イベント終えました。たくさんの方の来園を頂きました。一時ではありましたが大変な賑わいを見せました。来園された方々にお礼申し上げます。
さて、このイベントのきっかけを発案者に伺ったところ、近年の来園者減少傾向があるとのことです。事実、私どもも、不景気が効いているとの実感がありました。また、今日は時間帯によっては混みましたが3時以降は閑散としてきて、車の往来そのものが少なくなっているように感じました。これはガソリンの高騰によるものかも知れません。
また、200グラムのプレゼントは、お客様にはあまりインパクトのある量ではありませんでしたが、果樹園サイドとしても、それほどの負担になっていると思えません。せっかくの幟やPRのエネルギーを使ったのですから、一日に限らず、もっと数日間に渡って行っても良かったかと思いました。
忙しさにかまけて、肝心のPRをおろそかにしていました。本来ならば前もってエントリーしなければなりませんが、当日となってしまいました。
今、朝8時ですが、今日「さくらんぼ食べにおいDay」イベントがあります。これは、増毛町果樹協会が主催し、サクランボ狩入園者に、200グラム相当のさくらんぼをプレゼントする企画です。これにより、多くの方にお越しいただき、増毛町果樹産地の認知度アップを狙い、秋に向けてのリピーターを増やし、観光に一役買おうというものです。
協賛果樹園は、増毛町のほとんどの果樹園27件が参加。果樹園には今日だけの「のぼり」がたてられます。細かな対応は、例えば入園料などは各果樹園により異なります。当果樹園では、入園時に引換券を用意して、帰宅時に、一番甘いサクランボであるミツを200グラムプレゼントすることにしました。
増毛を訪れる「さくらんぼ狩」は、今日がピークとなる模様で結果どうなるかは夕方またエントリします。
今日は朝から雨、一時上るも午後からも時折雨。露地サクランボをこれでもかこれでもかと痛めつけています。 さて、今日(7月18日)付け北海道新聞にサクランボ盗難記事が掲載されました。ネット記事こちら
山形から聞こえてくる盗難ニュースは畑から獲られたのがありましたが、倉庫から盗難されたって、そりゃーひどいでしょ。31キロ9万円相当ですか。おそらく最高の良品を盗られたのだと思います。
全国的に果樹などの盗難がニュースに流れますが、犯人が捕まったニュースは聞かれませんね。
果樹園では、外周などに柵を設けているところは少なく、選果場や倉庫も粗末なところが多いのです。それは全ては、皆の「良識」に依存しているのですね。警察には、早いとこ犯人を捕まえていただき、日本の治安と良識を回復していただきたいと思います。
今日は午前中雷が鳴っていました。日中は雨こそありませんでしたが、どんより曇り。長袖シャツで過ごした私。夕刻になって雨が降ってきました。7月に入って暑い日が少なく太陽が恋しく思うようになっています。
ブログでネガティブな事を書かない方が良いのですが、正直、日照が欲しいです。雨はいりません。
サクランボは、6月に生育遅れをきたしましたが、7月になってさらに遅くなったのではないでしょうか。全般的にいって、サクランボの甘味が十分に出ないまま、色づきが先行している感じがします。さくらんぼも時期だから仕方なく赤くなったようです。
日照が回復して暑くなれば、一気に糖度が上がるのではないかと思っています。しかし、これはあくまで全般的な私の感じている状況であって、結実量の少ない樹や、芽かきなど手入れが行き届いたサクランボは十分おいしくなっています。
北海道新聞の記事より・・・
昨日のニュースでさくらんぼ品評会が話題になりました。こちら
ネット記事は一定期間で削除されますからあえて引用しますよ。
実は全国2位 札幌で初の品評会 道産サクランボ 【写真】 2006/07/12 08:28
北海道果樹協会(森元治会長)は十一日、栽培面積が山形県に次ぎ全国第二位を誇る道産のサクランボをもっと知ってもらおうと、初の品評会を札幌中央卸売市場(札幌市中央区)で開いた。
品種は贈答用などとして人気が高い「佐藤錦」。後志管内仁木町や余市町、石狩市、留萌管内増毛町などの生産者から約四十点が出品された。
色や傷の有無、詰め方、甘みなど九項目について、道農政部職員や市場関係者ら約十人が慎重に審査。一等にあたる道知事賞に仁木町の関井之生さんの出品作が選ばれたほか、六点が入賞した。
同協会の新藤勲副会長は「今年は六月の日照不足で生育が遅れ気味だったが、ここ十日ほどの好天で色や味は上々な仕上がり」と話していた。
品評会終了後、入賞作品は札幌市内のコープさっぽろ五店舗で、一キロ当たり二千五百円から四千円で展示即売された。
<写真:道内産サクランボ「佐藤錦」のナンバーワンを競った品評会=11日午前10時30分、札幌中央卸売市場内>
優勝者は仁木町の関井さんだそうです。
当果樹園も出品予定でしたが、出品締め切りを忘れてしまい参加出来ませんでした。まぁ、参加しても家のサクランボでは入賞なんて無理ですけどね。当果樹園はそんな超高級路線ではなくて、あくまでも大衆嗜好品サクランボを提供しています?なんて自己慰めしてみる・・・・
このニュースはテレビでも取り上げられ、これを見たvery berry氏は、ニュースの伝え方がやっぱり知名度の高い大産地のPRに傾き、増毛のような産地の事はスルーしていて、残念だったとニュースを見た感想をもらしておりました。
さて、もう一題。こちらは今日12日付け道新の留萌版
文面は写真クリックで拡大し、なんとか可読かとおもいますよ。写真は増毛町果樹協会長の山口さんが写っています。
今日は朝から雨。夕方もジリジリして、せっかくの「水門」が露地物は打撃を受けましたね。生育遅れでやっとサクランボ出荷にこぎ着けた矢先に雨。今年の降雨も、絶妙なタイミングでやって来て、露地のサクランボを痛めつけてくれます。(胆振の方はまだまだまだたくさん雨が降っているようで、まったくお気の毒ですけど)
さくらんぼの高級品種と聞けば、一般に「佐藤錦」と返されます。「南陽」とか「紅秀峰」とかありますけど、やはり「佐藤錦」は押しも押されぬ一大品種です。「佐藤錦」の品種は昔からありまして、本当は高級品種では無かったのです。
北海道では一般に「水門(すいもん)」が佐藤錦よりも高級とされてきました。粒は大きいし、鮮やかな赤色になり、完熟するとほんとうに甘くなります。水門が出はじめると、佐藤錦の値が下がるのが当たり前でした。
しかし近年、雨が多くなったせいかと思いますが、「潤み果」の問題が浮上。雨に当たるなどした場合の水門は、潤んでブヨブヨになりやすく、痛みも早いのです。そのため、輸送が発達したとは言え、水門の内地発送は収穫始めから中盤で終わらせる必要があります。このタイミングを過ぎると、内地が35度とかの気温となった場合、いくらクールを使ったとは言え、クレームの発生が多くなるのです。その点、佐藤錦は果肉がしっかりしているので、特にハウス物は、贈り物にも十分に使われます。その為、現在は佐藤錦の方が水門よりも高級となってしまいました。
水門も古くからある品種で、小樽の水門横に実っていた事から「水門」と名付けられたらしく、道産子品種なのでした。増毛では、まさに今、真っ赤に色づいてきましたよ。写真ではその鮮明さが出ないのが残念です。特に露地物はその鮮明さが際だっています。
しかし、今日の午後2時?3時に降雨となり、気温も上昇してジメッとして不快指数上昇の一日でして、水門にとってはやや受難となりました。せめて一週間くらい雨無しでいって欲しいと願っています。
今日、サクランボが超超忙しくなる直前に、りんご・梨へ薬剤の散布をしました。
対象:りんごのみの園
殺菌剤:ロブラール500アクア 1500倍
殺虫剤:ダントツ水溶剤 2000倍
CA剤:スイカル
タンク数:3タンク
対象:梨・りんご混植園
殺菌剤:サンリット水和剤 4000倍
殺菌剤:ダントツ水溶剤 2000倍
タンク数:1.5タンク
現在はサクランボが収穫最中であり、隣接している畑にはサクランボがあって、こちらにドリフトしても影響が無いようにと選出された薬剤です。いずれもサクランボ収穫前日までかけてもOKなのです。ですから、りんご・梨にサクランボ用の薬剤を散布したようなものです。隣に迷惑がかからないのであれば、殺菌剤はストロビーDFを入れたかった所ですが、敢えて割高で効力が限定されている薬剤を選定しているわけです。
昨日昼頃から降ってきた雨は、今日の午前中までぐずつきました。露地のサクランボは、早生の佐藤錦と水門の一部に実割れ被害をもたらしました。当果樹園では、すでにサクランボを収穫直売をしています。もちろんサクランボ狩りもOKです。しかし、お客様の出足は鈍く、生育遅れを十分ご存じのようです。
さて、庭に植えてある一本の柿の樹の花が咲きました。去年はたくさんの実を付けた樹ですが、干し柿にしてやっと食べられる柿です。やはり増毛では積算温度が低いため、大粒の果実にはならず、干し柿にすると一口サイズとなります。
柿の花は、特段に目を引く華やかさは無く、地味に密やかに咲いてます。ガクが青く大きくて、花びらと同じくらいですし、各4枚あります。ちなみに林檎は5角です。
今日、サクランボへ殺菌剤を散布しました。午前中におおかた片付け、その間に散布していない圃場の佐藤錦をちょっとだけ収穫し、夕方にすべて散布終えました。
当果樹園の属するSS(スピードスプレヤー)利用組合は2台有していて、チェリー?世号、アップル?世号とあります。私は「チェリー号」をなんとなく利用していますが、圧力を一定に保つ装置がうまく働いていないようで、片方散布とかの場合、ものすごく高圧になったりします。そこで、手動でメインバルブを回して微調整しながら散布しました。サクランボが始まったので、修理はお預けとなります。
対象:さくらんぼ及び隣接の桃
殺菌剤:インダーフロアブル 5000倍 7タンク
今日の普及センター情報によるとりんごの果実肥大は現在、平年の60%?70%程度で近年では最も小さいようです。りんごは今後の適正着果などの管理が求められます。
さて、サクランボは着色が急に進んでいます。しかし、6月が小雨だったためサクランボも小玉傾向のようで、灌水するようにと指導がなされています。
で、唐突ではございますが、今回は「増毛さサクランボ」について長所短所を語ってみようと思います。
長所:排水性の高い土壌のため糖度が高い。
最北産地であるため、本州産が終わった頃に出荷される(短所であるかも知れない)
短所:他産地より幾分小さいかも(一概に言えないけど)
7月収穫となるが、本州はその時は猛暑となり、本州輸送は気を使う。
小さな産地なので、ネームバリューが小さくロット流通は有利に出来ない。
ありゃー、なかなか長所が思いつかない(汗)
そこでこのブログ読者にお願い。増毛サクランボの長短所をコメント欄で語ってください。
サクランボ雨よけハウスの被覆をやっと完了しました。ポリをかける時、上からサクランボの樹を見ますと、かなり色付いているように見えるんですね。そこで、今日は日曜日なので、お客さんも来られるだろうと、佐藤錦の樹の上部の色づきの良いのを選んで、初収穫となりました。まだまだ小粒ですし、味も本来ではありませんが、「初物」ですのでみなさん喜ばれて買って行かれました。
さて、先日エントリした「ニセアカシア」ですが、今、満開やや過ぎ頃と思いますが、ますます凄い事になっています。花が超満開ですよ。まつやま養蜂園によりますと、今年のニセアカシアの花は例年よりもはるかに多いとの事です。去年はその前年の台風の影響があり花が減少していた分、今年は輪をかけて多くの花を咲かせたようです。
「ニセアカシア蜜」は透明で、今年のように花の量が特化しますと、他の花の蜜の混入割合が少なくなりますので、純度の高いピュアなニセアカシア蜜となるそうです。しかし、純度が高まると、ニセアカシア蜜は透明度がさらに増し、甘さも単純となりコクがなくなると松山さんは言います。ハチミツは、蜜の段階でほどよく混じり合った方がおいしいそうです。
雨よけハウスは未だに被覆を完了しておりません。今日は良い天気となり、我が家通称「藤原のはたけ」の被覆は、やっと完了して「かわらのはたけ」の被覆作業をしております。
ハウスの上に上がると見通しが良くなります。「かわらのはたけ」の場合は暑寒岳は完全に隠れてしまいますが、海側に目をやると日本海(Sea of Japan)が見通せます。隣はK果樹園ですが、お隣さんもポリの被覆をしておりましたよ(写真)。
名前の知らない極早生のサクランボを初収穫。いつもはカラスにほとんどを盗られるのですが、その前に少しばかりの収穫が出来ました。一本しかありませんので、土曜日の来客様に対応できるだけの収量はありませんでした。この品種は真っ赤ですが、小粒ですし味も良くありませので「初物」と言うことでの「お供え」程度にお使いくだされば幸いです。