4月 022008
 

 毎度北海道新聞にはメディアリテラシーを鍛えさせられていますが、最近ではこのブログにいちいち取り上げて来ませんでした。しかし、今回は書かせていただきます。道新さん!2008-04-02(2).jpgなんですか、今日の社説と卓上四季は。結論から言わせてもらえれば、この反日色の濃い映画「靖国」に与えた公金750万円を返還させてから道新ホールとか非公の場で上映すればいいべやっ。そして表現の自由を謳歌すればよかろう。
 マスコミであるならば、表現の自由は大切であるし憲法とか言い出したくなるのは判りますが、今回の映画「靖国」に対しては「表現の自由」をどうのこうの言っているのではなく、公金に価するのかどうかである。
 公金は政治的・宗教的に中立である映画に対して助成すべきですが、今回は問題が大きすぎます。道新はことさら「自由」を叫んでいますが、本来は「税の正しい使い方」を論争すべきであります。

参照:今日の卓上四季

映画「無法松(むほうまつ)の一生」に、阪東妻三郎(ばんどうつまさぶろう)が演じる主人公が、陸軍大尉(故人)の妻に思いを打ち明ける場面があった。戦争中の検閲でカットされてしまった。死後に妻が言い寄られては、戦地の兵隊の士気をそぐ、ということらしい▼映画や出版物などは、戦後は米軍の検閲を受けた。お蔵入りになった作品もある。それにしても、検閲まがいなど遠い過去だと思っていた。安心はできないようだ▼国会議員が「反日映画ではないか」と問題視する。街宣車や電話で抗議が来る。映画館が後難を恐れる。映画「靖国 YASUKUNI」の上映が、そんな経過で中止になった▼映画製作には文化庁所管の基金から助成金が出ている。自民党の保守系議員が、助成に疑問を持った。そこで要請したのは、一般公開前の試写会開催だ。これは製作側への強い圧力となる▼かつてあった検閲とは違う。だが政治家の介入から、抗議が始まり公開中止になった。日教組が予約した会場をホテルがキャンセルした事件をも思わせる。試写を求めた議員は、上映をやめさせる意図はないと言った。だとすれば要求は不用意だった▼日本政府への批判が「反日」なのか。「反日」だとどんな点が問題なのか。中身を問わずレッテルを張り排除する傾向も広がる。単に「騒動に巻き込まれては面倒だ」と判断停止する人が増えれば、表現の自由はいよいよ危うい。

社説映画「靖国」 上映こそ政治家の責務(4月2日)

 「表現の自由」は、吹けば飛ぶような軽いものなのか。ここは危機感を持って考えたい。 今月中旬から公開されるはずだった映画「靖国 YASUKUNI」の上映が見送られる。予定した東京と大阪の映画館すべてが、中止を決めたからだ。
 「抗議活動で近隣の商業施設や客に迷惑がかかる」「他の映画館が中止する中で上映すれば、非難が集中する」というのが、その理由だ。一部の映画館には街宣車が押しかけたという。嫌がらせの電話もあったようだ。周辺にお構いなしの大音量で身勝手に振る舞う街宣車の行動は、厳しく批判されねばならない。
 だが、この状況で公開を中止すれば上映阻止をもくろむ人たちを喜ばせるだけではないか。
 映画館側の対応は、憲法が保障する表現の自由を自ら狭める行為であり、きわめて残念だ。ここは踏ん張って、上映姿勢を貫いてほしかった。
 映画演劇労組連合会はきのう、すべての映画人に上映努力を求める声明を出した。映画が表現や言論の手段でもあることを考えれば当然だ。
 しかしこれは、映画人だけでなく、社会全体でも考えるべき問題だろう。脅しや暴力におびえ自己規制する社会は、健全とはとうてい言えない。
 ここに至った経緯を振り返れば、異例の試写会を開催させた与党国会議員の責任は大きい。
 映画は終戦記念日の靖国神社に参拝する人、抗議する人などの情景や「靖国刀」を作る刀匠の思いを、十九年も日本に住む中国人監督が描いた。今年の香港国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。
 一方で、「反日的な映画ではないのか」という声があがっていた。
 製作に政府の公的な助成金が出ていることから、自民党の稲田朋美衆院議員が文化庁に問い合わせた。文化庁が奔走し、先月中旬に国会議員向けの試写会が開かれた。
 国会議員という特定の人を対象に試写会を催し、その目的が、映画の公開前に「公費助成にふさわしいかをみる」という発想は、検閲につながるものではないか。
 助成の是非を論じるにしても、表現の自由を考慮すれば、公開後でいいはずだ。
 これが上映中止につながったのだとしたら、試写会に参画した議員も文化庁も責任を自覚すべきだろう。
 文化庁は、開催した経緯をきちんと説明する必要がある。
 稲田議員らは上映中止を「残念だ」と言っている。ならば上映実現に全力を注いではどうか。
 国会議員として、民主主義を守る志を、行動で示してほしい。

道新の意見に賛成の諸君も疑問を持つ諸君も一時間ばかりこちらの国会中継を見よ。

参議院3月27日内閣委員会(直リンクこちら)41分頃から1:35まで(有村治子(自由民主党・無所属の会))

活字で見たい方はこちら・・・文字に起こした方がおります。「特定アジアニュース

 中国のプロパガンダ映画だぜっこれは。日本で上映を強行したら、肖像権とか許諾無いキャストとかで訴えられかねないし、刀匠に気の毒だよ。日本刀は靖国の神体ではないなど、とてもドキュメンタリーとは言えないぞ。
 4月7日から「チッチッキチッチッ 道新が チッチッキチッチ 読みやすい」とCM流して活字を大きくするそうですけど、いくら字を大きくしても、こんな左翼偏向思考で新聞作った新聞はかえって「読み憎い」ですよ。
 最後に「靖国は戦争へ駆り立てる装置」などといっている方、国会の有村議員の最後に発言した部分

この靖国神社というのは本来、御霊と静かに向き合う場所で、国の未来を信じて命を捧げられた御霊やその人、お父さんに一度も抱かれたことのない子供たちが、お父さんの無言の遺骨を抱かねばならなかった、そんな方々がもう60歳、70歳になって、唯一お父さんに会える、好きだった恋人に会える、あるいは息子に会えるというところの遺族のお気持ちに静かに心を沿わせる人間としての常識は持たねばならないと思っています。
 やれ賛成だやれ反対だとプラカードを片手に、意見の異なる相手をそれぞれの数の論理や、声のボリュームで威嚇して思想的に相容れない相手をにらみつけて中傷合戦をするイデオロギー論争の場であり続けることは極めて御霊やあるいはご遺族に対して不遜なことだと思っています。そういう意味でこの映画を助成金、助成をしてしまってオーソライズしてしまった文化行政の過失というのは決して小さくない、極めて残念だ、私たち裏切られたなあという気持ちが本当にしています。

ココは日本人であれば理解出来るバスですよね。

  2 コメント

  1. 日本人の近代歴史観を取り戻さなければ、この国は終わりだね。
    その意味では、安倍内閣の戦後レジュームからの脱却は、大事だったが、反日政党や工作マスメディアに今後も国民はだまされ続けるのかな。なぜ明治維新をしなければならなかったのか。日清日露戦争をしなければならなかったのか。第二次世界大戦は、そして今も生存権を掛けた経済戦争をしているが、政府の無策ぶりは、あの時代と似ているかも・・。当時のマスメディアも国民をあおりミスリードをした責任は大きい事を忘れているのか。

  2. 今日のマスコミは「大阪で上映」のニュースを流していましたが、公金が使われて製作されたことはスルーしていました。
    マスコミの「ミスリード」は決定的です

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