3月 062012
留萌振興局が開催する留萌管内アライグマ・エゾシカ対策研修会が6日、古丹別にある苫前公民館で開かれ、参加してきました。会場には約70名ほどが出席しており、増毛からは7名の果樹農家と2名の猟友会と役場からも出席。
アライグマは増毛では目撃事例はないものの、コレまでいなかった小平町ではすでに多く出没しているようで、増毛に来襲するのはすでに時間の問題となっています。アライグマは元々北米原産で、ペットとして輸入されやがて野生化して現在では北海道全域に生息を拡大し、農作物を食い荒らすなどの被害が多発しています。凶暴にして繁殖旺盛、寒さに強くて雑食しタヌキと違って指先を使えるので木に登ったり農作物をほじくったり出来るので、在来種を脅かす存在でもあります。今後、なんと言っても個体数を減らす対策が必要です。
また、エゾシカは道東では個体数は高止まりしているようですが、北海道の日本海側ではここ10年あまりで約4倍増加しているようで、まだまだ増加中。エゾシカも農作物や果樹木の皮を食べ、田んぼを走ったり寝転んだりして稲を倒すなどの被害が多く出ています。
今回の研修会では、これらの害獣の生態や罠の基礎的知識の講習がおこなわれました。また、アライグマは特定外来生物に指定されていることから、鳥獣保護法によるワナ免許が無くても外来生物法により防除従事者証の交付を受ければワナによるアライグマの捕獲が出来るようになる事から、今回の講習会は基礎的知識を習得して、円滑な捕獲がなされる事を目的としているようです。