私、これほど若い人達に注目されたのは初めてです。保健師さんを育てる北海道立衛生学院地域看護学科は、地域保健活動の実際を学習する事などを目的に宿泊交流セミナーを実施。今回、学生達は増毛町の保健衛生の取り組みや増毛町民の生活事情など見聞を広げるためにやって来ました。
で、私は何故かその中で「農家の生活」と言うことで講演を依頼されたのでした。
午後2時半過ぎ、増毛町健康一番館には、学生や関係者約30名が揃っていました。副町長が増毛の紹介をされた後、私の出番となったわけです。
「農家の生活」と言うテーマを無視して、私が話させていただいた内容は、北海道の果樹の概要(産地、歴史、栽培樹種)、増毛の果樹栽培の歴史や特徴、食料が経済活動と連動しているささやかな疑問、果物とお菓子、自然の恵みである農産物を慈しめ、果物は幸せの食べ物、もっと道産農産品を食べようなどで、私にとってあっという間の30分でした。
当然、マシンガンのように語ったのですけれど、聴取していた学生達にどう伝わったかどうか不明でありますが、皆、熱心に耳を傾けていただき有難かったです。
LinkstationをNASと呼ぶようになったのはいつからか知りませんが、私が使っている120ギガのLinkstationは、古い。去年の9月に冷却ファンを交換しているものの、やはりデーターを一台のハードディスクに頼っていては、ディスク故障時のデーター消滅が恐ろしい。しかもこれまで撮り溜めた画像やFM放送の録音(i-tunesに変換)などですでに総データ量は70ギガを越えています。
そこで半年位前から目を付けていた機種LS-W1.0TGL/R1をこのほど購入しました。札幌に行った際には必ず値段をチックしていましたが、ネットよりもかなり高かったんですよ。そして、amazon.comとyodobashi.comの値段を毎日メモしてたんですね。Amazonでは高いときで42000円、最安値は36000円弱だったんですよ。(今日は36900円)一頃よりかなり安くなっています。一方、yodobashi.comでは43800円の15%還元、こちらはさほど値段の日による変化は無い。ところがヨドバシ通販では時折バーゲンみたいなのがあるんですね。5月18日まで期間限定で39420円に15%ポイント還元。実質33507円だったんですよ。いゃー欲しいと思ったら、毎日チェックしておくもんですねー。16日、すぐに購入決定。
昨日到着。このNASには500ギガのディスクが2台搭載されており、もちろん合わせて1テラバイトの容量をフルに使っても良いのですけれど、データーバックアップのため、RAID1を設定して、一つのファイルを同時に2台のディスクに記録するようにしました。どちらかのディスクが破損してもなんとか復活出来るようになり、これまでいつ壊れてもおかしくない一台状態から精神的安心感が得られます。
増毛町果樹協会では恒例の「花見」を19日、秋香園で開きました。(去年は5/29)約40名が参加し、まず普及センターによる今年のこれまでの特筆すべき生育状態の説明などがありました。
ココまでの果樹の生育は、4月の高温で平年で11日ほど進んでいいたのが、5月に入っての低温で持ち替えし、りんごは平年より7日早くなっているとの事でした。
その後、恒例のジンギスカン&ビールとなりました。今年は何と云っても5月10日の低温襲来。作柄がまだはっきりしていませんが、花へのダメージが大きかったので、参加した果樹園主たちは皆さえない表情でした。
昨日から消石灰を果樹園にまいています。昨年、新品で買ったライムソーワ、初デビューです。消石灰はアルカリが強いため、花時期の今は不適かとも思いますが、気持ちの勢いがついちゃっていますので、まいちゃいます。ブロードカスターと違って、ライムソーワはそれほど拡散しないので、花まで飛ばないだろうとの楽観的憶測もありますけど。
普及員のKさんから10アールあたり50kgを目安にとのアドバイスでしたが、穴の開け具合とトラクターのスピード(どの段のミッションを使うか)などいろいろやってみないと散布量分からない。結局これまで10回分やってもまだ定まらないで、試行錯誤中です。
ライムソーワはスター農機製。確か「MLS1580」の機種。トラクターより片側10?15センチ幅広でして、すでに数回、サクランボの樹やブドウの支柱などに擦るようにぶつけてしまいました。
スター農機株式会社は4月1日より社名を変更して株式会社IHIスターと社名変更したようです。IHIグループだったんですなぁ。石川播磨重工とかシバウラの関連かぁ。IHIは宇宙産業にも手を伸ばしているので、このメーカーも宇宙にあやかって「スター」と名付けたのかなぁなどと、白い粉まみれになりながら考えてました。
9日から10日にかけて霜被害は、結果はまだはっきりしていませんが、深刻な予感です。燻煙しましたけど、どれほどの効果があるのか疑問を感じながらも出来る限りの労力で深夜の奔走。しかし、微風もありましたから霜と言うより「低温」でありましたし、低温は約5時間の長時間で人間の無力さを実感しました。
暑寒沢よりも高い場所にある見晴町のF果樹園のサクランボの花は完全に凍ったようで、朝には写真のように赤く変色していました。これ見てから暑寒沢のサクランボを再度見てみますと、なんとなく変色しているようです。
リンゴも風船状になった中心果や側花も雌しべが褐変しております(写真)。側花の中には無事なのもあります。詳しい調査をしなければ程度の程はわかりませんが、被害は甚大の様相です。
11日から12日朝にかけても霜注意報が発令。霜対策役員の私は21時頃から農協に待機して各地の気温測定状況を見ていました。アメダスを見ると今回は余市でも低温となっていました。増毛は摂氏4度でして余裕。しかし、10時ころになると急激に低下してきました。1度ほどに下がりましたが、「昨日より暖かい」と皆、余裕というか開き直りで燻煙作業に入った人は一部でした。結果、マイナスにはならずに済みまして、まずまず安堵でした。
昨日、深川から果樹園の方が見えられ、増毛の霜対策について聞きたいとのことでした。どうやら、深川でも10日、低温に襲われマイナス4度以下になったようで、花はもちろん葉まで凍結したようで、深川の音江地区は増毛よりもさらに深刻とのことでした。今回の低温被害は全道的に拡大しているかも知れません。
低温になりました。現在(9日深夜24:50)マイナス1度からマイナス1.5度 朝まで何度下がるか・・・・
サクランボ園の数カ所でもみ殻点火して燻煙中・・・・
[06:00追記] 軽トラにデジタル温度計をぶら下げで燻煙しつつ度々温度を見るとマイナス1.6度に下がりました。さくらんぼ特に南陽の付近9カ所で、もみ殻の上に薪を載せて点火。枝切りで残していた枝も乗せて火力を増加させました。何度もみまわり火力が落ちていたら薪を投入したりと深夜にわたり格闘しました。その間、温度は上下するもいずれもマイナスのまま推移。
しかし、夜中2時頃コンビニで夜食購入しパンやカップ麺を食べた後、急に体が言うことを聞かず、ついに体力つきるように防寒を着たまま床に寝てしまいました。
通常の霜ですと、一番冷える朝2時から4時ころに点火となりますが、今回は23時頃からマイナスとなり同時に作業を開始しました。結局私の場合、3時間しか体力かせ持ちませんでした。肝心の4時頃は体力消耗しなすすべ無しでした。
さくらんぼ、りんごの現在の生育ステージでは、一番低温に弱い時期で、マイナス1.5度が1時間晒されても影響あるデリケートな時期です。
先ほど確認すると私のデジタル温度計の最低メモリでマイナス2.5度となっていました。増毛アメダスでは今日の朝4時でマイナス1.6度を記録しております。結局、約6・7時間、暑寒沢地区はマイナスの低温に晒されていた事になります。今回の低温は増毛果樹園全域に深刻な低温障害が広がったのではないかと思います。
サクランボへの受粉のために入れられいてたミツバチを今夕、果樹園から遠く離れた場所へ移動しました。予定では明日と明後日に薬かけ(リンゴ・サクランボへの殺菌剤)を行い、10日に再び果樹園へミツバチを持ち込むことになっています。
5月1日朝に入園したミツバチは、異常に早まった開花にちょうど間に合ってグットタイミングでした。しかし、気温の高かったのも最初の数日で雨だったり気温が高くても強風だったりと、今年はサクランボ花とミツバチにとっては過酷に年となりました。サクランボの花びらはまだ一向に散って来ないのですけど、梨やりんごの開花直前(梨はすでに咲いていますけど)となってきましたので、果樹協会役員会の結果、本日の移動となりました。
今日は霜注意報が出ましたので、これから農協へ出向いて対処します。