8月 012005
 

かねてから故障していた水揚げポンプの部品がやっと来ました。雨不足の為に盛んに灌水していた先月は、この機械が故障してから古い古い機械でなんとか間に合わせていたんです。
 部品は一ヶ月もかかると言うので、あきらめていたんですよ。前回の雨以降、灌水はしていませんでしたが、約3週間にしてやっと部品が到着しました。水を掻き出す部分は、ポンプの心臓部に当たると思いますが、この渦巻き状の部品はインペラと言うらしいです。写真左のが新品の部品で、右側が壊れたインペラです。
 このポンプは、「高圧」と言うことで、水が回転で噴き出す円盤の外周部分の隙間は、わずか2ミリ程度でした。この僅かな隙間では、大きめのゴミや砂が入ると目詰まりしますし、オールアルミ製なので、小さな砂でも摩耗が激しくなるのが想像できます。
 私にとっては「高圧」よりも耐久性を重んじたいところです。実際の使用は、スプリンクラーを何基も回しますが、地盤の高低差が少ないのでたぶん「高圧ポンプ」でなくても十分使用できるはずです。しかし、QPポンプには、空冷ディーゼル直結ポンプは「高圧」しか無いのでした。まぁ、そうなると、メーカーに進言したいのは、摩耗に弱いアルミ製ではなく、せめてインペラ部だけでも耐久性のある材質のものにして欲しいですね。
 同梱してもらったメカニカルシールも同時に交換し、組み直していざ試験。見事に水が勢いよく出てきました。部品代はいくらなのかまだ不明ですが、修理代を節約できました。吸管部には、もっと細かな網を巻き付けて、より長く使いたいと思います。

7月 302005
 

さくらんぼ特に「水門」の市場価格が下落しました。他の品種はやや持ち直したものの、一部を除き例年より低価に格推移しているように思います。
 今年は7月も暑いと思った日は少なく、しかしいつの間にかうなぎを食べる日がすぎてしまいました。量販店では、すでに「お盆」に向けての商品形態を取り始めている様で、さくらんぼの販売スペースはだんだんと狭くなっていると言います。
 しかし、今年のさくらんぼは特に水門は、例年より10日ほど遅く生育し、当然収穫も一週間ほどずれ込みました。道内産東京送りは、夏の盛りを向かえ気温上昇し、水門の日持ちの悪さから早々に閉ざされました。道内産「水門」の収穫ピークには、市場は道内のみとなったようで、当然供給過剰を招き価格は下落しました。
 人間が道内さくらんぼを一番欲しいと感じる時になくて、そろそろ欲しなくなった頃にたくさんのさくらんぼが流れ入れ、バランスと言うのは実に皮肉なものです。
 8月に入るとさらにこの傾向は強まって、さくらんぼよりもメロンやプラムの初秋くだものモードになります。さくらんぼは、その暦の狭い隙間に出荷されなければ存在価値がないのです。
 作物は気候により左右されますが、人間は自然界でなく人間の創った「暦」の都合で左右される気難しい存在なのかもしれません。

7月 272005
 

 昨日になって道内各市場でさくらんぼの「水門」の値段が大幅下落したようです。採算とかの次元でなく、包装資材費程度の値段しか取れなかったそうです。
 北海道産のさくらんぼは、本州送りが一部で、そのほとんどは道内消費に依存しています。今年の生育遅れも影響して、市場が欲しい時に品薄で、8月が迫って他の青果物が多く出回って来る時期に、一気にさくらんぼが流れ入れ、需要供給バランスが崩れたのです。さくらんぼは、南陽など高級さくらんぼも同時期に出ましたから、なおさらだぶつきました。
 また、道南を除くと少雨傾向で露地物のさくらんぼがコンスタントに収穫されており、大産地の豊作ぎみもあります。台風接近で、あわてて収穫したために量が増えたかもしれません。
 やはりロットを抱える農協は、この需要供給のバランスを予知する能力も必要ですし、やはり、道内消費に依存する流通体系の見直しや新規市場(流通)の開拓も益々必要となります。「水門」は、今後も生産量は減少するでしょうが、これまで超高級品種と言われている「南陽」や「紅秀峰」も、将来生産量が増えれば今の「水門」の荷の前となると思います。

7月 252005
 

 サミットですが、K果樹園でこんなになっている樹を見つけました。色からいったらそろそろもぎ頃です。
 この品種は熟してくると灰星病や灰色カビ病に弱く、くっついている隣のさくらんぼへも伝染していきます。この樹は露地(雨よけハウス外)にある樹で、通常年でしたら、雨もあたって、特に去年だったら惨たらしい状態だったとおもいます。しかし、今年は雨が無く、病気発生も少ないので、こんなになってもなんとか大丈夫です。
 本来ならば、こんなにたくさん実をつけず、幼果段階で摘果するべきでしょうが、北海道は作付面積が多いく、他のりんごなどの作業に追われてままなりません。

7月 232005
 

 ※忙しくて写真のみ掲載して、文章が後回しになってしまいました。
 直売場にて「これ、アメリカンチェリーかい?」と問うお客様がたびたびおります。しかし、「アメリカンチェリー」とはアメリカで採れたさくらんぼの総称で品種名ではないのです。したがいまして、我が家で直売しているさくらんぼは全て「ジャパニーズチェリー」と言うことになります。
 それでも、品種の生誕地の事を言う場合、「アメリカン」は使うかも知れません。そういう意味で調べると、この「サミット」と言う品種はカナダが故郷のようで、やっぱりアメリカンチェリーではなかったのです。
 さて、なぜお客さんがアメリカンチェリーと思ってしまうかと言いますと、この「サミット」の色と大きさでしょう。粒は大玉です。南陽と遜色ないくらいの貫禄があります。
 色は、黒。としうより、この品種は、鮮やかな赤と縞模様を呈して綺麗で、大変おいしそうな色となるのですが、その頃の味はまだ一歩足りないのです。そして、その時期をガマンして、黒が多くなったところで収穫します。すると、糖度も上って、おいしくなります。多少の「大味」かも知れませんが、熱烈ファンのお客様もおります。
 値段は高めですが、食べ応えがあります。注意は完熟すると日持ちがあまりしないので、お早くお召し上がって欲しいと思います。

7月 202005
 

 基本:高等植物は通常自分と同じ品種の花粉とは結実が非常に悪いのですよ。たくさんの実りの為には別の品種の花粉が必要となります。
 「南陽」:南陽は山形県で育成された、比較的新しい品種です。粒が大きく、超高級品種と有望視された品種ですが、生誕地山形では、結実が不安定のため佐藤錦のようなメジャー品種となりませんでした。
 南陽の花は他の品種から数日遅く開花するため、その時には受粉するべき他品種の花が少なくなっており、その為、年によってはなったりならなかったりする不安定な品種なのです。
 しかし、今年は開花時期が遅れました。しかし、晩生の花も同割合に遅くなったわけでなく、早生も晩生もほぼ同時に一気に開花しました。サクランボに限らず、今年の春はいろいろな花が一気に咲いていたはずです。
 そういう理由からと思いますが、今年の「南陽」はかなりなっています。しかし、生育期間の雨が少ないため、また結実多も相まって小粒傾向です。それでも灌水しているところなどは、それなり大きくなっており、今年の南陽の収穫は期待しています。

7月 182005
 

 今日付の日本農業新聞北海道版「きらり農業人」欄に私が出ました。この記事は、朝のHBCラジオ「朝刊さくらい」の中で朝7時前の今日の農業新聞から・・・(不明確)にもこの記事を取り上げておりました。
 記者さんが取材のおりに、いろいろ質問されて行きましたが、「まぁFMのHPやブログを見ていただければ、判る」と言ってお別れしました。文章はさすがに記者さんだけあって私のブログ駄文とはひと味もふた味も違って、さすがにプロ。決して光っていない私をずいぶんと好印象に書いて頂きました。
 しかし、記事では私があくまでも主人公で、その辺に気を使って頂いたのかも知れませんが、多少違った表現もありました。現在放送中のは「FM緑の風通信」ですが、この番組は私がメインパーソナリティーではなく、中心はあくまでも五志道やミセスパワー、果樹協会青年部の面々でして、私はあくまでもサブのサブであります。文中に「ミセスパワー」や「果樹協会青年部」の紹介が全くなかったのが残念です。
 また、情報を発信する手段はFM放送もそうですが、このブログもリアクションもあまり無い中で書き続けているってのも本当は大変な事なんですけどね。
 でも文中で、「風を送り続けている」って表現はうまいと思いました。

7月 172005
 

 増毛には昔から「ミツ」と言う品種があります。果たして正式な品種となっているのかどうかは不明です。苗木屋さんのカタログにも載っていないし、果樹協会HPにも見つけることは出来ず、ひっとして品種登録されていないかも知れません。「ミツ」に限らず増毛の「水門」も「根ばえ」(根から生えてきた幼木)をちぎって増やしてきたため、「ミツ」も元々は実生であったと思われます。
 この「ミツ」の味は、何たって甘いです。サクランボの品種の中で、たぶん最高に甘いのではないかと思います。色は赤ですが、濃い濃い赤になると完熟の証です。一度食べた人は、きっと忘れられない品種となるかも知れません。
 しかし、欠点は、?小さい。他の品種からすると最小かも。?果肉が柔らかい。ぶよぶよって感じ。?軸が抜けやすい。
 冷蔵庫に入れると数日は大丈夫ですが、通常は完熟すると日持ちがあまりしません。上記?と?の理由から輸送には特に耐えられない品種ですので、発送は原則お断りしています。たまたま入園されてミツを食され、「おいしかったので、身内に送ってあげたい」と申されましても、到着時には軸が抜け果汁がパック内にたまったりするので、発送は丁寧に断っています。
 ですからこの品種は、来園された方だけの「ヒミツ」の品種と言うことで畑内でご賞味ください。

7月 142005
 

 昨日まで雨はないものの日照が少なかったんですが、今日は快晴。しかも気温上昇。さくらんぼの生育が一挙進んだ感じがします。
 「すいもん(水門)」と言う品種は、鮮やかな赤色で、先端がちょっと尖った感じになり、酸味は強いものの熟すると濃厚な味になります。北海道では特に増毛では、古くから栽培されております。この品種は道産子であり、明治時代小樽市で偶然発見された「偶発実生(ぐうはつみしょう)」と思われます。たまたま水門のそばに生えてきたので、「水門」と呼ばれるようになったらしい・・・・?・・正式名称は「北光(ほっこう)」。しかし、一時全国に広まった「北光」は、増毛の水門とは微妙に異なり、増毛の水門の方が、大きいし味も良いのです。昔から水門が収穫されると佐藤錦の値段が下がり、水門は高級品種となっていました。
 しかし、水門は、日持ちが悪く、完熟した後は一日と言えずに痛み出してきます。このため、地方発送には不向きで、北海道内でしたらさほど問題ありませんが、本州送りはクレームが多発しました。この品種は全国的メジャーな広がりを見せることなく減少し今に至ったいます。しかし、増毛では、まだまだ作付け割合は多いのです。
 水門は完熟すると黒っぽい深い赤色になります。今年は生育遅れのため、昨日まではいまいち黄色い水門でしたが、、今日の日照りでその赤色が一気に進んだ感じがします。

7月 132005
 

 7/9書きました部品の事ですが、どうなるのか連絡はまだ来ておりません。メーカー直々に私のようなユーザーへ対応するのには感心しましたが、その後の連絡が無いところをみると、部品が送られてくるのは一ヶ月後と言う事なのでしょう。
 さて、壮瞥では雨が多いようですが(フジモリ果樹園参照)、増毛はこの前の降水量はたぶん10ミリ程度です。石の多い場所に植えられている果樹は、葉っぱが丸まって来ました。また、雨よけハウス内は、そのわずかの雨も当たっていないことから、なおさらガオッててますので、灌水を続行しています。
 以前から使っていた、約30年前(不正確です)の機械です。3インチですが、これを1.5インチ2系統に分けて、スプリンクラーを回しています。
 このエンジンは、水冷ディーゼル。しかし、古い型のためラジエターはなく、蒸発式です。ですから、常に水をエンジンへ補給しなければなりません。全部の冷却水が蒸発すれば、エンジンは焼き切れてしまいます。幸いにして、灌水しているわけですから、排水部に小さなバルブを付けて管で新鮮な水を注いでいます。また、エンジンは古いので、始動の時のクランクを回すのには力が必要で、ベルトを張りすぎるとさらに重たくて疲れてしまいます。
 どうか、QPポンプさんにがっばって頂き、一刻も早い修理部品を送っていただくように願っています。

7月 122005
 

 今日、農業新聞の取材を受けました。地域FMで、地元農業情報を発信しているとの噂?を聞きつけて、記事欄「きらり??・・・」忘れましたに来週早々の新聞に載るそうです。
 まあ、私のHPや特にブログを見ていただければ、別段インタビューをしなくても記事を書くことが出来ると思いますし、FMの方は、「FM緑の風通信」HPを見れば、活動内容も察しがつくはずです。また、以前の番組「りんごの木の下で」は、HPもそのまま残しているので、放送のダイジェストを聴くことが出来ますから、私や私たちの活動をご理解していただきたいと思っております。

7月 102005
 

 さくらんぼが色付いて収穫時期になると、我々の天敵は雨と鳥。雨は雨よけハウスでなんとか防げるが、鳥は困ったものです。防鳥ネットもありますが、面積が大きいとそれも大変です。
 そこで、あちこちから爆音器の爆発音があちこちから聞こえてきます。我が家では圃場が数カ所あるので、爆音器は3台かけています。効果のほどは不明。気休め程度かも知れません。カラスは慣れてくると、爆音で「ドキッ」とするものの逃げなくなります。
 そこで買ったのがこれ。電子防鳥機「バードガード」。これは鳥の警戒するときの鳴き声を定期的に鳴らして、周囲の鳥を近寄らせない仕組みです。農業新聞などに、やや怪しく広告が載っていまして、これは「バッタモン」と思っていましたが、こうまで鳥の害があると、「騙されたと思って」購入しました。株アルト社。約3万円程度。高い。
 スズメやムクドリなど数種類の鳥の鳴き声が録音されていて、音量調節、時間調節ができます。電源は12ボルトで、家庭用電源からはアダプターを、電源のない畑にはバッテリーを使用できます。光センサーもついているため、夜には止まります。
 機械はアメリカ製。いまどき珍しい。パネルのデップスイッチでいろいろ切り替えます。(原始的)。スズメは2種類の鳴き声が録音されています。設定時間になると「ギーギー」「ガーガー」など、人間が聴いても「なにかあったのか?」と不安になるような鳥の恐怖の声が鳴り響きます。
 効果のほどは、正直よく分かりませんが、小鳥には効果があるようで、スズメは近くに寄りません。しかし、ちょっと離れて死角になる辺りには、スズメは平気にしています。
 また、肝心のカラスに対しては、あまり効果的でないとおもいます。まず、カラスの録音されている鳴き声は、弱くで短いし、はっきり聞こえません。また、たぶんカラスは、弱いものいじめもしますから、この程度の鳴き声では、「どこかでカラスがやられている」としか思わないのでしょう。聞こえる範囲にいるカラスは、状況を察知しているのか逃げ出すことは無いようです。
 これ、私思うにですね、mp3プレーヤーがすごく小型であるでしょ。それに時計機能を付けたら、もっと複雑にもっと多くの警戒音とか人間の声なども入れることができるので、そうしたら、もっと安くなるのでないかなっと思いますよ。

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7月 092005
 

今年は小雨の為灌水を盛んにしました。あと少しで全園の灌水を一回りするという寸前にポンプが故障しました。
昨日の朝にエンジンをかけるも水圧が上がらずどうもおかしい。吹管のつまりかなと思って点検するも何ともないので、ポンプの故障である公算が大きい。
 このポンプは数年前に買った、エンジン一体型で、回転部分がむき出しになっていないし、エンジンは空冷ディーゼル。音はうるさいが、性能が良いので「お気に入り」でありました。
 どこかの修理屋さんに頼もうと思いましたが、一応、分解して判断しようと決意。ばらしてみました。すると意外にも構造は単純。合わせ部分はガスケットでなくゴムのOリングであり、これなら自分でも修理可能。内部を見ると水をかき出す羽の部分のアルミ製部品が壊れていました。
 この部分はインペラと言うらしい。この渦巻き状の羽部分は、合わさる回転板と一体となっているはずなのに、なぜかはずれてしまい、動力が伝わらないために揚水出来なかったようです。
 さっそく、機械を買った農協へ行って型式等を伝えて部品を取り寄せることにしました。
 しかし、昨日の夕方になっての返事は、部品到着まで一ヶ月かかるとのことでした。
 激怒!これから、雨よけハウス内の灌水をしなければ、小玉のままなので、灌水は今日明日の問題なのに、一ヶ月とは・・・・・イスラエルあたりから船便で送ってくるのかと思ってしまった。
 しばらくして、メーカー工場(三重)から電話がありました。それによると、九州四国での干ばつにより、思いがけずポンプが売れてしまい、在庫が底をついてしまったとの事。故障の原因は吸い管部に付属の網を着けていなかったのではないかとの事でした。
 また火曜日に部品の発送をどうなるのか、返事が来ることになっています。
しかし、一ヶ月待ちですなんて、よくもシャーシャーと言えるものだとむかむかしてきました。
また、たった数年で、しかもびっちりつかった訳でもないのに故障するとは、部品の不良も考えられると感じていました。メーカーの説明では、付属の細かな網を吸い管に付けないと、細かな砂などを吸い、それがインペラのカシメた接着ビス部にたまってやがて破損する場合があるとの事でした。
 確かに、私は吸い管に付属の細かな網を付けていませんでした。しかし、スプリンクラーを使っていますので、そのノズルが詰まらないように別の網を何重にも巻いて使っており、この状態で破損するとは、結局「造り」が軟弱だったとおもいます。農業で、水揚げポンプの水は、濾過された水を使うわけがなく、川の水だったりするわけで、もし、細かなストレーナーを付ければ、30分で詰まって使いものにならないはずです。
 私が思うに、このインペラ部分は、アルミではなく、もっと耐久性のある部材で作るべきと思いました。ポンプの耐久性がないので吸い管に細かな網を付属した程度でごまかしたと感じるのは私だけではないと思いますよ。私の買ったのは「高圧ポンプ」に属しており、圧力を重点に設計されていて、農業には不向きなのかもしれませんけどね。
 せっかくお気に入りの機械でしたが、やや不信感を持ちながらも電話を待とうと思います。ちなみにメーカーはこちら QPポンプ
 昨日今日、約30年以上前のエンジンを出してきて、それを使いました。こちらのポンプはまだ一回も故障していませんよ!時代が進んでいるのに、すぐに壊れるようなシロモノであれば、日本製でなくてもよいのです。

7月 082005
 

 サクランボの雨よけハウスの被覆作業を一人でやっています。他の果樹園ではほとんど終わっているので、私がたぶん最終ランナーでしょう。ここ2日ほどの雨は、雨量が少なくビニールがなくても実割れはほとんどしていません。6月から乾燥ぎみなので、灌水作業も同時進行でやっているため、ハウスに集中できず、体力は倍も使っている感じがしています。
 被覆はあと数棟を残すのみなので、やっとめどが付いた感じです。
 今朝早くにも0.5ミリの降雨があったようで、葉っぱが乾いてきたのは午後でした。雨量は降らない替わりに、湿度でカバーしているようで、そうなるとサクランボの灰星病が懸念されます。近々殺菌剤散布をしようと思っています。

7月 052005
 

 今日は、増毛町農業委員会の告示日でした。
 また全道的には雨となったようですが、増毛は午前中10時半頃にパラパラと降り、いつのまにか止みました。夕方6時過ぎには再び雨が降り、雨粒も大きく本格的な降雨でした。
 りんごにとっては待ちに待った雨です。しかし、さくらんぼにとっては複雑な心境。佐藤錦はいろづいていますから、雨は歓迎できないものの、南陽などは、果実肥大の助けにもなり、降雨は喜ばしい。
 雨よけハウスは、いろいろな品種が植えられていて、この複雑な関係でも被覆しておくほうが安全というわけで、各果樹園ではビニールかけはほとんど終えています。しかし、我が家は被覆作業おくれており、この数日でがんばってビニールを上げていますが、7割程度の被覆率。夕方は雨の中の作業となり、びしょぬれになってしまいました。
 新しいパイプは濡れると特にすべるので危ないのですが、雨が降りだしてはそんなこといってられません。
 この雨はいくらくらい降るのか・・・・いずれにしても被覆したサクランボは、降雨に関係なく潅水をしなければなりません。うーん複雑。

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