去年たくさんなった庭の柿ですが、今年もまぁまぁなっています。果実の大きさは去年よりも大きいものの、そりゃー売っている**柿とは比べものになりません。
今朝は今シーズン一番の冷え込みで、初氷初霜となりました。増毛アメダスデータでは、朝4時で?1.3度でした。今日は一日晴天ですががしかったです。
庭の柿の樹は、この冷え込みに反応し、葉っぱが一気に落葉し、樹幹下一面に葉っぱの絨毯をなしました。実は少し黄色が深くなりましたが、やはりこのまま放置すれば、シバレ柿となることでしょう。
昨夜は野球の日本シリーズをテレビで見ていました。そしたらパチンコ台のCMがうるさいのなんの。しつこすぎます。こんなに独占的で繰り返し繰り返しCM流したら、かえって逆効果でないのかと思うくらいでした。放送局といい、スポンサーといいデリカシーっていうか、日本人のおくゆかしさってものは無いのでしょうかねーっ(棒読み)。おまけにファイターズが負けたしょや。まったくねー。
で、そのむかつくCMが入ったらすかさずリモコンのボタンを押してチャンネルを替えるわけですよ。そしたら、NHKの衛星で、【にっぽん清流ワンダフル紀行「阿武隈川?福島・宮城県?】ってやっていまして、こちらでも私は怒鳴り声あげて、画面に怒っていました。画像のHPはこちら 番組の趣旨はNHKのHPで見ていただきたいのですが、この一シーンでてすね、桃の果樹園を訪れていたのですよ。
その桃は小振りでした。品種は私には解りませんが、シルバーシートが畑一面に張られていて、手入れの行き届いた果樹園に見えました。旅人(岩本輝雄氏)が果樹園主の説明をあれこれ聞いて、美味しい桃の選び方などレクチャーを受けたんですね。そして、一番うまそうな桃を見つけ「穫って良いですか」と園主に尋ね、園主はもちろん快諾するわけです。
そしたらですよ、この岩本氏はその桃をポキッともいで、そのままこの犬に与えたんですよ。私、怒り爆発ですよ。犬はその桃に歯形を残すように嘗め回してそのシーンは終わったのです。
このお犬様はゴールデンレトリバーがなにか知りませんが、かなりお利口さんで、岩本氏にしてみれば相棒であり、かけがえのない存在でしょう。そのかわいらしさは私もわかりますよ。
しかし、この桃園の園主は犬に食べさせるために、春から手をかけ良品質桃を作ろうと努力してきたわけでは無いのですよ。せめて、岩本氏がその一番美味しであろう桃をもいだら、ガブリと一口食べてまず園主に桃の感想を言ってから、それからお犬様に与えて欲しかったと思います。
当果樹園HPには、「応援団」と言うことで、アッシャーの記事を載せています。アッシャーはすごく利口でかわいいです。しかし、やはり犬に与える物は、ご主人様の食べた欠片とか、選別してハネたリンゴをあげています。(もちろんハネたりんごでも美味しいのですけど)
なにかねぇ、私が言うのもなんなんですが、岩本氏の園主への気遣いの無さといい、野球中継の節操のないCMといい、まぁ、デリカシーの欠如にはがっかりしました。
E1はジュース用のりんごで、かなり酸っぱいです。
去年は10月24日の収穫でしたが、今年は今日もぎました。約45箱+落果3箱でした。
又マイナー作物の話で恐縮ですが、今回はマルメロの話。当果樹園にはマルメロの樹がありまして、もともとはGT果樹園からもらった樹です。そこそこ大きくなっていたので、ミニユンボで移植しました。毎年結実しておりまして、直売に出すとほのかな芳香を漂わせてくれます(写真左)。
大別苅からもぅ10年くらい前かなぁ、やはり移植した樹が3本あるんですよ。こちらは樹齢はあるものの小さくて、なかなか伸びませんで、そのうち1本は枯れました。残った2本、去年あたりから結実を見るようになりました(写真右下)。実は、上記マルメロよりも小さくて半分以下の果実です。葉っぱも小さく、これは「カリン」って言うんだろうと、勝手に解釈していました。
しかし、ブログに載せようと調べると、まずマルメロやカリンは両方バラ科。(カリンは、マメ科の同音種があるけど、そちらは今回無視)。しかし、マルメロは、「マルメロ属」でカリンは「ボケ属」であって、まったく違うことが判明しました。
マルメロは果皮がうぶ毛状のもので覆われますが、カリンはつるっとしまたたのようです。ネットでは、混同しているHPがかなりありますが、「属」が違うのであれば、例えば桃とネクタリン(スモモも参照)のように近親なものではない事が分かりました。
私はまだ正式にカリンを見ていないので分かりませんが、当果樹園にあるのは、どちらもマルメロであることが確信しました。おそらく、小さな方は原種に近く大きいマルメロは品種改良されたものであると思います。
どちらのマルメロも直接は食べられませんが、芳香を楽しむ以外は、ご自分でいろいろお調べください。
「ふじ」は日本のりんご品種構成において圧倒的シェアを得ていて、「ふじ」の作付けは世界へも広がりを見せています。しかし、増毛町において「ふじ」は生育期間が短いためか小玉であり、色付きも悪くて他産地よりも大変不利な状態でした。
世界を席巻しつつある「ふじ」は、その本数が増えるにつれ枝が突然変異する「枝変わり」が多く発見されるようになりました。その枝変わりの一つがふじよりも早く収穫できる「やたか」が出現。ふじのバラエティーが増えました。さらに時が経ち今度は「やたか」の枝変わりが出てきて、やたかよりも色もよく早い品種が登場。それが「紅将軍」です。早生の「ふじ」は、まだまだいろいろ発見育種されて「弘前ふじ」など出てきました。「昂林(こうりん)」も早生ふじの一種で出生がはっきりしないものの、おそらく「枝変わり」として出てきたものと思われます。
北海道産「ふじ」は内地産ふじに品質ではかいませんでしたが、この早生ふじ系統は、他府県と遜色なく果実も大きくなるしミツ入りも豊富で、おいしい良いリンゴが出来ます。北海道の「早生ふじ」は、余市のある出荷組合で「昂林」、深川方面は「紅将軍」と地域を挙げて品種導入が図られておりすでに多くが出荷されています。
当果樹園では、両品種はありますが、まだまだ幼木のため十分な収穫はありません。しかし、外観やミツのびっしり入った濃厚でさわやかな味のこのリンゴは増毛でも高品質りんごで出来、つがる収穫後の品種としてかなり有望で、今後の増毛町での植栽は増え続けると思われます。
当果樹園の紅将軍と昂林はそろそろ収穫されますが、おそらく直売の皿売りで終了するものと思われますが、以後お見知りおきを。
今年もホクレン大収穫祭が札幌三越10階にて開かれました。この催し物はホクレンが主催し毎年秋に行われ、今年で35周年を迎えるそうです。
増毛町の果樹は初回からこのイベントに農協を通して参加してりんごなどを販売しています。あまりにの忙しさで、生産者もお手伝いに出かけ、初日は私とIKD氏が出向きました。
参照:去年の記事 その1、その2
JA南るもい農協、今回はチカラが入っており、スタッフ増強して取り組んでいます。私は、売り子はもちろん荷物運び等の雑用をこなしておりましたが、後半はマリラの追熟の話しとか紅みの説明などをしながら、もっぱらマリラの売り子と成っていました。
増毛のブースは、昔懐かしい「旭」や今主流の「つがる」を中心にネロ、梨のマリラ、千両を販売しています。特にマリラは、追熟が適当で美味しい試食も出すことが出来て、お客様は試食と同時にお買い上げいただけました。
販売の主流はりんごの地方発送で、例年どおり相変わらずの賑わいでした。また、ブースの場所がエレベーターの直面で、エレベーター扉が開くとお客様がドどっとなだれ込んで来る状態で圧倒されそうでした。
まぁ、今日は疲労困憊ぎみで帰って来ましたぁ。このイベントは23日(月)まで開かれ、生産者(主に青年部)は交代で出向くことになっています。三越にお越しの節は、是非10階へお立ち寄りください。
たまに売り場の事も書こうかと思います。10月中旬になり寒さを感じる日が増えました。果樹園に足を運ぶのは、果物狩りが目的の方もたくさんおられましょうが、当果樹園は果物狩りをしなくても、直売だけでも楽しめるような売り場を目ざしています。
売り場が充実している大型スーパーでも、果物特にりんごやブドウなどの販売スペースは、さほど広くありません。当果樹園はおそらく、どのスーパーよりもりんご、ブドウ、プルーン、梨などの果物販売スタイルは負けていないと思います。果物の皿売りや箱売りもあったり、いろいろ工夫しているつもり。値段はスーパーとちがって画一的でなく、高いものから安いものまであって、お客さんはどれにしようか迷うのではないかとおもいます。と、いうより、どれにしようか迷って頂くように品揃えをしています。
ですから、スーパーよりも高い場合もあるし安い場合もあります。しかし、果樹園までのご足労かけても惜しくないような店づくりをこれからも追求したいとおもっています。
高校野球、大量得点差がついても最後まで諦めない必死な球児のプレーに感動します。兵隊さん、死んでも進軍ラッパを放さなかったや、突撃のその瞬間まで操縦桿を握っていただろう特攻飛行士の精神にも、当時の人々のすごさに感銘を受けます。結末の知っている現代の我々が考えるに、先の戦争はコテンパンになるまで戦わないで、さっさと負けを認めていれば被害も軽かったろうにと安易に考えます。しかし、日本の粘り強いトコトン行ってしまう性格は、おそらく日本人のDNAに刻まれたもので、現代人の私にもなんとなく判るような気がします。
さて、このプルーンは「くらしまプルーン」。先の強風で、他の品種プレジデントやベイラーが次々と落果する中、風で煽られ揺すられても尚落果せず、樹にしがみ付いていたのでした。しかし、その実は近くの枝やとがった部分にぶつけられ擦られ、ついに果皮は破れ果肉がえぐられるまでになってしまいました。
そんなになるまで樹にしがみ付いていないでさっさと落果していれば、果実の被害は少々の打撲だけで済み、値を安くしてでも販売出来たものを。ここまで負傷していれば、せいぜい試食に使えるかなっといった程度です。
品種名くらしまプルーン。カタログによると長野県の倉島氏が育成した品種で、日本生まれだ。さすが日本魂が込められている品種なのかも知れません。
参考までに、当果樹園では先ほど完売しましたので、ご用命はまた来年よろしくお願いします。
先日の強風一過に伴う新聞記事が本日の道新留萌版に載りました。
昨日北海道新聞留萌支局長さんがわざわざ来園され、落果の状態などをお話ししましたところ、早速今日の紙面に私の名前でしかもカラー写真付きで載っております。支局長様、取材ご苦労様でした。
数日前にNHKで、家の本家であります仙北登果樹園のりんご狩りのニュースが取り上げられており、お客さんが楽しそうにりんごを袋に詰めておりました。また、数週間前にも秋香園がプルーン収穫のニュースが放映されましたぁ。
いつも道新には批判的な私ですが、地方版にはかなり期待と高い評価をさせていただいている私ですので、今度は明るいニュースで取り上げて頂きたいなぁと内心思っております。
発達した低気圧は、北海道北東に移動し今日の増毛町は晴天となりました。昨日昼から夜に強風が吹きました。「たいしたことナイベぇ」とたかをくくっていましたが、今朝になってやはりそれは裏切られ、あちこちで落果が見られました。
落果状態はその場所により大きくことなり、我が家ではひとどい所で一割程度の落果がありました。全体的には深刻な落果ではありませんが、今後枝ずれ等の果実傷が気になります。普及センターFさんが、暑寒沢をあちこち見たようで、やはり場所によって落果状態が極端らしく、ひどいところは3割落果で、防風林内は全く被害ゼロのところもあるとの事でした。
当果樹園直売所奥の畑に、若干硬くて収穫を控えて残しておいたプルーンがいくつかあります。その一品種プレジデントは半分くらい落ちました。写真はこちら。しかし、多くはすでに収穫済みで冷蔵庫に保管しておりますので、大丈夫です。くらしまプルーンもやや落ちましたが、樹がちいさい割にまだなっています。このプルーンは果皮が黒っぽくなり、糖度も高そうですし、上品な味がしますので、有望な品種ではないでしょうか。
昨日から船舶座礁などの災いをもたらした犯人の低気圧が北海道東海上を北上中。果樹園にも青森から道内にかけて、強風による果実落果をもたらしています。
幸い、我増毛町は、昨日の午前からシトシト雨が永遠続いたものの、風は比較的穏やかでした。しかし、今日になって昼ころからときおり強風が吹いています。現在のところ(15時)目立った落果はありませんが、今後の経過が心配されます。
LBWの天気図によると(写真)、この低気圧の気圧は968ヘクトパスカルで、この前の台風よりもずーと低い気圧。通過速度も大変遅く、海岸ではかなりの強風が吹いているようです。
仁木町勝浦果樹園でも落果がひどいようで、時間経過とともに増毛も強風吹きさらすのでしょうか・・・・
17時追記:ただ今、増毛町の果樹園でも強風が吹いています。北?北西の風。風速は分かりませんが、tenki.jpのアメダス画像ですと、増毛は10メートル程度です。果樹園内はそれ以下でしょうが、枝がかなり揺れています。海岸に面する道路では、波の花が打ち揚げられています。
それれにても、各地の風向が綺麗な左周りとなっており、「低気圧の風の向き」が教科書通りとなっていますぅ。
当果樹園プルーンの中では一番樹数が多く古いくて大木となっているサンプルーン・シュガープルーンのほとんどを今日収穫しました。
サンプルーンとシュガープルーンは、苗木購入時には分けられていましたが、結実するようになって、どちらがどちらか分からなくなりました。サンの方が若干果実が大きいはずですが、今では見分けがつきません。そこで、当果樹園では「シュガープルーン」にして呼称しています。厳密に申すと社会的にダメなのかもしれませんが、これは勘弁してください。
去年は多雨を受け、多くがシワシワ果実でしたが、今年はまだまだプリプリです。しかし、結実が去年より悪い(多分50%くらいかも)し、一列伐採したので、収穫量は約800キロ程度かなっ。
シュガープルーンもサビ果が目立ちますが、大半を冷蔵庫へ直行させましたから、送りをこなしてから徐々に販売させます。