鹿児島からミツバチの第一陣が昨夜到着し今日の早朝、トラックから荷下ろしすぐに各果樹園へ配置しました。去年は5/9に到着し果樹園に入れたのが5/13(夕方)ですから、実質去年より2週間も早くミツバチを導入したことになります。
ミツバチ達は巣箱の蓋を開けた途端、3日ぶりの外へと一斉に飛び出しました。3日間の長旅でミツバチ達はのどが渇いていたらしく、アスファルトに打ち水したちょっとした水たまりに大挙してやって来て水分補給をしていました。
また、今日は気温がドンドン上昇して、増毛アメダスデータでは午前10時に25.3度を記録。今年初めての夏日となりました。サクランボの花は、勢い咲き出しました。もちろん開花状態は品種や場所によりますが、開花した花には早速ミツバチ達がさかんに訪花しておりました。やきもきした今年のミツバチ到着ですが、ちょうど良いタイミングで配置出来ました。
暑寒沢、黒岩、朱文別地区など約200箱の巣箱があちこちに設置しています。
また、増毛町果樹協会では秋におけるスズメバチの被害軽減のため、ペットボトルで作るスズメバチトラップ用の誘因液を協会員へ配布しました。
今時期のスズメバチは女王が巣場所を物色する時期ですが、もしこの女王を捕まえられれば秋の巣一つ分の駆除効果があります。今年の液の調合はカルピスグレープ・水・日本酒をブレンド。一人1.5リットルずつ配布しました。
ミツバチが1日に果樹園へ入る予定なので、その前にサクランボやリンゴへ薬剤を散布しなければなりません。昨日は雨で出来なかったので、今日と明日の2日間で散布を終えたいのです。
しかし、今日は午後から雨の予報が入っていました。私にSSが回ってきたのは午後2時前。teinki.jpとみんなの天気予報でレーダー映像を見ると15時30分頃に厚い雲が通過する予報が出ていました。しかし、昼過ぎの天気は薄曇りで、散布を決行。
3タンク目を合わせたところ、弱い雨が降ってきました。やっぱり予報は当たった。
しかし、幸い道路が濡れる程度で流れるような雨ではなかったため、1時間後散布続行。夕方までにサクランボとプルーンの散布を終えました。明日、りんごをかけます。
【サクランボ・プルーン】 5タンク
殺虫剤:ダイアジノン水和剤 1000倍
殺菌剤:サンリット水和剤 2000倍
30日追記
【りんご】 2.5タンク
殺菌剤:ベフラン液剤25 1000倍
殺虫剤:トクチオン水和剤 800倍
【梨】 1タンク
殺菌剤:デランフロアブル 1000倍
殺虫剤:トクチオン水和剤 800倍
今日、今年第一回目の薬剤散布をしました。散布中は風がほとんど無くて散布日和ってかんじでした。石灰硫黄合剤は目にしみますが、昨年も使ったサンバイザーは優れ物。穴を開けた部分にストッキングをクリップで留めて、SS旋回時など薬剤が降りかかりそうなときは、サンバイザーを覆面にして、通常はつばを跳ね上げておけば視界ばっちりでした。
対象:サクランボ、リンゴ、梨、プルーン
薬剤:石灰硫黄剤 約10倍 7タンク
(ワイ台リンゴにはマシン油混用 2タンク)
※去年は4/22でした
今日の午前、比較的すぐ頭上にオジロワシと見られる飛翔物体と遭遇しました。何枚かとりましたが、やはりカメラが500万画素3倍ズームというコンパクトカメラでは、ズームが足りなくて思うような写真は撮れませんでした。
でも、まぁ、これまでにない近距離でしたので、大きく撮すことが出来ました。
オジロワシは雄壮でダイナミックですよ。
ダイナミックと言えばこのブログ、MT4.1でアーカイブのみダイナミックパブリッシングで公開していました。しかし、やはり再構築など面倒なので、すべてをダイナミックで行こうと思いまして、これまでもあれこれやっていました。
ファイルをhtmlに出力してやってみたりしましたが、今日から一応RSS、RSDファイル以外をダイナミック・・・に設定しました。また、各記事のファイルは拡張子をphpに戻しました。
今夕、フタムラ化学さんがわざわざ名古屋からいらっしゃいました。去年の4月7日以来何度か来園いただいていますが、今回は更なる良品質製品が出来たとの情報を頂きました。
果実の着色促進のため、収穫前地面に反射シートを敷くことがありますが、従来は銀色の「シルバーシート」でした。しかし、本当は太陽光の反射は低く、しかし熱の反射はするといった事で、ジャー銀をやめて白色のシートで可視光線を主に反射してはどうかと言うわけで作ったのが「セルオンパール」です。
去年使ってみますと、水が含むと重たいとか脚立やトラクターなどが踏みつけると据え付けピンの所が裂けるなど弱点もありました。
そこで今年は強度を増して「パールライトSH」を作ってみたとの事でした。表面コーティングの原料が高いので価格も高価になるとのことでしたが、耐久性が増すならばユーザーにとって歓迎出来ます。
フタムラ化学さんはメーカーなので、ユーザーの要望などがストレートに製品に反映されるので、単なる卸屋とか販売店にはないレスポンスの良さが感じられます。
今年も季節になりましたら、新製品を使ってみようと思います。はたして額面どおりかどうか試して見ようと思います。
2月6日に逝去された本間さんの住宅周囲にある果樹園の剪定を手伝ってきました。 同じ班の果樹園主と本間さんが属していた防除組合員ら約10名で、本間さんの住宅周囲のりんご、梨、サクランボの剪定を一気に済ませました。本間さんは年明けてすぐに剪定を始めており、何割か済んでいましたが、しかし我々からすると枝が厚かったりしますので、一応一通りの樹にハサミを入れました。他にある果樹園は隣接果樹園に売却する予定となっています。
高齢化とか耕作放棄地など進んでいることは農業委員をやっていると知識ではあるんですが、こうしてお隣さんが急逝して果樹園畑の再編などが行われると、時代の変革点が肌で感じられ寂しい気持ちになります。
本日、仁木町にて北海道果樹協会主催の桜桃剪定講習会が開かれました。午前中は勝浦園のサクランボを実際に剪定しながらの実技講習で、講師ははるばる山形県から来ていただいた山形県果樹部会長の軽部賢一氏に務めていただきました。
増毛町からは14名が参加。冷え込んだ朝6時マイクロバスにて出発。途中日本海のけあらしを眺めながら10時前仁木町に到着。空知や石狩など地元を含め約100名の果樹生産者が集いました。
出席人数で熱心さは必ずしも測れませんが、JAさっぽろから25名もの大量参加が目立ちました。
果実は日光が当たらないと良品質にならないため、日陰を作るような枝を払う訳ですが、理屈では解っていてもなかなか「切れない」のが実際で、このような講習会に参加することで、頭のリセットが出来るわけです。
午後からは会場をJA新おたる仁木事業所に移し、軽部さんの講演と普及センター、試験場から近年の気候に伴う注意事項や、高品質生産に向けたアドバイス、最新品種情報など伺いました。
帰路のバス運転は私がする事になり、シバレかけた路面を慎重なるハンドルとアクセルワークで無事帰って来ました。