9月 172007
 

 東京大学名誉教授月尾嘉男氏を塾長とする全国18自然塾が相互の意見交換や親睦を深めるべく、15日16日に全国大会が萌州(留萌管内)にて開かれました。
 私も萌州沿岸塾のメンバーでして、一部ではありますがこのイベントに参加しました。
 15日午後、早入りしたメンバーは当果樹園に来園昼食後、私の果樹談議に付き合わされることになりました。14時過ぎには塾長月尾氏の来園。ブドウやプルーンなど果樹園をご案内しました。2007-09-17(3).jpg
 15日夜には前夜祭「ようこそ留萌へ」を礼受牧場にて開催し、全国から来られた塾生達を歓迎したのでした。
 月尾先生は、テレビラジオで活躍中ですが、今回は雑誌BigTomorrowの記者とカメラマンが同行し、今回の様子を逐一シャッターに収めておりました。BigTomorrowには月尾先生の記事が連載されており、今回のは数ヶ月後の記事になるとの事でした。
 16日はメインイベントである全国大会が小平鰊番屋にて開かれましたが、私は梨の選果で忙しくてでられませんでした。しかし、その後夜に行われた懇親会は出席し、留萌管内の自慢の味を堪能しながら各地の塾生との交流を深めて参りました。

9月 172007
 

2007-09-17(2).jpg このブログにもリンクしています仲野フルーツパークの仲野勤さんの記事が、今日の日本農業新聞北海道版に載りました。写真クリックで可読大にアップします。
 当ブログ8月24日のエントリも参照してください。
 敬老の日に合わせての記事掲載となっていますが、仲野さんは「気若し」なので、「敬老」と言う言葉は相応しくないと私は思います。

9月 172007
 

2007-09-17(1).jpg 増毛観光局でも紹介されておりますチョロQ「ましけ消防1号」は、当果樹園でも売っています。
 チョロQは、製造で金型を使うんですが、例えばバスなどは流用が利くそうで、その分安く出来るそうです。しかしこのましけ消防1号は、全くのオリジナル金型。つまり、他に二つとない形のチョロQなのです。
 ましけ消防1号のモデルとなっている実物は、昭和初期のもの。現在は資料として増毛消防本部に保存しており、9月30日増毛秋味まつりには会場に展示される予定です。

9月 152007
 

2007-09-14.jpg たぶん、ハタンキョウ。通称「砂糖すもも」?。豊産性。昔からある。どこの果樹園にもあったけど、最近はあまり見かけない(たぶん)。確証無し。
 黄色く柔らかくなったらOK。素朴な甘さが取り得です。

9月 122007
 

2007-09-12(2).jpg タイトルバーの写真を替えました(以前と同じ表示でしたらキャッシュが残っているので、ブラウザの更新をクリック)。いつまでもサクランボの写真ってわけにいきません。しかしこの所良い写真を撮っていない・・・と言うことでまっ、暫定的に8月に撮した夕陽ので間に合わせました。
 良い絵に巡り会いましたらまたすぐに替えます。

9月 122007
 

2007-09-12.jpg 安倍総理が辞任会見をしている頃、りんごの「つがる」「みちのく」などに落果防止剤、ストッポールを散布しました。
 所信表明演説して直後の辞任って、これ前代未聞じゃーないでしょうか。まっ、以前にも言いましたけど、やりたくないのなら総理大臣を無理に続けなくても良いですから。
 でもね、総理大臣も可哀想ですよ。マスコミからは総スカンだし、選挙では負けるし、せめて強力な味方があれば良かったんですがねー。
 ところで、このストッポール液剤ですが、「つがる」など熟期ころに自然に落果するのを防ぐための薬剤です。植物調整剤って訳です。安倍さんも、ストッポールみたいのがあれば総理にしがみついて居られたのに、今回の総理は自ら落果してしまいましたぁ。

対象【りんご(つがる・みちのく・旭)】
ストッポール液剤 1000倍  1.5タンク

9月 112007
 

2007-09-11.jpg 今日の北海道新聞留萌版に果樹園の話題が載っていましたので、このブログに留めておきます。
 透明フィルムに手書きしてりんごに貼り付けたと言う記事です。
実は私も何年も前に試したのですけど、パソコンで透明フィルムに、あるキャンペーンロゴなどを印刷して貼り付けたんですよ。その時はフィルムが硬く、曲面のりんごにぴったり貼れなく隙間が出来て奇麗な仕上がりになりませんでした。しかし、その時、グレースケールの画像でも、りんごに転写出来ることがわかりました。フィルムがちゃんと貼れさえすれば、こんなサービスが出来そうです。
 例えば顔写真をデジカメで撮り、必要部分をトリミングして、コントラスト調整してまずグレースケールにして白黒反転してネガ状態にする。着色をはっきりさせたければ2階調にする。例えばこんな感じ誰かさんの写真(グレースケールネガ)
 これをプリンターで透明フィルムに印刷してりんごに貼れば、顔写真入りりんごが出来るだろう・・・。と思いつつ、ついつい面倒なので未だにやっていませんが、これせっかく作ったのでやってみよーかな。

9月 102007
 

2007-09-10.jpg 本日午前、増毛町農業委員会は増毛町内の農地が適正に使われているのかなどをチェックする「農地パトロール」を行いました。
 3班に分かれて地区を見回り、私は信砂地区の担当となりました。
 土地登録上の農地は農耕して使わなければならず、住宅とか他への転用をする場合は許可が必要となります。
 巡回では数カ所tが雑品置き場となっていたり、なにやら怪しげな構造物が仮設してあるところもありました。
 農地は厳正に農耕に使うことを法律で定められているものの、はやり離農や高齢化による耕作放棄地が目立ちましたし、奇麗に整地されていた田んぼが、ソバや麦畑になっていたりと農地を取り巻く環境が悪化しているのが肌で感じられました。

9月 082007
 

2007-09-08.jpg 大変心配していた台風9号ですが、増毛直撃コースだったのにもかかわらず、風は全く吹きませんでした。暴風とか強風とか、台風なんだから多少は覚悟していたものの、被害はゼロ。大変穏やかでたので拍子抜けした感じ。これじゃー台風でなくて「退風」かもくしは「怠風」「絶え風」だったんじゃーなかろーかと。
 道内では被害らしいニュースもなかったので、まずは一安心です?。
 秋は台風が直接来なくても強烈な低気圧も来ますから、今回の台風一過は、第一関門無事通過ってところかな。
 写真はイチョウの実でございます。風が吹かなくても自然と落ちる季節となってきました。

9月 062007
 

2007-09-06.jpg

 台風の進路が気になる今日この頃。洋梨「バトーレット」は、通称「パート」ですけど今年は7日からもごうと思っていましたが、明日は雨が予想されましたので、6日の今日から収穫を始めました。
 今年は青色が若干抜けた感じになっています。やはり日照が多かったためと思われますが、小雨のために果実は小振り傾向のようです。場所によっては大きい木もありますが、老木化だったり灌水が滞った所は果実は小さいです。

 収穫は一応Mサイズ以上を目安に収穫。小さいのはもう一週間ほどそのままにして、果実肥大を期待します。
 それにしても台風九号の進路が心配です。上陸すれば勢力は衰えるとは言え、このままでは、関東・東北・北海道と、日本の落葉果樹産地を総なめする進路であり、出来秋を決定づける台風コースとなります。
 p.s洋梨は追熟が必要ですから、食せるまでは十日ほど後になります。

9月 052007
 

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 農地・水・保全の事業として主に開水路沿いの草刈を部落総出で行いました。暑寒沢に於いて「開水路」は、ウルグアイラウンド道路(旧吉宮公園?暑寒沢東公園)にあります。この沿道は自動車による往来は少ないのですが、健康を気遣うペデストリアン(徒歩者)には人気のコースです。
 しかし、道路が完成してからこれまで本格的な草刈など行われておらず、雑草やドングイが約2メートルの水路を覆い隠すほどになっていました。そこで環境を良くしようと、農地・水?の事業を重ねてた訳です。
 約1.3キロ?ほどの道は、いざ取りかかると想像以上に長く、過酷な作業となりました。ブラシカッターによる草刈はそれはそれで大変なのですけれど、水路に落ちた草木を上げ出す作業はもう、大変でした。途中から水量が増してきたり、倒れかけて水路をまたがっている樹木はチェンソーで切ったりしました。
 昼までかかった作業でしたが、終わった後に見てみますと、大変すっきりした道路となりました。これで散歩も一層さわやかに歩むことが出来るでしょう。
関連記事:6月5日5月30日、5月15日

9月 042007
 

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 昨日(3日)、壮瞥の果樹園の面々が日帰りで来町し、増毛の数件の果樹園を視察いたしました。
 壮瞥は、北海道を代表するリゾート地であり、来年はサミットも開催されるくらい絶好の観光地であるため、果樹界では観光果樹園の最先進地であります。ですから増毛なんぞ視察しても参考となるものはありません。しかしそれでも「壮瞥くだもの村」の面々は見聞を広げる事を忘れないと念じているようで、精力的に視察するのでした。
 秋香園では、園主渋谷さんと懇談、他にもマンズレインカットの様子や佐藤果樹園のブドウなどに真剣なまなざしを向けておりました。帰りがけは浜益の善盛園へ。奥まった場所ながら大規模にまた大胆な経営意欲を示す渡辺さんに一同、感化されているようでした。

9月 032007
 

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 昨日9月2日昼前から、暑寒沢のお祭りが行われました。
 11時から会館横にある暑寒沢稲荷神社において祈祷、その後会館内で宴が開かれました。ここ毎年、オードブルなどの料理の他、青年部が一品を振る舞うのですが、今年は「室蘭焼き鳥」でした。こちらは中々好評でした。
 当の私の方は、昼真っからのビールをかなり飲み、翌日まで高体温となる現象がありました。

9月 012007
 

 今日のSTVラジオ日高晤郎ショーの朝のコーナーで、新農林水産大臣が就任挨拶で「やりたくなかった」と発言した言質を取り上げ、「やりたくなければ引受けるな」と激怒しておりましたが、私も全く同感です。この出来事は8月27日の記者会見での発言でした。農水省HP参照(真ん中あたり)

Q: 農水大臣ここまで2代続けて非常に異例な形で交代されたと思うんですけれども、そのポストに就かれたことについて、特別の感想、考えがもしお有りならお話していただきたい。

A: 前任者の様々な問題については私も関知しませんし、コメントをするようなつもりもありません。
一番最後まで残ったポストを私に割り振られたわけですから、「参ったな」と実は思いました。「ここだけは来ない方が良かったな」と思っているくらいでありまして
けれどもお受けした以上は、職員とも初心に立ち帰って、原点に帰って策定したことが実現するようにしていかなくちゃならんと。やはり混迷したり、いろいろゴタゴタしたりした時は何と言っても原点や初心に帰って一から出発していくということが大切であろうと。しかもこれは本当に日本の国益と農業の振興と食料安定供給、安全といったものに貢献できるものだというものであれば、自信と誇りを持ってこれは展開していかなければならんとこういうふうに考えておるところであります。

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あのね、前後の流れからしてそんなに過激に言っていないのですが、しかしね、これね、全国の農業者や農業関係者に対してずいぶんとがっかりさせた発言で、怒りさえ覚えますよ。「やりたくないヤツに大臣をやって欲しくない!」と叫びたいですよ。
 遠藤武彦HPはこちら(大臣就任というのにHPの更新はまだ無い)
 地元ブロガーの記事から見つけましたけど、この方の理念は
「地方がよくならなければ、国はよくならない」とあり、事務所には「森なき民は滅び、農なき国は滅亡する」とも書いてあるそうで、理念はすばらしいですけど、「やる気のない大臣が国を滅ぼす」って、言い返してやりたいと思いましたっ。
 こちらも参照Sasayama’s Weblog:やる気なき農林水産大臣であれば、即刻去れ!!

3日追記:今日、図らずも遠藤議員は大臣を辞任したニュースが飛び込んできました。もともとやりたくなかったポストですから辞任は本望と言ったところではないでしょうか。

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