5月 012008
 

 鹿児島からミツバチの第一陣が昨夜到着し今日の早朝、トラックから荷下ろしすぐに各果樹園へ配置しました。2008-05-01(1).jpg去年は5/9に到着し果樹園に入れたのが5/13(夕方)ですから、実質去年より2週間も早くミツバチを導入したことになります。
 ミツバチ達は巣箱の蓋を開けた途端、3日ぶりの外へと一斉に飛び出しました。3日間の長旅でミツバチ達はのどが渇いていたらしく、アスファルトに打ち水したちょっとした水たまりに大挙してやって来て水分補給をしていました。
 また、今日は気温がドンドン上昇して、増毛アメダスデータでは午前10時に25.3度を記録。今年初めての夏日となりました。サクランボの花は、勢い咲き出しました。2008-05-01(3).jpgもちろん開花状態は品種や場所によりますが、開花した花には早速ミツバチ達がさかんに訪花しておりました。やきもきした今年のミツバチ到着ですが、ちょうど良いタイミングで配置出来ました。
 暑寒沢、黒岩、朱文別地区など約200箱の巣箱があちこちに設置しています。2008-05-01(4).jpg
 また、増毛町果樹協会では秋におけるスズメバチの被害軽減のため、ペットボトルで作るスズメバチトラップ用の誘因液を協会員へ配布しました。
 今時期のスズメバチは女王が巣場所を物色する時期ですが、もしこの女王を捕まえられれば秋の巣一つ分の駆除効果があります。今年の液の調合はカルピスグレープ・水・日本酒をブレンド。一人1.5リットルずつ配布しました。

4月 292008
 

 ミツバチが1日に果樹園へ入る予定なので、その前にサクランボやリンゴへ薬剤を散布しなければなりません。2008-04-29.jpg昨日は雨で出来なかったので、今日と明日の2日間で散布を終えたいのです。
 しかし、今日は午後から雨の予報が入っていました。私にSSが回ってきたのは午後2時前。teinki.jpみんなの天気予報でレーダー映像を見ると15時30分頃に厚い雲が通過する予報が出ていました。しかし、昼過ぎの天気は薄曇りで、散布を決行。
3タンク目を合わせたところ、弱い雨が降ってきました。やっぱり予報は当たった。
 しかし、幸い道路が濡れる程度で流れるような雨ではなかったため、1時間後散布続行。夕方までにサクランボとプルーンの散布を終えました。明日、りんごをかけます。

【サクランボ・プルーン】 5タンク
殺虫剤:ダイアジノン水和剤 1000倍
殺菌剤:サンリット水和剤   2000倍

30日追記
【りんご】 2.5タンク
殺菌剤:ベフラン液剤25 1000倍
殺虫剤:トクチオン水和剤  800倍

【梨】 1タンク
殺菌剤:デランフロアブル 1000倍
殺虫剤:トクチオン水和剤  800倍

4月 182008
 

 今日、今年第一回目の薬剤散布をしました。2008-04-18.jpg散布中は風がほとんど無くて散布日和ってかんじでした。石灰硫黄合剤は目にしみますが、昨年も使ったサンバイザーは優れ物。穴を開けた部分にストッキングをクリップで留めて、SS旋回時など薬剤が降りかかりそうなときは、サンバイザーを覆面にして、通常はつばを跳ね上げておけば視界ばっちりでした。

対象:サクランボ、リンゴ、梨、プルーン
薬剤:石灰硫黄剤 約10倍 7タンク
    (ワイ台リンゴにはマシン油混用 2タンク)

※去年は4/22でした

4月 162008
 

 昨日の天気予報では、特に十勝方面は今年の最高気温となるだろうと流れていたのですが、午前10時頃から急に寒くなったぞー。でも朝の内は良い天気で、お隣さんはSSをとどろかせ石灰硫黄合剤の散布をしていました。2008-04-16.jpg
 果樹園のあちこちにエゾエンゴサクが咲き始めました。まだ咲き始めで甘い香りは薄いのですけれど、小さくで可憐な花は故郷を離れた方々には郷愁を誘うのではないでしょうか。
 紫っぽいのがありましたのでシャッターを切ってみました。また花盛りになりましたら白いエゾエンゴサクの咲く場所へも行ってみます。

4月 152008
 

 サクランボの芽が膨らんできました。2008-04-15.jpgここ数日気温が高く、今日も良い天気で例年のゴールデンウィーク並の暖かさとラジオで言っておりました。
 サクランボの芽は日増しにというより刻一刻と膨らんでいるようです。飛行機が通りましたので、ハウスの架かっていないサクランボの枝と一緒に写真に収めましたけど、この写真の芽はさほど大きくなっていません。しかし、うっすら青みかかってぷっくりした芽になっています。

4月 132008
 

今日の午後から、私の属しています第一防除組合のSSを整備しました。2008-04-13.jpg第一防除組合は2台のSS(スピードスプレヤー)を所有しています。春の第一発目の薬剤散布に備え、エンジンオイルやエレメントの交換やグリースアップをしました。
 一回目の薬剤、石灰硫黄合剤は刺激が強いので「やるぞ!」と勢いをつけないとなりません。SS整備で少々覚悟を決めるきっかけともなります。

4月 092008
 

いつも年に何度か絵手紙(葉書)をいただく旭川の「政弘」さんなんですが、このほど超大作の巻物で頂きました。2008-04-09.jpg長さ約2メートルでほのぼのとした色合いと文章は芸術でございます。(写真クリックで拡大しますが、右側から読む事)
額に入れて飾りたいのですけど、こんな長尺の額は無いため、ベニヤに縁をつけた手作り「額」を製作しようと思っています。

4月 062008
 

 今日の午前、比較的すぐ頭上にオジロワシと見られる飛翔物体と遭遇しました。2008-04-06.jpg何枚かとりましたが、やはりカメラが500万画素3倍ズームというコンパクトカメラでは、ズームが足りなくて思うような写真は撮れませんでした。
 でも、まぁ、これまでにない近距離でしたので、大きく撮すことが出来ました。
 オジロワシは雄壮でダイナミックですよ。
 ダイナミックと言えばこのブログ、MT4.1でアーカイブのみダイナミックパブリッシングで公開していました。しかし、やはり再構築など面倒なので、すべてをダイナミックで行こうと思いまして、これまでもあれこれやっていました。
 ファイルをhtmlに出力してやってみたりしましたが、今日から一応RSS、RSDファイル以外をダイナミック・・・に設定しました。また、各記事のファイルは拡張子をphpに戻しました。

4月 022008
 

 今夕、フタムラ化学さんがわざわざ名古屋からいらっしゃいました。2008-04-02.jpg去年の4月7日以来何度か来園いただいていますが、今回は更なる良品質製品が出来たとの情報を頂きました。
 果実の着色促進のため、収穫前地面に反射シートを敷くことがありますが、従来は銀色の「シルバーシート」でした。しかし、本当は太陽光の反射は低く、しかし熱の反射はするといった事で、ジャー銀をやめて白色のシートで可視光線を主に反射してはどうかと言うわけで作ったのが「セルオンパール」です。
 去年使ってみますと、水が含むと重たいとか脚立やトラクターなどが踏みつけると据え付けピンの所が裂けるなど弱点もありました。
 そこで今年は強度を増して「パールライトSH」を作ってみたとの事でした。表面コーティングの原料が高いので価格も高価になるとのことでしたが、耐久性が増すならばユーザーにとって歓迎出来ます。
 フタムラ化学さんはメーカーなので、ユーザーの要望などがストレートに製品に反映されるので、単なる卸屋とか販売店にはないレスポンスの良さが感じられます。
 今年も季節になりましたら、新製品を使ってみようと思います。はたして額面どおりかどうか試して見ようと思います。

4月 012008
 

 昨日はまぁまぁだったんですが、今日は曇りながらも冷たい風が吹き、とても寒い日でした。2008-04-01.jpg夕方になって暑寒別岳が見えていたので、写真撮ってみました。
 ここの果樹園には雪が残っていますが、自宅周辺はほとんど地面が見えている状態です。
 このブログの更新がいつもより滞りぎみですが、ブログデザインであるテンプレートセットがうまくいっていないためであります。ガソリンの暫定税率が切れましたので、このブログの暫定デザインも早くなんとかしたいものです。

3月 302008
 

 2月6日に逝去された本間さんの住宅周囲にある果樹園の剪定を手伝ってきました。2008-03-30.jpg 同じ班の果樹園主と本間さんが属していた防除組合員ら約10名で、本間さんの住宅周囲のりんご、梨、サクランボの剪定を一気に済ませました。本間さんは年明けてすぐに剪定を始めており、何割か済んでいましたが、しかし我々からすると枝が厚かったりしますので、一応一通りの樹にハサミを入れました。他にある果樹園は隣接果樹園に売却する予定となっています。
 高齢化とか耕作放棄地など進んでいることは農業委員をやっていると知識ではあるんですが、こうしてお隣さんが急逝して果樹園畑の再編などが行われると、時代の変革点が肌で感じられ寂しい気持ちになります。

3月 152008
 

 昨日、今日と天気がぐずつきまして、一層、融雪が進みました。2008-03-15.jpgこの悪天候を利用して室内ジョッブをしていました。って、確定申告ですけどね。17日の期限日に提出すべく申請書の清書をしました。プリンターで印刷も試みましたが、余白設定とか「凝る」とかえって時間がかかります。

 損益計算書は手書き、申告書はプリンター印字としました。
 それにしてみ融雪が進むと、せわしない気持ちになります。


3月 112008
 

 増毛町おうとう研究会は、果樹協会とは別におうとう(サクランボ)に特化した栽培・流通を深めようと設立した任意団体ですが、今日、総会が開かれました。2008-03-11.jpg 今日は午前中雨が降り午後から寒かったのにもかかわらず、午後3時からの総会には過半数ぎりぎりの参加者でした。
 今年もサクランボの栽培技術向上と情報配信などの事業が計画されました。
 総会後、農協を通しての取引先である東京の市場から担当者を招いて、増毛サクランボの市場評価・今年の見通しなど伺いました。

 

3月 092008
 

ここ数日は天気が良く融雪が進みました。2008-03-09.jpg
 今日の気温は増毛アメダスによると16時、8.4でした。風も西・南よりがやや強く吹き、融雪が一層進みました。
 場所によりますが、果樹園の積雪は膝から腰くらいの深さになっていると思います。
 夕陽が今日はきれいに見えていましたので、写真を撮ってみました。

2月 252008
 

本日、仁木町にて北海道果樹協会主催の桜桃剪定講習会が開かれました。2008-02-25.jpg午前中は勝浦園のサクランボを実際に剪定しながらの実技講習で、講師ははるばる山形県から来ていただいた山形県果樹部会長の軽部賢一氏に務めていただきました。
 増毛町からは14名が参加。冷え込んだ朝6時マイクロバスにて出発。途中日本海のけあらしを眺めながら10時前仁木町に到着。空知や石狩など地元を含め約100名の果樹生産者が集いました。
 出席人数で熱心さは必ずしも測れませんが、JAさっぽろから25名もの大量参加が目立ちました。
 果実は日光が当たらないと良品質にならないため、日陰を作るような枝を払う訳ですが、理屈では解っていてもなかなか「切れない」のが実際で、このような講習会に参加することで、頭のリセットが出来るわけです。2008-02-25(2).jpg
 午後からは会場をJA新おたる仁木事業所に移し、軽部さんの講演と普及センター、試験場から近年の気候に伴う注意事項や、高品質生産に向けたアドバイス、最新品種情報など伺いました。
 帰路のバス運転は私がする事になり、シバレかけた路面を慎重なるハンドルとアクセルワークで無事帰って来ました。

// // //