晴町のF果樹園のサクランボの花は完全に凍ったようで、朝には写真のように赤く変色していました。これ見てから暑寒沢のサクランボを再度見てみますと、なんとなく変色しているようです。
リンゴも風船状になった中心果や側花も雌しべが褐変しております(写真)。側花の中には無事なのもあります。詳しい調査をしなければ程度の程はわかりませんが、被害は甚大の様相です。
11日から12日朝にかけても霜注意報が発令。霜対策役員の私は21時頃から農協に待機して各地の気温測定状況を見ていました。アメダスを見ると今回は余市でも低温となっていました。増毛は摂氏4度でして余裕。しかし、10時ころになると急激に低下してきました。1度ほどに下がりましたが、「昨日より暖かい」と皆、余裕というか開き直りで燻煙作業に入った人は一部でした。結果、マイナスにはならずに済みまして、まずまず安堵でした。
昨日、深川から果樹園の方が見えられ、増毛の霜対策について聞きたいとのことでした。どうやら、深川でも10日、低温に襲われマイナス4度以下になったようで、花はもちろん葉まで凍結したようで、深川の音江地区は増毛よりもさらに深刻とのことでした。今回の低温被害は全道的に拡大しているかも知れません。
低温になりました。現在(9日深夜24:50)マイナス1度からマイナス1.5度 朝まで何度下がるか・・・・
サクランボ園の数カ所でもみ殻点火して燻煙中・・・・
[06:00追記] 軽トラにデジタル温度計をぶら下げで燻煙しつつ度々温度を見るとマイナス1.6度に下がりました。さくらんぼ特に南陽の付近9カ所で、もみ殻の上に薪を載せて点火。枝切りで残していた枝も乗せて火力を増加させました。何度もみまわり火力が落ちていたら薪を投入したりと深夜にわたり格闘しました。その間、温度は上下するもいずれもマイナスのまま推移。
しかし、夜中2時頃コンビニで夜食購入しパンやカップ麺を食べた後、急に体が言うことを聞かず、ついに体力つきるように防寒を着たまま床に寝てしまいました。
通常の霜ですと、一番冷える朝2時から4時ころに点火となりますが、今回は23時頃からマイナスとなり同時に作業を開始しました。結局私の場合、3時間しか体力かせ持ちませんでした。肝心の4時頃は体力消耗しなすすべ無しでした。
さくらんぼ、りんごの現在の生育ステージでは、一番低温に弱い時期で、マイナス1.5度が1時間晒されても影響あるデリケートな時期です。
先ほど確認すると私のデジタル温度計の最低メモリでマイナス2.5度となっていました。増毛アメダスでは今日の朝4時でマイナス1.6度を記録しております。結局、約6・7時間、暑寒沢地区はマイナスの低温に晒されていた事になります。今回の低温は増毛果樹園全域に深刻な低温障害が広がったのではないかと思います。
サクランボへの受粉のために入れられいてたミツバチを今夕、果樹園から遠く離れた場所へ移動しました。予定では明日と明後日に薬かけ(リンゴ・サクランボへの殺菌剤)を行い、10日に再び果樹園へミツバチを持ち込むことになっています。
5月1日朝に入園したミツバチは、異常に早まった開花にちょうど間に合ってグットタイミングでした。しかし、気温の高かったのも最初の数日で雨だったり気温が高くても強風だったりと、今年はサクランボ花とミツバチにとっては過酷に年となりました。サクランボの花びらはまだ一向に散って来ないのですけど、梨やりんごの開花直前(梨はすでに咲いていますけど)となってきましたので、果樹協会役員会の結果、本日の移動となりました。
今日は霜注意報が出ましたので、これから農協へ出向いて対処します。
たぶん満開です。サクランボ。佐藤錦も南陽も水門も咲いています。いつもでしたら南陽は花が遅れがちなのですが、今年はサクランボ全品種が咲いているように思います。
昨日、湯ノ沢地区へミツバチを置きに入ったのですが、この地区は例年でしたら暑寒沢より5日から1週間ほど遅く、暑寒沢から出向くと別世界のように感じられるのですが、、今年はサクランボがポツポツ咲いて数日しか遅れていませんでした。
まぁ、この暑さで湯ノ沢地区でも生育が一気に進んだものと思います。
さて、今日は南よりの風が強かったぁ。アメダスデータで13時で15メートルの強風が観測されていました。気温は11時で20度に達していましたが、風が強いせいで体感は少々寒かったように思います。
サクランボが満開なのに、この強風でミツバチはさほど活発で無かったように見えました。この強風がどう影響するのか、現段階では不明です。