8月 142007
 

 今日は午前中、ハウスの上で汗かいていたら、防除組合仲間からSSのエンジンが止まったとのsosが携帯に入ってきました。すぐに行ってみると、どうやら燃料系統のトラブルらしい。ヒューズや配管を調べた結果、前エンジンに燃料を送る電磁ポンプが壊れていることが判明。早速余市のメーカーに部品を手配しました。直るまでの間は、もう一台のSSを単独で使用するしかありません。
 午後になり酷暑の中、私はエネルギーを振り絞って薬剤散布をしました。7月の乾燥でりんごのハダニが目立つようになり、場所によっては手遅れの様相なので、暑いとか言っていられなくなったからです。低速、高圧気味に丁寧に散布しました。ダニ剤など効能をより効かせるため、あらかじめ買ってあった展着剤パンガードも入れました。

対象【りんご・梨】 6タンク

殺菌剤:オーソサイド水和剤 800倍
殺虫剤:ダーズバンDF   3000倍
ダニ剤:コロマイト乳剤:   1000倍
スイカル(Ca剤):      1000倍(葉面散布肥料)
展着剤パンガード1000倍加用

対象【プルーン】

殺菌剤:ベルクート水和剤 2000倍
殺虫剤:ダーズバンDF  3000倍
ダニ剤:マイトコーネフロアブル 1000倍
展着剤パンガード1000倍加用

8月 132007
 

 今日もハウスのフィルム下ろしやりましたけど、午前中だけで約1.5リットルの水分補給をしました。昨日は飛行機を撮影しましたが、果樹園ではもっと小型飛行物体がたくさん飛び交っています。
 そう、トンボです。実にたくさん飛んでいますので、時には肩に留まったりしています。
 8月4日に注文した糖度計が今日到着しました。代引きだったんですけど、土日挟んだとは言え、注文してから10日目にしてやっと配達って、この現代、少し遅くね?少々不満。
 不満と言えば、プロバイダをplalaに更新しようかと、思っています。って、すでに2日前に移行済み。メールアドレスとか、IP電話も設定済みです。ただね、メールなんですけど、SMTPの設定をしないとダメって、さっきまでいろいろやっていて学習しましたぁ。あと、レンタルサーバもcoreserverに移行しようと画策中です。

8月 122007
 

 今日はどこでも暑かったと思いますが、増毛も暑かった。アメダスデータでは9時で29.9度となっていました。サクランボも収束気味なので、雨よけハウスのフィルムを何棟が下ろしました。しかしね、暑くて暑くて、パイプでやけどしそうになりましたし、水分補給のためスポーツドリンク2本飲んでも、やたら疲れて、ガオってしまいました。結局11棟分で断念、明日またポリ下ろしやります。
 さて、忙しくて空を見上げる事が無かったのですが、今日は増毛も雲が無く、飛来する飛行機が良く見えました。午前に見たのはずいぶんと低空飛行だったなぁ、機影がはっきり見えていました。午後は飛行機雲を引き立たせて飛んでいきました。
 しかし、上空は風が強くて、一分も経たないうちに雲の形が崩れて、情けない軌跡となってしまっていました。

8月 102007
 

 一昨日、農協の出荷場所に行ったところ、プラムが最上級に真っ盛りでした。当果樹園には、もう、一本も無くなった「大石早生」が、たくさん出荷されておりました。その傍らに、これまた今年の最上級に早いりんごが3箱出荷されておりました。
 品種名「アーリスト」。このりんごも当果樹園には一本もありませんし、増毛でも最下級に作付けが少ない品種かと思います。品種そのものは昔からあって、「お盆」に合わせて出荷すると「お供え」のために売れるらしいのです。味は酸味が最上級に強いとか。
 品種名、味とも最上級に懐かしい最も早く出る品種の一つ「アーリスト」でした。

8月 062007
 

残っているサクランボに夕方、殺菌剤、殺虫剤をかけました。
どちらの薬剤も「収穫前日まで」散布が認められています。

対象【さくらんぼ】 2タンク
殺菌剤:ロブラールアクア 1500倍
殺虫剤:ダントツ水溶剤 2000倍

8月 042007
 

 フタムラ化学さんが持っていたデジタル糖度計で、直売しているサクランボを片っ端から測ってみました。
 南陽は他よりやや低めで、個体によって糖度はマチマチなのですが、やはり何といっても「ミツ」でしょう。なんと実に32度って、これ甘過ぎ?。何故に売れ行き悪いんだべ。お客さんは直売場に入るなり「甘いのどれっ?」て聞いてくる人が多いのにねー。(ちなみにコカコーラの糖度は11度だそうです。こちら参照「糖度調査」
 まぁ、今年は雨が極度に少なかったし、いつもは終わっているこの時期までさくらんぼを成らせているため、完熟中の完熟果があるわけで、糖度が上昇するのもうなずけます。
 しかし、これまで「糖度は高いだろう」と思っていても、こまめに測った事はありませんでした。望遠鏡のようにのぞき込む屈折型糖度計は持っていますが、引出に入ったままでした。
 こんなに糖度が上昇するなら、とりあえずお手軽に糖度を測れる「糖度計」は買っておこうと、このデジタル糖度計(ATAGO PAL-J)を楽天で注文してしまいました。

8月 042007
 

 4月5日に新しい反射シート「セルオンパール」の説明をしてくださったフタムラ化学さんが来園されました。
 当園ではまだサクランボにこのシートを敷いてたたため、その圃場をお見せしました。敷いた直後はこまめにシートを掃いて奇麗にしていましたが、最近はほったらかしだったので、サクランボの落果物などで汚れているところを見られちゃいました。
 「セルオンパール」の効き目は、直射光の当たる部分に敷くのがやはり効果的でした。まぁ、雨よけハウス普及により、例えば佐藤錦は遅くまで成らせることが出来るため、敷いていないところでもそれなりの着色はありましたが、やはり敷いたところの方が早めの収穫が望めるのかと思います。
 このシートを利用したブドウの傘を勧められまして、試験的に今年はブドウにも傘と下のシートを併用して使ってみようかと思います。

8月 022007
 

 川南式の草刈り機は、すでに3世代目だと思いますけど、購入後数年すればあちこち逝かれます。今回は遊動する刃のベアリングがコタコタに破壊され、ぐらつきました。以前からゴーとうなりを上げていましたがついに壊れました。
 そこで昨日、上下2個のベアリングを交換することにしました。以前にも交換した経験から自分でやりました。
 まず、プーリーをはずさなければなりません。しかし、プーリーを固定しているスペリ部にあるボルトがゆるまずにちぎれてしまいました。それでもなんとかバイスプライヤーでボルトは取れましたが、プーリーはなかなか抜けません。そこで王道の道具「プーリー抜き」の登場。しかしプーリーとシャフトは錆びなどで硬く接着されていて、プーリー抜きに相当の力がかかる。もう少しと思った瞬間、プーリーが欠けてしまいました。脱力。やはり無理矢理力ずくでやろうとすると壊れてしまうのは、安倍政権の強行採決など力ずくの結果が、今回の選挙大敗した事と、共通するのかなぁ。と思うこの頃。
 その後もプーリー抜きの位置を変えながらやりましたら、さらに欠け、また欠けしてしまいました。早速プーリーとベアリングを余市の工場へ注文し、部品は今日着いたので、交換作業をやりました。
 シャフトが古いため、ハンマーでたたかれた傷があちこちあったりして苦労しましたが、何とか「治る」ところまでいきましたが、サクランボの忙しさのため、完成は明日に持ち越しとしました。

8月 012007
 

 今日の北海道新聞は酷かったぁ。例のアメリカ下院が日本に謝罪を求める決議「慰安婦決議案採択」を受けて、ここぞとばかり道新の筆が走っていました。もうあそこまで書けば、ジャーナリストとしての報道の枠を越え、自分達の主義主張紙面と化し、社説では「日本憎し」の反日プロパガンダ垂れ流し状態でした。社説子の日本国に対する悪意まで感じられました。
 下院決議は、実は出席者は10名ほどで、声による反論が無くてあっさり可決したらしいじゃーないですか。民主主義を声高にことさら叫ぶアメリカの決議がこんな少人数可決って、これこそ糾弾すべきなのに。こちら参照:東アジア黙示録さん
 こうして拘束力が無い決議は反日勢力にうまいように利用されていくんですね。こちら参照:きち@石根さん

 さて、打ってかわって今日付けの留萌新聞ですけれども、さる7月15日と22日に行われたイベント「さくらんぼ食べにおいday」について記者の感想が載っていましたので、ご紹介しておきます。(写真)
 とかくイベントと言うと、例えばえびまつりの様に公園など一カ所に集客する方式がありますけれども、今回の企画は、果樹園全体を網羅してお客さんを分散する考え方をしています。今後の展開はどうなるかこれから検討されますけれども、幾つかの果樹園をハシゴすると何か特典があるような、果樹園オリエンテーリング見たいな事もアイディアされるかもしれません。

7月 312007
 

 前回からずいぶん間が空きましたが、今日の午前、りんご梨などに薬剤散布をしました。
 殺菌剤「サンリット」をネットで調べると、すももにも登録がありましたので、ついでにプルーンも同じ薬剤を散布しました。

対象:【りんご・梨・プルーン】 6タンク
殺菌剤:サンリット水和剤 2666倍(375g)
殺虫剤:アディオンフロアブル 1500倍

7月 282007
 

 昨夜から今日の夕方まで、時折雨となり増毛アメダスデータによると、ここまで(21:00)の降雨は16ミリとなりました。一日で10ミリを越える降雨があったのは、5月3日ぶりとなりました。
 この降雨により果樹園では灌水作業は一息付いた状態です。一方、サクランボは雨よけハウスの雨どいから滝のように流れる水をよそに、ハウス内のサクランボを収穫しています。我が家でハウス内を一日中収穫に取り組んだのは初めて?で、粒は小さめですが、収穫や選別作業ははかどりました。
 ハウスの外のサクランボは、この降雨により痛みが進むかと思われます。

7月 272007
 

 今日の道新の経済面にサクランボの記事が載っていました(ネット記事はこちら)。旭川神居地区の佐藤錦が箱詰めで大阪へ出荷され、一万円で取引されたとか。旭川地区の果樹園もがんばっていますねー。写真の佐藤錦も粒は大きいし着色も最高ですね。
 雨よけハウスの普及により、完熟した佐藤錦が流通出来るようになり、このような展開がなされるようになりました。
 増毛の佐藤錦はまだこのような木箱一段詰めはしていませんけど、今年は着色がよ良くてこの写真に負けないくらいのサクランボはまだまだありますので、増毛の果樹園にも是非お越しください

7月 262007
 

 今日の午後の休憩時、留萌のフタバ製麺のご協力を得て、出面(Daymen)さん達に流しそうめんを振る舞いました。
 春に九州鹿児島から取り寄せた長い竹を縦割りにして、長さ約7メートルのトイを作っておりました。
 流しそーめんと言えば、鹿児島の唐船峡2005/03/14参照)を思い出しますが、あちらは回転式の流しそーめんでした。まぁ、あれはあれで楽しいのですけど、やはり「流しそーめん」は直線型でしょ。竹の節の内側の隔壁を、凹凸をやや残して取ることで水流に変化が生じ、麺の流れに緩急が付き、風流さ満点。箸の持つ手によって流れの左右どちらに陣取るかによって、流れるそーめんがたくさん掬えるかが決まります。でもどちらに陣取っても楽しさは変わりません。

7月 252007
 

 今年もさくらんぽの「みつ」が甘くなりました。数あるサクランボの品種の中で、「みつ」は最も甘いのではないでしょうかー。一昨年エントリ2005/7/15参照
 今年は雨が少なくて、皮がやや硬い様な気がします。今年の粒は一段と小さいですが、甘さは格段に甘くなりました。
 この品種は、原則として地方発送しませんので、是非ご来園して試食してください。

7月 232007
 

 さくらんぼの品種でナポレオンは、古くからある品種です。(食品広場HP参照
ナポレオンは降雨による実割れがしやすい品種です。玉は大きいものの酸味が強くで、人によって好き嫌いの激しい品種だと思います。しかし、熟すると甘さも増して、元々の酸味と合わさると濃厚な深い味わいと成ります。
 当果樹園ではこの品種の木は残念ながら雨よけハウス外に多くありまして、これまで実割れの無い製品を出荷するのは稀でした。しかし、今年はご存じのごとく小雨に次ぐ小雨。ナポレオンは見事に赤く色付き、甘酸濃厚なさくらんぼに成りました。
 見た感じは色づきがまばらですが、これまた品種の特性でして、とにかくパンチのある味をご賞味していただきたいと思います。佐藤錦のご親に当たる品種でもあります。

// // //